安倍内閣が「秘密保護法案」の国会提出をねらう緊迫した情勢のなか、日本弁護士連合会(日弁連)は23日、東京・有楽町駅前で緊急行動を行い、「国民の知る権利を侵害する同法案を廃案に追い込みましょう」と訴えました。
約30人の弁護士が法案の危険性を知らせるビラを配るなか、山岸憲司・日弁連会長らが次つぎとマイクを握り、「情報は国民のものです。必要な情報は公開されなければならない。政府にとって都合の悪い情報を隠そうとするのは民主主義にとってきわめて危険です」「法案が成立することのないよう、反対の声を上げていきましょう」と呼びかけました。
ビラを受けとって訴えに耳を傾けていた女性(50)は、「友人から危険だと話に聞きましたが、自分の生活には関係ないと思っていました。私たちの知らないところでいろんなことが進められていくのは怖いです」と語っていました。