真島議員ら 福岡・朝倉
日本共産党の真島省三衆院議員は6日、記録的な豪雨に見舞われた福岡県朝倉市の災害現場を緊急に調査しました。山口律子県議、田中ようじ衆院5区予定候補、岡野隆県委員長が同行しました。
真島氏らは、濁流と流木で民家や店舗が大きな被害を受け国道が通行不能となっている山田地区や、多くの住居が浸水、中学校の基礎がむき出しになった比良松地区などの被害状況を視察しました。
須川地区でブロック製造業を営む男性(52)は、「工場の被害は製造してみないと分からない。漏電が心配。田んぼに道路のアスファルトが入り込み油が浮いていると近所の人が教えてくれたが、まだ見に行けていない」と話しました。
宮野地区の避難所を訪ねた真島氏らは、避難者に声をかけ、「がけ崩れが怖くて帰れない」「地域の方が行方不明で捜している」「家が半壊。どうしたらいいか分からない」との声が寄せられました。
家が全壊し母親とともに避難している62歳の女性は、「裏山が崩れて家も小屋も巻き込まれた。現在の場所に住み続けることは考えられず、家を撤去したいが個人の力ではどうしようもない」と語りました。
調査を終え真島氏は、「住宅の被害で帰宅できない方が多数おり、床や畳に段ボールを敷いて寝泊まりしている。高齢の方もいて、早期に仮設住宅を整備しなくては。被災者生活再建支援制度の適用や農業者・事業者への支援も必要と感じた。今後も調査に入って被災者の状況をつかみ、生活と生業(なりわい)の再建のため全力を尽くしたい」と語りました。
仁比議員ら 大分・日田
日本共産党の仁比聡平参院議員は6日、大分県日田市に入り、被害の大きい現場を調査しました。日隈知重、大谷敏彰両市議、堤栄三県議らが同行しました。
日田市内では本流の玖珠川(筑後川)や支流の花見川が、泥色の濁流となって激しく波打っていました。
仁比氏らは、堤防や護岸が大きくえぐられた清水町や財津町、JR久大線の鉄橋が流された光岡(てるおか)地区などを訪ねました。花見川は5年前の九州北部豪雨でも堤防が決壊し、多数の浸水被害が起きています。
清水町住吉の堤防横に住む男性は自宅に通じる道が川側に崩壊。「このままだと建て替えたばかりの自宅が水につかる」と早期の護岸整備を訴え、上手(のぼて)地区の自治委員男性は「水門から川の水が逆流し、農業用水路が泥で埋まった。何とかしてほしい」と訴えるなど、危険や不安を訴える声が相次ぎました。
仁比氏は住民らを激励し「これだけの被害が出ている中、災害救助法が適用された。まずは救助体制を直ちに整え、避難に万全を期すことが大事だ」と話しました。
「九州大水害対策本部」を設置 党国会議員団
九州地方の福岡、大分、長崎、佐賀、熊本の各県を襲った集中豪雨による大水害に対し、日本共産党国会議員団は6日、小池晃書記局長を本部長とする「九州大水害対策本部」を設置しました。
体制は次の通りです。
本部長・小池晃書記局長・参院議員
本部長代理・堀内照文衆院議員・災害対策部会長(衆院災害対策特別委員会委員)
副本部長・赤嶺政賢衆院議員
同・真島省三衆院議員
同・仁比聡平参院議員
同・大平喜信衆院議員(衆院災害対策特別委員会委員)
同・武田良介参院議員(参院災害対策特別委員会委員)
事務局長・田村貴昭衆院議員