ふきさん同様アルバムを整理していたら
想い出があふれ出す。
しばし・・・そこに留まってしまう。
そして・・・・何も出来ない
もう何回も書いていて・・・・
だけど、私の中では消え去らない事の一つ。
これは「愛」を保護した時の姿。
人が滅多に来ないだろうダム。
息子は当時バス釣りにハマっていてそこに居た。
後ろを振り向くとこの汚い犬がチョコンと座っていて
尾っぽだけを振っていた。
我が家にはもう2匹のシーズー犬がいた。
帰宅して汚い犬がいたけど、捨てられたんかな~と話した。
「なんで、連れて帰らんかったの?」とここまでで終わっていた。
それから4日後息子から電話があった。
「あの犬がまた後ろにいるけど、どうする?」だった。
「すぐ連れて帰り~~」と返事したものの
保護するのにダムに飛び込もうとしたり断末魔の声を出して
抵抗したと言う。
丁度この日は息子の誕生日7月29日だった。
真夏の暑さの中ぼろ雑巾の様なフエルト化した毛からは悪臭がはなたれ
信じられない位の様子だった。
目の淵は虫に噛まれたか?いぶしこぶしになっていて
脇はうじゃけて血が出て・・・毛は塊となり
ペットショップで丸坊主に。
引き受けてくれたトリマーさんは
(本当は絶対に引き受けないそうです)
50匹位のダニがいたと言っていました。
ペットクリニックに行くと推定7~8歳でケージの中で長くいたため
前足が短く何度も出産した後ありで産めなくなって捨てられたのでは?
との事でした。
沢山の愛を貰えるようにと「愛」と名付けられたこの犬は
3年は悲しそうな顔が消えませんでした。
だけど・・・
我が家での12年、20歳で亡くなるまで本当に幸せな人生(犬生)だったと
確信出来ます。
pipiには本当に迷惑な存在の愛だったとは思いますが