「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

「戦争法案」とやらの嵐が去って思うこと

2015年10月01日 | 国を憂う

・・・あえて、タイトルをコチラで書きました。


というのは、このブログを安保法案は戦争法案だ、と思っている人や、


訝しんでいる人に読んで欲しいと思ったからです。


ハナから決めつけている、中国・半島の手下ドモはもうどうでもいいのですが、


わからないまま、メディアに流された人には、


少しでいいので、気づいて欲しいなぁと淡い期待を抱いている次第です。









・・・しかし、ひどかったですね・・・野党。


あれ、法案反対派の人でも、まっとうな日本人なら辟易したのではないでしょうか?


個人的に最も醜悪だと感じたのは、野党女性議員のピンクのはちまき集団ですね。


ここに「女性」という名詞を入れることすら許し難い感じの醜悪さでした。


あとは、津田議員の大沼議員に対する暴行。


国会の中で行われたことだとは思えないことが次々に起こりました。


あれが、民主・共産・社民・・・日本人モドキの中国・半島の手下の正体ですよ。


あれだけ見ても、中国が日本に攻めてきたりしたらどうなるかが、


容易に想像つきそうなものです。


「話し合いで解決」って、


話し合いがそもそもできなかったことがわかりますよね?


自分に都合が悪いことは、話をすり替えて、


他人の揚げ足をとって責める。


あれが、奴等です。


そんな人たち相手に、話し合いで解決できますか???


民主・共産・社民はみんな暴力に訴えていましたよね?


国会の外で、デモをしていた人たち・・・


警官に暴力をふるい、柵を壊し、ゴミをまき散らし、外に糞尿を垂れ流して、


「戦争反対」を叫んでいました。


この人たちが、本当に平和を望む人たちに見えますか?


「憲法違反を許さない9条を守れ


と叫んでいる人たちは、ごく普通の日本の法律を遵守しません。


当たり前のように無視します。


まだ、本会議採決前、ウチの実家の真ん前の空き地で、


共産党ドモが、ワンワン「戦争法案反対」と叫んでいた、と、家族から聞きました。


この空き地は、当然私有地なので、使用するには許可が必要なのですが、当然の事ながら、


地主さんに許可なんか取っちゃいないわけです。


ウチの家族は、親戚等が沢山来て駐車スペースが必要な時は、必ず地主さんに許可を頂きに行っています。


当たり前のことです。


そんな当たり前のことすら考えもつかないのが、共産主義者ですよ。


戦前、共産主義者(マルクス主義)は、弾圧を受けました。


それを、思想弾圧といって、戦前の悪しき事例として吹聴されてきたわけです。


逮捕されて、拷問を受けたという話は数多く残っています。


・・・しかし、なぜ、戦前の日本があんなにも厳しく、激しく弾圧したかが、最近よくわかります。


日本の美しい伝統だけでなく、自然も、文化も、歴史も、家族の絆も・・・


秩序の全てが破壊されるからなのだ、と。


奴等がどれほど醜悪で、自分勝手で、嘘つきで、残酷か・・・


危険だから駆逐せねばならない、と考えるのは至極当然の考えだと思いますね。


中共のやりよう、旧ソ連・ロシアのやりよう・・・全てが納得いきます。


知性がなく、反対と叫ぶだけ。


自分の要求が通らなければ、わめく、キレる、暴力ふるう。


これが、共産主義者ですよ。


先日、ある場所で自分の要求が通らずに、怒鳴り散らしている老人がいました。


風貌とその様子から、どうもこの人はそうではないかと思って見ていたのですが、


・・・後日、偶然ですが、その人はまさにビンゴまさに真っ赤な人だったことが判明し、得心。


理論や理性が皆無で、とにかく「破壊」が大好きな人たちだと、つくづく感じます。


その事実を、まずは知ることです。


「戦争法案」というイメージに踊らされて、反対と叫ぶことの危険さを知って欲しいです。


特に女性に。


「あなたのお子さん、ご主人を戦場に送っていいんですか」


と囁きます。


それで、理性を失って、とんでもないと青ざめる女性・・・。


自衛官をご主人に持つ方の中には「自衛官をやめて欲しい」と懇願する方もいると聞きます。


悲しいですね・・・。


近視眼的に、自分の家族・・・というよりは、自分自身の生活の安定しか考えていないことが。


そもそも、国が安泰でなければ、安定した生活など望みようもないことに、女性が気づかねばなりません。


大切な愛するご主人、お子さんを戦場に送りたい人なんて誰もいませんよ。


誰だってイヤです。


だからこそ、安易に戦争をふっかけられないような強固な国にせねばならないのです。


・・・世の中には、肝心の自衛官たちの意見は表に出てきません。


現役の自衛官は公的な場で、政治的な発言はできないからです。


そのことすら知らない国民が多いことに憤りを覚える事が多いのですけども、それはおいておいて、


もっと怒りに震えるのは、ネットのニュース等で出てくる数少ない、


「現役自衛官」とやらの意見が、厭世的であり、現政府批判で、自分勝手な意見だけ掲載して、


それを、あたかも自衛官全体の意志であるかのように取り上げていることです。


自衛官を侮辱するにも程があります。


これも、プロパガンダの一つに違いないのですが、本当にメディアが一丸となって、

(あ、新聞は「産経新聞」以外です)


