山梨の花を探して、楽しんで

山梨の豊かな自然に育まれている植物、特にその季節に咲く花について書いてます。

山梨でもスミレシーズン開幕しました。

2022-03-07 21:36:00 | 山に咲く花
近くの里山の麓にスミレを探しに行ってきました。
去年は2/24に咲いているのを確認したアオイスミレ、今年は雪が残っていてなかなか咲かず先週やっと一株見つけられただけでした。
そして一週間、3/7今日はあちこちで咲いていました。
ここのアオイスミレは白い花でアオイスミレらしい、フリフリの花とふつうの花が混在しています。






これからもっともっと咲いてくるので楽しみです。
そしてアカネやヒカゲ、ヒナと主役が変わっていきます。
マルバもエイザンも。そして同時に開花が山の上のほうに移っていきます。

スミレはまさしくタイミング、その短い開花のときに立ち会えなければ存在がわかりません。
アオイスミレなんて一番先に咲くから、特に存在がわかりにくい気がします。



再びキランソウ問題 発覚!

2021-04-17 09:25:00 | 山に咲く花
前に書いたタチキランソウのこともあって、この春は丁寧に写真撮っています^^;
ところが山にはツクバキンモンソウが花開いてきて新たな問題が出てきました。
ツクバキンモンソウと似ているといわれているニシキゴロモ、日本海側だけと
思っていたら山梨のレッドデータブックに載ってました^^;
違いを見ると淡紫色で上唇が長く2裂してると。ツクバキンモンソウ  は白色だから
いいけどタチキランソウとかぶるなぁと。

そこでキランソウの仲間をリストアップしてみると出るわ出るは、悩ましいものの
オンパレードでした。

まずニシキゴロモ関連では、
シロバナニシキゴロモ     ツクバキンモンソウと見分けにくいじゃん^^;
キランニシキゴロモ        なにそれ?インスタに1件投稿あり。これを参考にしよう!

キランソウ関連でも
シロバナ                  見たことあるな〜!
モモイロ                  見てみたい!
ウズ                        ネット検索では差異がわからず
テリハ                     葉っぱの違い? それだけなら見たことある気がします。
オニ、ヒメ、ヤエヤマ  九州南部から沖縄のほうのもの  よかった関係ない!
シンチク                   外来種だけど差異わからず。
ウド                        差異わからずというか写真も見つからず
ジュウニ                   ジュウニヒトエとの交雑種。両方の中間の形態を幅広くもつとのこと。
                              なんとなくキランソウというよりはジュウニヒトエに似てるというものを
                              見たことあるのでそれかもしれないと思うけど。咲きはじめだと難しいかも。
タチ                        やっとキランソウとの差異が確認できたが、他の品種との違いもはっきり
                              しないと、、、

地域が違うもの以外で
写真や差異が不明なものを除いて比較表づくりですね。
それで頭を整理して、あとはひたすら写真を見るかなぁと。インスタにいっぱいあるし。
またこれから山にいっぱい咲き出すので丁寧に観察し、写真を撮っておこうと思います。




山梨のタチキランソウとキランソウ(追記スミ)

2021-03-20 09:01:00 | 山に咲く花
道路など大きな工事を行う際には環境調査が実施され県から公開されます。
ある植物を探して検索していた時にある場所の植物調査を目にしました。
その中に「タチキランソウ」という耳慣れない植物が含まれていました。私だけかも。

手元の「野に咲く花」にも載ってない。
山梨の「植物誌」やレッドデータブックにもない。

ではと日本のレッドデータ検索システムを見てみるとありました!

結果の引用です。

日本の準絶滅危惧種で山梨県の周囲の県では存在が貴重なようです。
どのくらい山梨にあるのか急に興味が出てきました。

その前にタチキランソウを知らないとと思い調べたらすっごくわかりやすいサイトが見つかりました。
上唇がはっきりとあって二つに花弁のように大きく割れているのが特徴のようです。

さてと去年のキランソウの写真を見ていったのですが、珍しいはなでないとあまり気にとめて
なかったせいかアップの画像がほとんどなく見分けられませんでした。
いいかげんはダメですね、ほんとうに。反省してます。

そこで今年は真剣にアップで確認してます。
ところが、、、
これが身延町でみたもの



数日前に近くの山で見たものも同じ感じでぜんぶタチキランソウと思えるものでした。
こうなると逆に上唇がないキランソウを見ないと差異がはっきりとわからないという
変な状況に今おちいってます。
これからたくさん見ていってキランソウを見つけたら追記します。

追伸  これが普通のキランソウですね!


上唇がおしべの半くらいです。
上の形はほぼ平たく両端が猫の耳のように少しとがっているという程度ですね。
まあ中間のものもあると思いますが、おしべと同じくらい長く、大きく2つにとがっているものは
タチキランソウでよさそうです。






早春の花が咲き始めました。

2021-02-13 20:12:41 | 山に咲く花
今週から山梨の早春の花の便りが届いてきました。
田畑ではナズナ、ホトケノザ、ボロギクが咲き誇り、タンポポがやっと。
ヒメオドリコソウが咲き始めました。
近所の公園では私が注目しているチョウジザクラが咲き出しました。
ただこのチョウジザクラ、先日図書館でお借りした「サクラハンドブック」のチョウジザクラと
かなり違っていて、、、   じゃなんなのって調べなおしてる最中です。
素人なのでわからないこと多いです。





山梨の早春の便りはいつも
セツブンソウ、ミスミソウ、フクジュソウです。

セツブンソウは民家の近くにあります。それ以外で咲いている場所をあまり知りませんし
見たこともありません。近所の里山に昔あったらしいので探してますがまだ見つかって
いません。鹿が食べるようなのでもう難しいかなぁ。他県の知人は山でいっぱい咲いて
いるよというので、そんな場所が山梨にも見つかるといいなぁ〜って思ってます。
絶滅危惧IB類なのでもっと目にしても噂を聞いてもいいのだけど、、、、

ミスミソウは里山に咲いているし、山でも最近何ヶ所で見かけました。高い場所は花は
これからなので待ち遠しいです。
絶滅危惧IB類なのです。まだ私が知らない場所が数ヶ所わかったので、そこも
ウロウロ歩いてみるつもりです。花咲く今が探しやすい時期ですよね。

フクジュソウは里も山も知っているのでこれから4月まで楽しめそうです。
ミチノクフクジュソウとフクジュソウがあるそうなのでそれを見分けるのも今年の目標です。
ただ親しまれてきた花なので自然か人が持ち込んだのか微妙な場所にもあります。
それでも群生して咲いている姿をみると心が踊ります。

あとは咲き始めたザゼンソウです。
思ったよりも標高の高いところでも早めに咲くので月の後半あちこち見に行ってきます。

チョウジザクラに加えて、ウグイスカグラ(ヤマウグイスカグラとどっちかも見分けないと)、
そしてダンゴウバイなどの木の花も咲くかも。ツボミや木肌で木の種類もだいぶわかるように
なったので今年は見分けにチャレンジです!

2月ももうあと二週間。
あっという間に春の花開く3月がやってきます。
それまでに調べたい場所や成書もいっぱい!
いよいよ 私の心にも春がやってきました。頑張らなきゃ(^^)