官邸前アクション
貧困問題に取り組む人たちでつくる「このまますすむと困っちゃう人々の会」は7日、東京・千代田区の首相官邸前で、生活保護改悪や社会保障制度改悪の反対を訴えるスタンディングアクションを行いました。今回で21回目です。
参加者は次々とマイクを握り、今月1日から強行された生活保護基準の引き下げに対して抗議の声を上げました。
自立生活サポートセンター・もやい代表理事の稲葉剛さんは、政府の社会保障制度改革国民会議が提出した報告書が、医療費の患者負担増や年金の引き下げなど、あらゆる社会保障の切り下げを打ち出していることを批判し、「このまま黙っていると、どんどん改悪されてしまう。こうした動きを絶対許さないと抗議の声を上げていきたい」と語気を強めました。
今、必要でない人でも必要になるときがあるかもしれないー生活保護
以前、生活保護を受けていたという女性(50)は、「今は働いていますが、いつまた病気で生活保護を受けるかわかりません。今、必要でない人でも必要になるときがあるかもしれない。生活保護は社会保障の基準なので、守らなくてはいけない」と語りました。
日本共産党から田村智子、吉良よし子両参院議員が参加しました。