文藝春秋
2015年7月 第1刷発行
253頁
第154回(2016年)直木賞受賞
江戸中後期、下級武士たちの恋、友情、生活を描いた短編集です
「ひともうらやむ」「つゆかせぎ」「乳付」「ひと夏」「逢対」「つまをめとらば」
6編とも、序盤からぐいぐい引き込まれるものではありません
しかし、滲み出る味わい深さに頁を捲る手が止まりませんでした
やや物足りないと感じられるところもありますが、これが青山さんの作風と思えば良し
登場人物たちの人生模様、心の機微がきちんと描かれており読後感は大変清々しいものでした
青山さん初読み
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http://todo23.g1.xrea.com/book/wj_aoyama.html
江戸に生きた人々の大半はこんなだったのではないかと思えてきます。
それにしても下級武士の辛さといったら…( ;∀;)