少し前ですが3年ぶりに畑熊のミスミソウを見に行ってきました。
まわりが落ち葉だらけなのにミスミソウのまわりだけありません。丸い範囲で
ここは山梨県の自然記念物に認定されている場所です。
途中で何人かの方と出会い、この場所についてお話をお伺いすることができました。
昔はほんとにたくさん咲いていたよ。
かなり盗掘されてもうほとんど残ってないよ。
今年はぜんぜんないよ。
それから上のほうや植林地の中も歩いて、花や葉を探しました。
前に来た時よりもやはりずいぶん減っていました。
わりとピンクっぽい色の花があるのがここですね。
結構荒れているので盗掘とかよくわかりませんでした。
むしろ気になったのは斜面の踏み荒らしでした。
上の岩の横に咲いていたんですがそれを撮ろうととして斜面を登った跡が、、、。
よく見るとその登るために踏み込んだとこには葉っぱが、、。
近くですがこんな場所もありました。
まわりが落ち葉だらけなのにミスミソウのまわりだけありません。丸い範囲で
葉がのぞかれてましたい。う〜んて感じです。
両方そうですがそれほどまでして写真を自分のためのいい写真を撮りたいのでしょうか?
山野草が好きとか保護が大事といってるかたでも以外に多いです。
また林の中には動物なのか人なのかわかりませんがいっぱい道ができていました。
盗掘だけでなくこんなことの積み重ねが減少につながっているのではと思います。
ルールやマナーを守ってといわれるけど、ルールやマナーってどんなことなんでしょうね。
別に考えてみたいです。きっと人によって違うと思いますし。
中には道で踏まれないようにこんなふうに岩で囲ってありました。
こんな方が多いといいなぁと感じました。
県が自然記念物として指定しているのにどうしてここまで守られてないのでしょうか?
看板に書かれてる県の条例はこんな感じです。
曰く
8 この条例において「自然記念物」とは、動物(生息地を含む。)、植物(生育地を含む。)、地質鉱物(所在地を含む。)等で住民に親しまれているもの、ゆい緒のあるもの又は学術的価値のあるもののうち、将来にわたつて保存する必要があるものであつて知事が指定したものをいう。
将来にわたって保存する必要があると。
県のHPにはここの詳細な情報もありました。
私有地でした。勝手に立ち入りましたが、公開していただいてる方 ありがとうございます。
でも指定されたのが昭和49年 西暦1974年だから もう約50年守られてきたのですね。
昔の本を読むと芦川渓谷にはあちこちにミスミソウがあり、そのうち一番多く集まっていたここを自然記念物としたと書かれていました。他のところは元気にまだ生息しているのでしょうか、気になります。
山梨のレッドデータブックによれば生息してるのは4メッシュ、少ないです。
県内ではとても有名な場所なので、県や町のこういった関係の方や自然監視員の方など監視役の方もきてらっしゃるのでは。
でも以前としてなにも保護に手が出せないのはどうしてなのでしょうか?
私有地だからなのでしょうか?
他にいい写真が撮れる場所がまだあるからでしょうか?
お金がないからでしょうか?
いろいろ考えてしまいました。
近くのセツブンソウ生息地も今年は激減したと感じました。
なんとか次の世代につなぎたいです。