徹底して日本を弱体化させようと、つぶそうと必死なのだという悪意をひしひしと感じますね。


ここで、よくメディアを批判する人が多いですが、私はそれは無意味だと思っています。


スポンサーが「あちら」なのだから、当然なんです。


しかし、その中でも、中には「公平な報道をしたい」と意見する人もいるのも事実なのです。


・・・が、そういう人は社内で批判され、意見はなかなか聞いてもらえません。


そういう中で、自分の意見を出すだけでも、非常に勇気がいる事です。






今回の騒動では、いろんなことが浮き彫りになったと思います。


あれを見ても、反対派を支持するという人はもう、人格を疑いますね、私は。


頭大丈夫か?って思います。


今までは、一応、建前上は「反対するのも、賛成するのも個人の自由です」


と書いては来ましたが・・・すみません・・・あれを見てもまだ、反対するっていうなら、


反対する人たちに正義があると思うのなら・・・私はとてもじゃないですが、受け入れられません。


さすがに、反対する人たちですら、今回は「あれはひどい」と思った方たちもいるみたいですし、


まともな日本人なら、あれをみて嫌悪感を抱かない人はいないでしょう。


あんな人たちが跋扈する日本になることを、望みますか?


それでいいと思いますか?


もはや、個人の自由では済まされない問題だと、私は危惧しています。


善良な反対派のみなさんに気づいて欲しいのは、話し合いで解決なんてできない人たちであることと、


憲法9条が日本が戦後に「戦後」であり続けられたわけではないということです。


抑止力として、護ってくれた人たちがいるからなのだと言うことを知ってください。


そして、その人たちは、法的にむしろ危険な中で、自らを危険にさらしながら、


戦争することなく、戦うことなく護ってきてくれてきたのだということを・・・。






「戦いは、何があっても勝たねばならない」   ~元帝国海軍中尉の信念~

2015年08月19日 | 国を憂う

先日、ある元帝国海軍中尉の講演を聞きました。


その方は、加藤 さん(93歳)です。(なんと、Wikipediaがあります



加藤さんは、航空巡洋艦「最上」で、かのレイテ沖海戦に参戦したご経験がある方ですので、お話がとても楽しみでした。





昨年、永遠の0を観て、久野潤先生の「帝国海軍の航跡」を読んでから、


私も直接、戦場に行かれた方たちのお話を聞いてみたい、と願っていましたら、


今年に入って、運良くお会いできる事が増え、いろいろとお話を伺う機会を得られたことは、


大きな幸運です。


お話を聞いた者としては、出来るだけたくさんの方に知って頂くことが、


ご恩に報いることではないか、と考える次第です。






実は、この日の講演会では、私は司会を務めさせて頂いたのですが、


会場入りされた加藤さんにご挨拶をした時、笑顔で、


「年寄りですから、お手柔らかに頼みます」


とユーモアたっぷりに仰ったのがとても印象的でした。


足腰がしっかりとしていらして、90分以上、立ったままでお話されました。


さすがは元海軍士官、そのお話は、力強く明快で聞きやすいだけでなく、


本当に軽快で楽しくてユーモアたっぷりです。


「私は、近衛になる道があったので、家族は全員そうしろと言いました。

 近衛であれば、戦場に行くことはないので、戦死する可能性はありませんから。

 ですが、私はそれを蹴って、志願して海軍に行くことにしたのです。何でかと言いますと、

 モテたかったらです(笑)

 夏のあの真っ白い詰め襟に短刀を刺した姿は、そりゃあかっこよくて憧れました。

 モテてましたよね(笑)」


「最上に着任すると、士官一人につき、自分の父親くらいの歳の准尉がついて、

 身の回りのことをなんでもしてくれるんです。

 週に一度はコース料理が出て、びっくりしました。

 私なんか、ナイフやフォークやら使う順番がわからない・・・

 困っていると、後ろについてくれている准尉が教えてくれるんです。

 ・・・あんな待遇は戦争中海軍士官だったからで、

 そうでなければ一生なかったでしょう。

 食事は、やっぱりカレーライスと、あとは肉じゃががおいしかったですね。

 戦艦大和は、大和ホテルと呼んでいましたよ(笑)

 大和の甲板では、時々、海外から持ち込んだ映画が上映されていたので、

 観に行っていました。日本で上映される時は、

 ・・・ほら、男女がこうくっつくシーン(キスシーン)はカットされているんですが、

 海外から持ち込んだものなので、カットされないままなのでね、

 いやぁ、盛り上がりましたねぇ(笑)」


「海軍は給料はよかったです。通常の給料に乗組員手当に、

 私は搭乗員手当もつきましたから、よかったです。

 しかも、艦に乗っているとお金使いませんからね。昭南(シンガポール)に上陸したときなんかに、

 料亭で芸者さん呼んで、ぱ~~~っと使いましたね(笑)

