「市民を巻き込む無差別攻撃はただちに中止を」「犠牲者に哀悼のキャンドルを」―。
イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの空爆と地上侵攻の停止を訴えた緊急集会が21日夜、東京都内で行われ、NGOや市民500人を超える人が参加しました。
主催したのは、日本国際ボランティアセンターなど、人権やフェアトレード、開発支援、宗教交流でパレスチナと関係を持つNGO15団体です。
集会では、ガザで支援活動に取り組む女性がリハビリテーション専門病院をイスラエル軍が攻撃し、犠牲者が出たことを現地からリポート。「私たちは日常生活を送っているのです。無力です。武器なんか持っていません。これは集団虐殺です。一般市民が犠牲になっている」と訴えました。
集会では、リレートークや各宗教による哀悼の祈りが行われました。
キャンドルを持った参加者らが人文字で「GAZA(ガザ)」をつくり、停戦と哀悼の願いをこめました。
夫と1歳の子どもと参加した女性(28)は「パレスチナ出身の友人がいて、現地の様子を聞き、胸が痛い。子どもたちを犠牲にするのはやってはいけないこと。この集会で世界になんらかの力を発信したい」と話していました。