スクラップブッキング日記

スクラップブッキング講師歴18年。
作品作りに明け暮れる毎日です。

内職、無事終了!

2014-11-24 11:50:10 | Weblog




FACEBOOKにもアップさせて頂きましたが、3日間徹夜で作ったフラッグアルバム、
50冊、無事、内職終了いたしました。

使った12インチペーパー、320枚!
テープのり(ドットライナーロング)9本、コニシボンド7本、トリマー替刃1個。
そして「眠眠打破」ドリンク5本。「ユンケル皇帝液」1本。

手は腱鞘炎になりかけ、手の油分はハンドクリームをいくら塗っても油分を吸い取られカサカサ・・
(ニベア、ひと缶なくなりました)
座りっぱなしなので、立てないくらいの腰痛・・・

一晩、ぐっすり休んで、やっと元気は、回復しました。

ところでこのアルバム、なんのために作っているかというと・・

主人はハウスメーカーで働いているので、住宅を購入してくれたオーナーの方、
これから購入を検討して頂いてるご家族に、クリスマスプレゼントとして配布するのが目的。
いわば、お年賀に手ぬぐいを配るのと同じ感覚・・・

でも手ぬぐいとの違いは、去年、イベントでこのフラッグアルバムの講習会をやらせて頂いた時、
お客様からご好評を頂いたので、今回は「ハンドメイドで心のこもったモノをプレゼントする」
というのが、コンセプトらしい。

つまりは「心をこめて作らないといけない」というのが、
何よりの使命なのだ

どうせ、もらった方もSBなんてわかっちゃいないだろうし、
多少手を抜いたとこで、誰が気がつくだろうか・・・

なあ~んて、悪魔のささやきに少しでも耳を傾けてはいけません!!
手を抜くと、すぐ手に狂いが生じ、ほんの数ミリの誤差が命取りになります。

あれ?フラッグアルバムって、そんな難しかったっけ??
今やSBの定番のミニアルバム、誰にでも作れる簡単なものだけど、
講習で楽しみながら作るのと、お金を頂いて作るのとでは、
やはり大きな違いがあります。
いわば、技術は完璧でないと、受注者側からはお金を頂けませんから・・・

ということで、このいつもは「適当、適当」が合言葉の
いい加減講師、七井久美子もふんどしをキリリと締め直し
(この表現ちょっと違う??)頑張りました

とはいえ、やはり夜中、丑三つ時ともなれば、眠さに勝てず、
(もはや眠眠打破ドリンクも効かない)
ケアレスミスも多く、仕上がりも汚い

そこで、翌日には急遽、派遣アルバイトを呼び、助っ人になってもらいました。
それは、今年72歳にもなる私の母、年寄りにムチ打って、
無理やり手伝ってもらいました。

と言いたいところだけど、ムチを打たれたのはこの私。

「何コレ!こんな曲がって貼ったらダメじゃない!!」
「あなた、本当にこれで先生やってるの?」
など、厳しい検品検査役の母の言葉が、いちいち胸に突き刺さる

あげくの果てには、「あなたに習ってる生徒さんが可愛そう」とまで・・

カチ~~~~~~ン

この臨時アルバイトの婆さん、クビにしてやる
もう絶対、老後の面倒なんて見てやらないんだから

とかなり頭にきたが、今はそんなことも言ってられない。
猫の手も借りたいほどだ。
なんせ、期日は三連休期間中。頑張らねば

ところで、SBを知らない人が、このアルバムを手にして
写真を貼るものだと認識してもらえるだろうか?

急に不安になり、パソコンで画像入りの写真の貼り方の説明書もつけた。
あと1枚、というとこでプリンターのインク切れ。
オ~、マイ、ゴット!!

自転車で15分
閉店間際のコジマ電気まで全力疾走で、買いに行きなんとかゲット!
(電動自転車でのフルスピード、危ないので絶対にマネしないでくださいね)

まあ、これで少しは、スクラップブッキングのアルバムだということを
理解してもらえるかしらん

ここまで、私が頑張るには、この内職のバイト代、
「遊ぶ金欲しさ」に目がくらんだわけではなく、
一人でも多くの方に、スクラップブッキングがどういうものか知ってもらいたいから・・

願わくば、このアルバムを開いて、お気に入りの写真を貼ってもらったり、
飾ってもらえれば、なおのこと嬉しい

中には「何?これ」と理解されずに、捨てられてしまうケースだってあるだろう。
でも、そうされてしまったのなら、その人が悪いんじゃない。
作った私が悪いのだ。その程度のモノしか作れない、
相手に気持ちが伝わらないような作品しか作れない
私の技量が足りないのだ・・
だから、ゴミ箱に捨てられないように、必死になって作るしかない!

そう、いつもとは違う意気込みで、
ものすご~く頑張った私。

ついに50冊、袋詰めして完了!
リボンをつけてラッピングしたら、「馬子にも衣装」よそゆきの顔したアルバムが完成!
これから旅立つわが子のように、愛おしさえ感じる。

「幸せになるんだよ」と声をかけて、ちょっと涙ぐんだりして・・
もうこうなると、もはやモノではない。

誰かにプレゼントを贈るということは、
相手が誰だかわからない分、相当の「真心」を込めて作らないと、
何も伝わらない。
時としてもらう側は手作りだから、捨てるに捨てられず
「有難迷惑」にだってなってしまう・・

そうならないためにも、ひとつひとつ真心こめて作った50冊。
きちんと玄関先に、ダンボールに詰めて置いといたのに、
旦那が今朝、忘れて行ってしまった

「・・・・」言葉にならないこの怒り。
帰ってきたら、ただじゃおかないんだから





コメント
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