 女性は、慰安婦なんて海軍には居ませんでした。芸者さんは日本人ばかり。

 中国人や朝鮮人はいませんでしたよ」 


ここだけ聞くと、ずいぶん楽しそうで、なんだ、いい思いばっかりしていたのか、


と思われるかもしれませんが、


言うまでもなく、そんな楽しいことばかりのはずはありません。








加藤さんは、戦艦最上に零式水上偵察機の搭乗員として乗艦され、


その3ヶ月後、レイテ沖海戦に参戦されるのです。


最上は、旗艦山城はじめとする西村艦隊に所属していました。


「山城は大正に作られた老朽艦、こちら最上は最新鋭ですよ。

 あんな鈍足と一緒に行くのはかなわんな、とみんなで言っていました」


案の定、足の遅い山城は、米駆逐艦の魚雷2発と米戦艦及び巡洋艦より


4,000発もの砲弾を発射され、数十発以上が命中し


弾薬庫が爆発・・・艦長は「総員脱出」を命じるも、僅か2.3分で転覆し沈没。


なんと、生存者は10名以下という生存率の低さです。


また、山城と行動を共にしていた、同型艦の扶桑は同日に米駆逐艦の魚雷攻撃を受け魚雷4本が命中、


弾薬庫に引火爆発船体が真っ二つに割れて、沈没・・・こちらは、生存者ゼロでした。


この2艦の最後を、加藤さんは見届けられました。


そんな中、最上は機関部を被弾し、速力が8ノットに落ちます。


甲板に加藤さんがいた時、艦橋が直撃を喰らいました。


加藤さんが、急いで艦橋に上がると、艦橋にいた全員が戦死していたそうです。


「永遠の0、あれ映画観た方多いと思いますが、赤城がやられた時、

 甲板を火だるまになって転げ回っていた水兵がいましたね。

 あれ、あんなことは、絶対に起こりえないですよ。

 敵の爆弾を落とされると、首やら腕やらは飛び散り、バラバラになるもんです。

 甲板はその上を波が覆い被さるので、真っ赤になるんです。もう、真っ赤です」


最上は、曙に発見され、生存者は曙に移乗します。


「最後、士官で艦内を見回ったのですが、その時、倒れている兵士が足を掴んで

 こっちを観て、口をぱくぱくさせるんです。

 連れて行ってくれて、と言っているんでしょうけど、とても連れて行ける状態ではないので、

 申し訳ないけど、

 敬礼してその場を離れることしかできませんでした。・・・この時のことは、今でも思い出すと

 苦しいですね・・・」


その後、曙は魚雷を放って最上を沈めます。


その様子を、加藤さんは、曙から敬礼して見つめていたのだそうです。


「・・・レイテ沖海戦といえば、栗田艦隊の謎の反転がありますが・・・どう思われますか・・・?」


と、私が質問したところ


「あれ・・・あれね・・・私はもちろん、当時はそんなこと知るよしもなかったので、

 戦後に知ったことですが、腹立ちましたよ!!

 
何のために、っておもいましたね」


当時、命がけで囮艦隊となった方たちからしたら、当然のお気持ちでしょう。


以前お話を伺った、伊勢の砲術員の田部さんも同じ事を仰いました。













加藤さんはその後、第六三四海軍航空隊に配属されました。


水上爆撃機「瑞雲」機長として、対艦爆撃に出撃多数の戦果を挙げられ、中尉に昇進されます。


加藤中尉は、特攻命令を待つ身となったそうですが、


結局、熟練搭乗員が減少する一途をたどる中、加藤中尉には、


特攻隊員の養成の任にあたることになりました。


貴重な実戦経験者を、後輩の指導に当たらせるということです。


「映画でも言っていましたが、特攻隊は十死零生ですよ。我々飛行機乗りは、九死に一生の、

 一生に命をかけていました。

 それが、十死零生・・・これは全く違います。しかしみんな、行くときは『後を頼んだぞ!』と、

 ケロッとして言うんです。

 あれは一体どういう心境だったのかなと思いますよ。

 私は、特攻隊員を養成するに当たって、どうしたらいいのか必死に考えました。

 ・・・それで考えたのが『死ぬ方がマシ』と思える厳しく辛い訓練を課すことでした・・・」


特攻隊員の養成といえば、まさに、永遠の0の宮部久蔵と同じです。


「死に向かうための訓練」を課すというのが、どれほど辛いことか、想像を絶します。


「死ぬ方がマシ」と思えるほどの訓練を課すことが、加藤さんの精一杯の愛情だったこと、


慈悲だったことは疑いありませんし、


そんな形でしか愛情や慈悲を示せないことが、戦争の悲しさであろうと思います。


同時に、最近特攻について、私は考えるのことが、それは、そんな攻撃方法しかない、


というところまで追い詰められた状態、であると同時に、


負けた時の悲惨さを思うと、捨て身でもどんなことをしてでも、思いつく限りのことをして、


なりふり構わず


負けないためのなにかをせねばならなかったのではないでしょうか?


