10/5(木) 18:34配信
共産党の志位和夫委員長は5日、時事通信のインタビューに応じ、立憲民主党との連携強化に意欲を示した。やりとりは次の通り。
―衆院選の位置付けは。
最大の争点は「安倍暴走政治」を続けていいのかどうかだ。安全保障法制、特定秘密保護法、「共謀罪」法、どれも違憲の立法だ。安倍政権を退場させ、新しい政治をつくる選挙にしたい。立憲民主党、社民党と連携して戦っていく条件ができてきている。連携を最大限追求し、政権を追い詰めたい。
―安倍晋三首相は衆院解散を「国難突破解散」と銘打った。
安倍政権が暴走政治を続けていることが日本にとっての最大の国難だ。退陣させることが日本の国益になる。
―目指す政権像は。
野党連合政権をつくろうと提起してきた。この立場には変わりない。ただ、どの段階で現実のものになるかは、戦いの中で見極めていきたい。
―希望の党を含む野党候補が乱立し、与党を利するのではないか。
安倍政権への最大の援軍になっているのが希望だ。希望の果たした役割は、野党共闘をつぶし、野党を分断することだ。まさにそれを実行した。「自民、公明とその補完勢力」VS「市民と野党の共闘」が本当の対決構図だ。
―希望は「原発ゼロ」を掲げている。
原発問題で一番の争点は再稼働を認めるかどうかだ。私たちは再稼働に反対だ。希望の小池百合子代表は原子力規制委員会がOKといったら再稼働は認めると言っている。
―民進党の希望への合流についてどう思うか。
野党共闘の流れに対する背信行為だ。希望の党公認候補になった方は(安保法反対など)これまでの政治信条を捨てたことになる。有権者にどう説明するか問われる。説明できなかったら根本的な政治家の資格が問われる。
―小池代表は衆院選に出馬しない考えだ。
政権を取ると言っている党の党首が出馬しないとなると、政権を取ったときに、どういうスキーム(枠組み)になるのかが問われる。しかし、都知事をなげうって出るのも無責任だ。
最終更新:10/5(木) 20:47 時事通信