「戦場のメロディ」
原題 THINKING OF MY OLDER BROTHER
2016年 韓国
【メ~テレ】
朝鮮戦争で家族や家を失った子どもたちによる児童合唱団の歌声が人々の心を癒していく姿を実話を基に描いたヒューマンドラマ
1952年、家族や戦友を失い失意のどん底にいたハン・サンヨル(イム・シワン)は最前線から釜山に転属となります
そこで彼は戦災孤児の世話という任務に就き、音楽が得意なことから合唱団を作り、歌を教えることを思いつきます
最初はうまく歌えなかったものの次第に笑顔になっていく合唱団に慰問公演の話が舞い込みます
死と隣り合わせの最前線での公演であることから子供たちの安全を考え一度は断りますが軍上層部の命令には逆らえず出発
行く先々で子供たちの歌声と笑顔は兵士たちに一時の平穏をもたらしますが…
冒頭とラストに流れるのはハンと妹がピアノ連弾のシーン
妹を失ったハンと兄を失った合唱団の少女の姿が涙を誘います
朝鮮戦争が題材の映画を観ると、同じ民族が憎み合い分断されてしまった歴史の不条理が悲しく憤りを覚えます
戦災孤児を集めて悪事を働かせていた義手の男
彼も彼なりの苦しみを抱えて生きていました
その後どうなったのか気になっていましたがラスト近くでチラッと登場
クリーンではなさそうですがそこそこ成功しているようで安心しました
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