後世の人間からみるととてつもなく愚かな行為に見えても、護るためには、


他にもう方法がないと思ったのでしょう。


そのなんとしても勝たねばならない、という感覚は、今の日本人には理解しがたいことだと思います。









加藤さんが、最初に力強くはっきりと仰ったことは、


「今後、全面戦争はもう起こらないと思います。しかし、部分紛争は、

 これは起こらないとは言えないと思います。

 そうなった時、戦いというものは、どんなに小さな戦いであっても、絶対に勝たねばなりません。

 どんなことをしてでも、どんな卑怯な事をしてでも、絶対に戦いには勝たねばなりません。

 これが、実際に戦いを経験してきた、私の信念です」


ということでした。


「参加することに意義がある」「経験を積むことが大事」などと考える、


多くの現代の日本人には、やや衝撃的な言葉ではないでしょうか。


ですが、実際の戦場で命のやりとりをしてこられた方の言葉には、すさまじい重みがあります。


「負けると何も言えないんですよ。勝てば官軍、まさにそうなんです」


敗戦し、東京裁判に反論すら許されなかったことは、如実にその事を表しています。


日本と亜細亜を護るため、大東亜戦争を命がけで戦った方たちからすると、


自分たちが一方的に悪者にされ、


悪の権化のように言われることを甘受せねばならないというのは、どれほど屈辱で悔しいか、


想像するに余りあります。


「負けた、とわかった時、何を覚悟したか・・・日本人男性は子供、赤ん坊に至るまで全て殺害、

 女性は全て暴行され妊娠させられる、こうなる、と思いました」


つまり、敗戦後に「民族浄化」が行われることを覚悟したのだそうです。


結果としてここまでの事は起こりませんでしたが、民族浄化といってもいい虐殺事件が、


終戦後に起こりました。


通化事件です。


通州事件と並んで、中国人が日本人に対して行った虐殺事件です。


しかも、通化事件は終戦後に起こっています。


これは、ここに詳細を掲載するのは憚られるほどのひどい内容ですので、ご興味がある方は、


ご自身で見てみてください。


また、通化事件に限らず、満州や朝鮮半島から引き上げて来る日本人たちが、


ソ連兵、中国人、朝鮮人から、


どれほどひどい目に遭わされたか・・・。


国内でも、在日朝鮮人からどれほどの女性が、未亡人が強姦されたか・・・。


戦争に負けて、国が亡くなるとはこういうことです。


国を護るべき武力がない、ということがどれほど悲惨かということを、


サヨクに煽動されて「ヘイワ」を叫ぶ人は、推して知るべきです。


加藤さんの


「どんな手を使ってでも、絶対に勝たねばならない」


という言葉に、全てが込められていると思います・・・。




「安保法案」って結局なんなの?   ~で、何をモメてるの?(※ちょっと加筆した)~

2015年07月31日 | 国を憂う
まだまだ、前置きが続きます(笑)


…現状を考えると仕方がないので、もうちょっとお付き合いください


なんで仕方がないのか?


みなさん、この法案を通すかどうかでモメていることは知っていますが、なぜモメているのか?という理由にお気づきですか?


それは、そもそも議論するにあたっての論点がズレているからです。


…そう、ズレているんです。


なんで?


これはもう、前述した「なんとしても法案つぶしたいお歴々」が、


論点をズラすことで世論を操作しようという意図があるからですよ。


そして、残念なことに与党もそれに乗っかっちゃって、


まともに受け答えするから紛糾しているんだと思います。


では、どう論点をずらしているのか?


