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汚水が町なかに流出した ― 南区太田窪の藤右エ門ポンプ場付近

2016-09-25 | 埼玉県、さいたま市、南区の出来事

守谷千津子市議まちづくり委員会での質疑 

9月20日の議会、まちづくり委員会での質疑で取り上げた質問を紹介します。
守谷市議は先日8月22日の台風9号の襲来で地元南区太田窪の藤右エ門ポンプ場付近で汚水が町なかに流出した問題を取り上げました。

議案外1


 答弁に立った担当課部長からはポンプ場のゲート故障による事故であったこと、流出後に
600戸以上の清掃、消毒作業をおこなったこと、故障個所を修理、強力なジャッキなどを整備して再発防止に努めるなどの報告がされました。 

 起きてしまった事故は仕方がありません。しかし、この事故を通じて大きな問題点があることを指摘しました。

● 分流式下水道では本来、汚水と雨水はまったく別の管に分かれています。
 大雨が降ったからと言って、汚水管に雨水が混入したために一気に水量が増えてゲート
 が故障することはあり得ないことです。 
汚水管に雨水が流入することは「誤接」という事
 態が
起きていることの表れです。

  そして、今日本の法では雨水処理は公費(税金)で処理、汚水処理は私費(住民の自己
 負担)となっています。 
誤接が起きていることは、この原則が壊されて住民が本来払わな
 くても良いはずの雨水処理費用まで
負担をさせられているということになります。

  守谷市議はこの問題を何度も議会でも指摘してきました。にもかかわらず、またも起きて
 しまいました。
今回の議案外質問での答弁では、太田窪地域等の第7処理分区に限って
 も
「誤接」調査はまだ9%程度しか行われていません。

  市は一刻も早く下水道事業者などと連携して誤接調査に取り組み、改善指導を行って
 水に雨水が流入するという、「あってはならない」事態を
改善させるべきです。

  都市のライフライン、基盤整備は住民のくらしに直結する問題です。 予算をしっかりと確
 保して
市の責任で最優先で取り組むべきではないか、と質問しました。


  


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