稲田朋美防衛相は27日、東京都板橋区内で開かれた自民党の都議選候補の集会に出席し、「防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いしたい」と発言しました。
自衛隊法は、防衛省職員、自衛隊員の政治的行為を制限し、政令で地方公共団体の議会議員選挙で特定の候補者を支持することを禁じています。稲田氏の発言は、防衛省と自衛隊も組織を挙げて選挙に協力すると表明したと受け取られるものです。
稲田氏はこの後、記者団に「防衛省、自衛隊の活動に当たり、地元に対する感謝の気持ちを伝える一環でそういう言葉を使った」と弁明しました。
稲田氏は即刻辞職を
小池書記局長がコメント
日本共産党の小池晃書記局長は「もっとも中立的でなければならない自衛隊という実力組織を選挙のために利用することは言語道断。稲田氏は即刻辞職すべきだ」と述べました。