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陸自大宮駐屯地毒ガス問題で市に申し入れ

2013-09-08 | 地方政治

災害・事故時の対応と市民への説明会を求める

   陸上自衛隊大宮駐屯地(北区日進町)の化学学校で、サリン等7種類の毒ガスを保有し、多い年で500グラム以上製造されていることが、塩川鉄也衆院議員へ防衛省が提出した資料で明らかになりました。
 また、化学学校の内部規則で「緊急時の措置等」として「地震、火災、又は特定物質〔編集部注:毒ガス〕の製造等に伴う事故の発生」を想定し、「被害が駐屯地外に及ぶ恐れがある場合には、直ちに自治体、警察署、消防署、近隣の住民及び自治会並びに駐屯各部隊に通報する」と定めています。

 しかし、市は毒ガスの存在をこれまで認識しておらず、毒ガスの存在も、化学学校からの通報があった際の対応についても、いっさい説明がされてきませんでした。
 これでは想定されている事故時に市民の命と安全を守ることはできません。また致死性の毒ガスが人口密集地に大量にあることも見過ごせない問題です。

 こうしたことから党市議団は8月2日、市に対し、
①国の説明を求めること
②事故・災害時の対応を具体化すること
③化学学校に軽微な事故でも報告させること
④住民説明会を行うこと
⑤化学学校の移転を求めることを申し入れました。

 申し入れに市は「製造・保管について事実関係の確認をおこないたい。そのうえで、国の管轄ではあるものの、安心・安全の面から対応を検討したい」と回答しました。

 党市議団は引き続き市民の命と安全を第一に、行政と協力してこの問題に取り組んでいきます。


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