老後の日々

果物に野菜作り等、
今では趣味にして気間々にやっています。

幾つになっても人の親なんだなぁー

2008年03月15日 | Weblog

自分で鉄工所を初めて36年、手を引いてから4年近くなる。 経営にも仕事の段取りにも一切口出しはしない、でも、たまに現場を手伝いに行くとやはり口やかましく言うってしまう。 それには理由が有るんですが?。それまで鉄工所に勤めた事もなく、誰に教わったでもなく。

ただ自分の器用さを信じて始めた仕事。最初に始めたのは他の仕事ですが、仕事がなく外交で貰った仕事がきっかけで鉄工所になってしまった。 だからやり方も分からない、よく同業者が現場で遣り掛けている仕事を朝早く見に行くんです。

物を盗むと犯罪です。でも当時は技術は盗み取るもの、弟子入りしても手に取ってはなかなか教えてくれなかったので、それは当たり前として来ましたが生活には追われぱなし。 安全第一ではやっていられなかったんです。常時怪我でした。

23才から交通事故を含め大小骨折だけでも20数回嘘のようなほんとの話です。 大きな怪我ではありませんが回数が多くなると骨折なのか?ヒビなのか痛みで判るんです。 だからヒビだと思ったら病院には行きません。ギブスを巻かれると何も出来なくなるからなんてす。

そんな体験を繰り返しやっていますので現場では特に他の者に怪我をさせたくないし、小さな物損事故でも仕事の収入をなくしてしまう。 安全に・きれいに・早く納めて自分も喜べる仕事でなければいけない。 何時になっても職人気質が抜けない。だから今回もくたびれ損をしてしまった。

息子が螺旋階段補修工事を請け危険を伴う仕事。補修をしながら古い鉄板を短く切り離し下ろしていく作業。 5階の屋上まである階段、物を落とすことは許されない。

気を使いながら道具の片付け掃除役、仕事から離れているのに久々に一週間、長い一週間でした。 無事に完成でほっとしていますが、今回も周囲の人は口やかましく感じたと思います。