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経験を生かさぬ社会に進歩はない

2016-11-23 | 被害状況・被災地の現実

よみがえる恐怖 11/22日福島県沖M7・4 

海が見たくないと下を向く子ども、もう津波の映像を目にしたくないと涙をこぼす母親、災害のニュースを聞くたびに胸がふさがるというお年寄り…。東日本大震災のあと、こうした心の傷を何度も耳にしました。

 よみがえる恐怖のなか、どんなに不安な朝をむかえただろうか。きのう早朝、東北から関東の太平洋沿岸が強い揺れに襲われました。福島県沖を震源とするM7・4、最大震度5弱の地震は、あのときと似たような揺れ方を

 広く津波が押し寄せ、漁港では小型ボートが転覆。川の逆流も起き、仙台港で観測した高さ1メートル40センチの津波は3・11以降最大でした。夜明けに高台をめざし、心配そうに海を見つめる人たち。心の傷が重ならないことを祈るばかりです

 いま強い地震が起きると、津波とともに、私たちの頭に浮かぶのが原発です。今回も東京電力・福島第2原発3号機で使用済み核燃料プールの冷却装置が一時停止しました。いったん事故が起きれば取り返しのつかない原発。それにしがみつく社会や政治が、いかに愚かな姿か5年前、福島の厳然たる事実が示しています。

 いまや自然災害は忘れた頃にやってくるものではないでしょう。大きな被害を出した熊本をはじめ、今年をみても鳥取や北海道が強い地震に見舞われています。それだけでなく、噴火や異常気象も次々と起こっています。

 いざ災害というときに経験や教訓を生かしてこそ、人間の知恵ではないか。そのたびに、不安や悲しみを上塗りしていく社会では進歩はありません。

 


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