老後の日々

果物に野菜作り等、
今では趣味にして気間々にやっています。

日本人の姿がここに見える思いです。

2008年03月09日 | Weblog

私の畑の梅の木に早くからメジロがやって来ています。多いときには7~8羽来ますがたいていは2羽です。

野鳥は周囲に気を配ることを怠りません、そして小さな梅の花からも少しの密を集め、せっせと動き回っていて休む事もないのかと思って見ていると。

比較的安全な木の中で2羽が寄り添って互いに身体の虫を取り合って羽を休めています。

この姿を見て長年守ってきた農地で少しの物も大切に一生懸命作物を作る老夫婦を思い出されてなりませんでした。

メジロはミカンが好物です。ミカンを半分に切って梅の小枝に刺して置くとやはり外敵に気を配りながら食べています。

我が畑で作ったミカンなので皮が硬くて食べられないものが幾らか有りこうして食べてくれると嬉しい事でもあるのですが。

それをヒヨドリが見つけてやって来てメジロを追い払い。それこそ皮までむしったり、もぎ取って地へ食べ落としてしまいます。

このヒヨドリに今の日本人の姿がダブってきて、腹立たしくなります。

食料さえ、自分で作る苦労をせずに他国をあてにし、しかも、毎回のように食べ残しては捨ててしまう傲慢さ。

外国からの輸入食品にはエビのように環境破壊を代償に作られた物も数多くあります。

遠い国からの運搬には沢山のエネルギーが消費されています。地球上は食料不足です。

食べる方も、出す方も少し賢くなりたいものです。最近中国冷凍ギョーザ中毒事件で大騒ぎし、中国製品すべてを排除しょう等と簡単に言ったりして良いのだろうか。

我が国今中国であれ北朝鮮であれ、何処の国とも外交を絶てば困るのは自分たちではないのでしょうか。

外国産うんぬんより先に、我が国土を有効に利用し自らも働く民族にもう一度返るべき時ではないかと思うのですが??