この安保法案を必要性を問うのに、「違憲」か「合憲」で問うというふうにすり替えているんですね。


本来なら、反対するにしても


「そんな法案を作らなくとも、コレコレこういう方法で回避できるじゃないか」


という代案を示して議論するなら、全うな国会だと思いますが、


「憲法に違反しているじゃないかだからダメだ


という、思考停止したところから反対意見を述べるので、


与党も馬鹿正直に、憲法学者なんか呼んじゃって「違憲かどうか」を判断させちゃったのが間違いだと思います。


なんか「ひっかかっちゃったなぁ…」って感じ…。


そこで、わが意を得たりとばかりに、野党が色めき立ち、サヨクのカタガタが沸き立ちました。


「それ見ろ違憲なんだ

 憲法9条を破棄する気でいる

 だから、戦争をしようとしている

 だから、これは戦争法案だ



という前提が前提を全くなしていない三段論法で、こんな結論付けをしました


これを論点にしてはダメです…。


文面上「武力の一切を放棄する」ということなので、字面だけ見ると自衛隊自体だって違憲です。


なのですが、過去に、字面だけ見ると違憲である「自衛隊創設」を成し遂げたわけですから、


今回は、当時以上に必要性に迫られている状況を、与党ももっとはっきりと明示して、


国民に対して「安保法案」を説明していいんじゃないでしょうか。


ただし、TVでいくら阿倍首相ががんばってわかりやすく説明したとしても、


メディアはそれらを勝手にカットしたり、勝手な解釈をして垂れ流すんですけどね…。








話がそれました。


…で、反対派のカタガタは、「自衛隊を守らねば」という理由でも法案に反対していますね。


そもそもが、このカタガタは


「自衛隊は違憲の存在だ!!反対だ!!出ていけ!!」


と叫んでいた人たちであることは、みなさんもご承知でしょう。


翻って現在は「自衛隊を殺す気か!!」と叫んでいる、まさに二枚舌です。


これは、彼らがにわかに「自衛隊すげぇ」と気づいて尊敬したから


ではなく国民98%もの人が支持している存在となり得たからです。


ようは、自分たちの主張を通すために自衛隊を利用しているだけ。


それ以上でもそれ以下でもありません。


当然、憲法を日本の平和のために守りたいのではなく、


この憲法をたてに、いくらでも日本の武力強化に反対することができるから、やいやい叫んでいるだけです。


…つまり、平和憲法などと呼ばれるこの憲法自体が元凶ってことです。


思うに、日本が憲法改正をする絶好のチャンスだったのは、自衛隊創設時だったのではないでしょうか。


アメリカが勝手に作った憲法を守り続け、言われるままに全ての武装解除を行ったのに、


朝鮮戦争が勃発した時、アメリカ国内で


「なんで日本に行かせないのか?なんで自国民ばかり危険な戦場に送るんだ


という、世論に押されて、アメリカは「やっぱりYouたち、多少は自分で武力をもってくれる?」ということで、


警察予備隊を経て自衛隊が創設された経緯から、最初の憲法改正のチャンスはこの時だったと考えます。


というより、この時に改憲せずに、ごまかしごまかし続けてきた結果がであり、生じていたゆがみが限界にきているのではないでしょうか?


憲法改正が口で言うほどたやすくはないことは重々承知していますが、戦後70年間ただの1度も改憲しなかったことが、


かえって護憲派に「憲法は神聖不可侵のもの」だという意識を、強くさせてしまったといっても過言ではありません。


そして、護憲派のカタガタの大きな勘違いは、要約するとこれです…


「日本が70年間戦争がなく、平和だったのは憲法9条のおかげだ


なので、彼らは「憲法9条を破棄すると戦争になる」とふるえているんですね(笑)


…え…っと…憲法9条を破棄ないしは改定すると戦争になる、という明確な根拠をぜひとも示してほしいなぁ…。


同時に、戦後70年、日本が他国から攻め込まれなかったのは、憲法9条のおかげであることも、証明してほしいなぁ…。


いや、そもそも拉致問題なんか起きてるわ、竹島は乗っ取られるわ、付近の漁師さんは殺されるわ…的な状況があって、


それでも憲法9条のおかげで戦後70年日本は平和だった!!と言える?


ついでに言いますと、昨日話題にしたサヨクのカタガタって、


「拉致被害者を取り戻せ」とか「沖縄の漁師さんを守れ」とかっていうデモはしないですよね


真の平和主義者なら、当然そこ、声を上げるべきところだと思うんですけど…中国・北朝鮮が絡むと何も言わないんですねぇ(笑)


で、まぁ、戦争したくない、とふるえている人たち…この方たちは自分たちの身勝手さに気づいているのかな?


日本本土に危機が迫っていなくて、他国と交戦状態になるまでは「平和」だというのが彼らの考えなので、


沖縄の離島の方たち、小笠原の方たち、五島列島の方たちが、


それこそどれだけ、ふるえるどころか恐怖に慄いているかは、気にもしていないということです。


自分たちさえ直接危険にさらされていなければ、充分平和なんだからそれを壊すなということです。


…私は、彼らにぜひとも「ドラえもん のび太のリトルスターウォーズ」を見てほしい…。


ざっくりいえば、自分たちと縁もゆかりもない、クーデターが起こって追放された宇宙人の大統領と、


おなじみのび太ご一行が友達になったのをきっかけに、大統領派とのび太ご一行が、クーデター勢力と戦う話です。


囚われた友達(大統領)を救うべく、のび太・ドラえもん・ジャイアンが


宇宙船で向かっていた時、友軍が敵に追撃されている様子に出くわします。


当然、助けようという話になりますが、その宇宙船は武器を搭載しておらず、攻撃は不可能なので、無理だという話になり、


ここでの男・ジャイアンのセリフが光ります


「やられている仲間を見捨てろって言うのかよ


この時、以前私が書いたこの記事の内容を思い出しました…。


また、あの平和主義の権化のようなしずかちゃんですら、


「黙って相手の言いなりになってやられるなんて、惨めすぎるじゃない


と言って、自ら戦車に乗って戦いに向かいます。


ちなみに、ドラえもんはなかなか優秀な指揮官であり参謀ですよ?(笑)


まず、可能な限り自分たちの武力を強化して、数において圧倒的に不利な状況を打開しようとします(基本でしょ)


ドラえもんの映画は基本的に、理不尽に侵略してくる敵から協力して地球を守る、という内容になっています。


…改めて思いましたね…ドラえもんの映画って、なんて素晴らしい作品なんだ、と









で、何が言いたいかと言いますと、かくのごとく、侵略を企む国があるなら、


彼らが「ちょっと、ここは取るの無理そう」だと思わせられれば、最初からそんな心配はないわけでして、


簡単に取られそうだと思われてしまえば、相手も一気に攻めてくるのでこちらは防衛体制をとらねばなりません。


ちなみに、外交交渉だけで戦争を回避するのが政治家の仕事だろうと叫ぶ人もいますが、


外交交渉を有利に進める条件として、自国の軍事力がモノを言います。


それは、我が国がポーツマス条約で涙をのんだ経験が物語っているではありませんか。






最初に書きましたが、最後にもう一度書きます。


モメている理由は、憲法違反かどうかという論点で争っていることに由来します。


これが元凶となって、今日まで自衛隊はあいまいな位置づけのまま置かれ、


軍隊じゃないという欺瞞のもと、困難な任務を遂行せざるを得ませんでした。


現憲法上、違憲なのかどうかではなく、そもそも憲法の方がおかしい、というのが現実です。


そして、憲法を改正しないことも、していないこともおかしいのです。


なのに、憲法を軸にして言い争うのは敵の術中にはまってしまって、必死になって、


「別に違憲じゃない」


と言い訳するのは得策ではないと、僭越ながら思います。








なんか、最近、側近の磯崎総理補佐官が言ったことが波紋を広げているとのことですが…


別にこの人が言ったことって、そんなに変なことでもないと思うんですけど。


はっきり言いすぎただけで(笑)


こういうのは、メディアが騒ぎ立てて、別に問題でもなんでもないことを、


あたかも大問題であるかのように報道することが、おかしいのだと国民の大半はいい加減気づいていると思いますがね…。


まぁ、反対派がとにかく必死で法案を潰したがっているという証左であり、


それこそが、日本にとっては極めて必要不可欠な法案であるという証左であろうと考える次第です。


でもって、何を持って論じるべきなのか?


そりゃあ…「正しいか、正しくないか」ではなくて「必要かどうか」ではないんですか?








「安保法案」って結局なんなの?   ~「戦争法案」と叫ぶ人たち~

2015年07月30日 | 国を憂う

そろそろ、紛糾しているこの話題について取り上げます。


何回かのシリーズでお届けする予定です。


前回の記事であげたように、大方の日本人はこの法案を理解していなくて、


TV等メディアの流れから「なんとなく悪い事っぽい」と思っていたり、


ネット情報から「なんとなくした方がいいんじゃ?」と思っているくらいで、


いいか悪いか判断しようにも、よくわからないと思っている人が多いようです。


「誰かわかりやすく説明して~」


と思っている訳ですけど、他人に説明を求めると必ずバイアスがかかる


という事実は念頭に置いた上で、お話を聞くことをオススメします。


たとえば、私のこのブログで情報を得ようとした場合、当然ながら「安保法案支持」の立場で書きますので、


ここで書く内容は、支持という意見に寄った内容になります。


ですが、できるだけ判断材料となり得るような書き方をしたいと思っていまして(いちおう)


いろんな切り口で思うところを語りたいなぁということで、まずは、この法案に熱心に反対するカタガタについて取り上げます。


なんでかといいますと、彼らの事を理解しないままで、賛成か反対かを論じても、よくわかっていない人からすると、


分かりにくかろうと思うからです。


いわゆる「保守」という方たち(私自身その部類ですが)の多くは、彼らの意見を「お花畑」「馬鹿」と切り捨てるだけで、


何の発展性もないことが、一番問題なのではないでしょうか?






私が思うに、この「戦争法案」だと叫んでいる人たちは、ざっくり二種類いると考えます。


1.煽動する側


2.乗せられた側


この二種類です。


1.の人たちは、はっきり言ってしまえば中国共産党からお金をもらい、


「この法案をつぶせよ」


と厳命されていて、その指示にしたがっている人たちです。


そして、2.はさらに二つに分かれていると考えます。


1.に近い位置にいて、民衆を扇動するために存在している人たち(2A)と、


その人たちに煽動された人たち(2B)。


共産党員でもないのに「戦争法案反対」などと叫んでいる人や、それを単純に信じている人たちです。


割合は、当然1.が圧倒的に少なく、表に出てくることはないでしょう。(出てるヤツもいるけど)


1.と2Aの違いは、真の意図を知っているのか否かということです。


2Aの人は、おそらく純粋に憲法を申請不可侵のものだと考えていて、真剣に戦争反対だと叫んでいる人たちです。


2Bは、自虐史観等からごく自然に、メディアの報道や2Aの人たちの煽動を信じ込む人たちと言えましょう。


以上のことから、保守の方たちは、2Bに該当する人を見極めて彼らを啓蒙していく必要があると考えます。


やれ「お花畑だ」「平和ボケだ」と馬鹿にしても、事態は好転しません。


そして、この2Bの人たちは、正しい情報を与えれば目が覚める可能性を持った人たちです。


・・・ちなみに、何を隠そう私自身も、どっぷり自虐史観に染まった、左に傾いていた人間でしたので(笑)


目覚める人は結構多いと思います。








1.および2Aの人たちは、無理です。


議論するだけ無駄ですね。


我々が、「サヨク」とか「左巻き」とか読んでいる連中です。


さて、ではこの人たちには極めてわかりやすい特徴を持ち合わせています。


それをざっとまとめてみました。


1.権力者が大嫌いで敵視している(地位が高い=悪だと思っている)


2.自虐史観信者


3.憲法9条を申請不可侵の崇高な物だ考えている(憲法信者)


4.全て平等であることが絶対的に正しいと考えている (個人の権利だけを異常に主張する)


5.論理的な思考ができず、感情的


6.話す内容を100としたら、真実 1: 嘘 99 という内容


7.プロパガンダが巧い


8.宗教や伝統を否定・破壊したい(国歌・国旗が大嫌い)


9.原発反対派


10.日本が大嫌い


大まかですが、だいたいこんな特徴を持っているように感じます。


要は、10に集約されるわけです。


というわけで、彼らは日本を弱体化させるような事が大好きですね。


メディアの報道で、一体何が正しいのかわからない、と言う方には、


「民主党、共産党、社民党」が反対している内容かどうか、が、一つの判断材料になると思います(笑)


この3つの政党は、本当に一体どこの国の政治家なんだと叫びたくなる事が多々ありますので。


つまり、反対派とは、最初から「反対する」「安保法案をつぶす」ことが前提で取り組んでいます。


だから、代案がないのです・・・反対するだけで。


反対して、つぶすことに命をかけている方たちである、ということは疑いありません。


ついでにいうなら、平和とか戦争反対と叫ぶ割に、暴力的で下品な人たちが多いという、おもしろい集団でもあります。


平和を愛している集団に見えない人たち、というのも、特徴だといえるでしょう。


そして、煽動されている人たちの大きな特徴は、


「戦後、日本が平和だったのは憲法九条のおかげだ!」ということを、


疑いもなく信じている、ということに尽きるでしょう。









さて、では今回の「戦争法案」と叫ぶ彼らですが、


たいていの人はきちんと法案を読んでいないのではないでしょうか?


いや、彼らにかかわらず、わからないと言っている人も、賛成している人も、自衛官も、


読んでいる人は少ないと思います。


読んでいる上で、勝手な解釈で「戦争法案」と言っている人はまぁ、まだいいですが、


読んだこともないのに、メディアや騒いでいる人の話だけで


「強行採決許せない!」「戦争が始まる!」などとSNS等で発言している輩を見ますと、いらっとしますね。


ちなみに、この手の人は「スピリチュアル系」や「自然志向信者」的な人が多いです。


いろいろリンクしているように感じます。


あ、この種の人たちは「いかにも平和を愛している」人たちのように見えますね。


女性は美人で魅力的な人も多いですし。


個人的にはスピも自然志向も嫌いではないので、とても残念に思うのですが。


まぁ、上記にあげた7番の「プロパガンダが巧い」おかげで、無関心層にささやいていきます。


保守層からみたら、片腹痛いような「徴兵制」だの「元自衛官とやらの話」だのは、


何も知らない人にとっては結構パンチが効いているので、反対層を増やすには比較的効果が高いのです。


なぜか?


人は、不安や恐怖に反応しやすいからです。


そういう人間のマイナス感情を利用して、過剰に家族想いでかつ知識不足の女性を取り込みにかかります。


こういう女性は


「まぁ大変・・・子供を絶対に自衛隊に入れさせないようにしなきゃ


とか


「(子供・夫は)自衛隊やめさせなきゃ


と過剰反応して騒ぎ立てます。


こういう方たちは、感情先行型で論理的に考えることができないタイプが多いので、2Bになりやすいです。


よって、こういう方たちをいかに啓蒙していくかが、本当に課題であり、それが結構難題なんですよね・・・。


なのですが、あえて、そこに取り組んでいかないと、日本の未来はおぼつかないので、


「憲法改正


「サヨクは馬鹿~


と、保守層も騒ぐだけでなく、ここはサヨクを見習って、もうちょっと巧い広報戦略を考えないとまずいんじゃないの?


と考える次第です。


人は、正しいことだから支持するのではなく、感情的に共感できる事を支持します。


特に日本人はそのきらいがあります。


・・・というわけで、自分なりに今現在でできることで、それに取り組む行動の一環として、以後シリーズ化で


次回から、「安保法案」について書いていきます











特攻の記憶・・・大刀洗平和記念館見学日記  ~記念館見学編~

2015年07月14日 | 国を憂う
大刀洗飛行場は、東洋一と謳われた、陸軍最大の飛行場があり、陸軍の航空学校の本校でもありました。


特攻基地として有名な知覧は、実は、ここ大刀洗の分校にあたり、


大刀洗は特攻基地の中継基地でしたので、ここから、知覧など他の特攻基地に赴いたのです。


かつての正門です。


もともとは、もっと東側にあった門を移築したものなのだそうです。







中に入り、館長さんの挨拶を受け、シアタールームにて30分程の映像を観ます。


編集もCGもなかなかきれいで、クオリティの高い作品でした。


何より、この手の平和記念館というところは、気持ち悪いくらいに左に傾いた主張をしているところが多いのですが、


ここ大刀洗はそんなことがなく、なんと言っても最後は、


「この国を命がけで護ってくれた人たちのおかげで、今の平和があるということを、忘れてはいけない」


という言葉で結ばれていたことに、とても安心しました。


思想的にどちらかに偏りすぎていないので、とても見やすく創ってあります。


館内は、


A:飛行場の概要と航空技術


B:大刀飛行場と人々の生活


C:大刀洗空襲と特攻隊


の3つのゾーンに分かれており、Aには、現存する唯一の、零式艦上戦闘機三二型が展示されています。





これが、館内で唯一撮影が許可されたものです。


零式戦闘機といえば、戦争初期に最高の機体とされ、その搭乗員の技量もすこぶる高かったことで恐れられたことは、とても有名です。


これを見た後に、Cに展示されていた、九七式戦闘機を見ると、古く野暮ったい機体に見えます



本来、これは撮影禁止なのですが、今回の見学を企画された方の叔父様が、まさにこの機体の搭乗員だったとのことで、


特別に撮影を許可して頂きました


この九七式は、陸軍が特攻でよく使用した機体で、今度「戦後70周年ドラマスペシャル」で放送される、


「妻と飛んだ特攻兵」の、関東軍所属の谷藤少尉と妻朝子(ドラマでは山内少尉と房子)さんが乗った戦闘機でもあります。


この房子さんは、唐津出身の女性ということで、昨年、私も書籍を購入して読んでいたので、ドラマ化することを知って、


けっこうびっくりしました。


谷藤少尉がモデルとなった山内少尉役の成宮寛貴が、


「実際に戦闘機に乗ると驚くほど視界が狭く、一体どうやって操縦していたのだろうと思った」


というコメントをされていたのを、別の記事で見たのですが、


前回の記事でUPした新郷さんのお話によると、左右のわずかな隙間から見ていたんですよね。


お話を聞くことができて本当によかったです。


また、このコーナーには、特攻隊員の顔写真と遺書も展示してありました。


一番若くて18歳・・・。


その彼は、見事な漢文調の遺書をしたためていました。


みんな、若さに似合わぬ覚悟を決めた、凛々しく美しいお顔をされています。


特攻隊員について触れる度に必ず言いますが、単純な特攻美はすべきではないと考えます。


ですが、彼らが「洗脳されていた」というのは、やはり侮辱ではないでしょうか。


新郷さんが仰ったように、当時は、「行きたくない」というより「行きます」という方が「精神的に楽だった時代」でした。


「それを洗脳というのだ」と言う人もいるでしょう。


しかし、やはりそれは洗脳ではなく、現代の人間からは想像もつかないくらいのすさまじい責任感だったのだと、私は思います。


それは、新郷さんの言葉からも窺い知ることができます。


「・・・我々は、特攻要員として厳しい訓練を受け、育てられてきたのだから『行かない』という選択はできません。

 それは・・・男らしくないと言いますか・・・」


そう語る新郷さんのお話を聞きながら、防衛大学校卒業生の任官拒否がふと脳裏に浮かびました・・・。


これに関しては、これ以上ここでは言及しませんが。









戦後70年という節目に、実際に戦場に行かれた方や、特攻要員として訓練を受けておられた方から、


様々な人のご縁で、実際にお話を伺う機会を得られていることに、感謝するばかりです。


・・・戦争について語られる時というのは、とかく、


「戦争は悲惨」「戦争は二度としてはいけない」


というメッセージだけが繰り返し強調されます。


このメッセージを繰り返す側の意図は、


だから、戦争に進むような武力は放棄しなければならないのだ、ということです。


「『戦争反対』って、すごく変な言葉だと思うんです」


ある、自衛官の友人が言いました。


「これって、『地震反対』とか『火山噴火反対』と叫んでいるのと同じ事でしょう?

 賛成している人なんていないんですから」


ものすごく正論だと思いました。


その中で、あえて「戦争反対」を叫ぶ人たちは、もちろん妙な思惑があり、特定の思想を乗っけている人たちというだけなのですけど。


誰だって反対です。


しかし、その「反対」と叫ぶ声を単なる道具にしているのか、


大ぴらに声として発さなくても、戦争に巻き込まれないようにするために必要なことを推進させようと必死なのか、


その違いは顕著です。


「戦争反対」なんて、声にするまでもないことなんです。


それを、わざわざ叫び回っている人たちから発せられるその言葉の「胡散臭さ」を、


より多くの日本人が感じ、気づくことを願う次第です。