「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

特攻の記憶・・・大刀洗平和記念館見学日記  ~元帝国陸軍人の肖像編~

2015年07月11日 | 国を憂う
かねてより行きたいと思っていた、


大刀洗平和祈念館に行ってまいりました。


HPにも書いてある通り、かつては東洋一と謳われた帝国陸軍の一大飛行場、大刀洗飛行場がこの町にありました。


ですので当然、空襲のターゲットになり、昭和20年に大空襲を受け壊滅的な被害を受けた町でもあります。


また、大刀洗飛行場は、特攻隊の中継基地でもありました。








この日は、日本会議佐賀の方の企画による見学ツアーだったのですが、


参加者の中に、帝国陸軍特別攻撃隊としてまさにこの大刀洗飛行場にいらしたという、


御歳90歳の新郷さんがいらっしゃいました。


移動中に車内で語って下さった新郷さんのお話が、この平和祈念館見学以上に貴重な体験だったと感じています。


まっすぐに伸びた背筋が90歳という年齢を一切感じさせない、元軍人らしい矍鑠とした新郷さんは、


静かに話し始められました。


「みなさん、特別攻撃隊のことを、『特攻』と言いますが、当時、我々はそういう言い方はしていませんでした。

 『ト号作戦』と呼んでいたんです。『ト』はもちろん、特攻のトです」


というお話から始まり、色んなお話を聞かせてくださいました。


「…飛行機って、視界が広そうに見えると思いますが、正面は飛行機の先端で全く見えなくてね。

 右左、それぞれこれくらい(手で20センチくらいの幅を作って)しか見えない。

 しかも、飛んでいる時は、自分がまっすぐ飛んでいるのか、傾いているのか、全然分からない。

 そうすると、左右のわずかな視界から、地上では地平線を、海上では水平線を見て確認するんです」


「我々はひたすら、急上昇して急降下するという訓練をやりました。

 これはかなりのGがかかる。そうすると身体の血液が一気に引くものだから、目が見えなくなって、

 意識がなくなる…しばらくすると戻るんですけどね。そんなことばかり、1日何回も何回も

 訓練するものだから、頭がおかしくなってくるんです。毎日、訓練のために部屋から飛行場まで、

 トラックで移動するのだけど、起きて、移動して、ひたすらそんな訓練ばかりしていると、

 身体を使っていなくて、頭がおかしくなって、夜全然眠れなくて、みんなぼ~っと座っている。

 これじゃだめだというとで、訓練の内容を変えてもらいました」


「今の時代では考えられないと思いますが、あの時代は、『特攻に行かない』という選択はありませんでした。

 『いかない』と拒否するより『希望します!』と手を挙げる方が精神的に楽な決断だったんです。

 一緒に教育を受けた仲間は、みんないなくなりました」


「私は、京都の教育隊にいました。そこでは、毎日特攻に向かうための飛行機が、上空を飛んで行ったのを

 見ていました。ある日、そのうちの一機が突然降りて来たんです。

 それは、かつてこの教育隊で一緒に訓練したある少尉でした。

 彼は、『今から行く。懐かしかったので降りてきた』と、本当にもう何十秒かという短い時間だけいて、

 すぐに飛び立っていきました。…彼を見たのは、それが最期でしたね…」


「私は、4月29日天長節に出撃することが決まりました。『あとひと月の命かぁ』と思っていたのですが、

 間もなく沖縄が陥落し、状況が変わってきたことで結局その命令がなくなり、そのうち敗戦を迎えたので、

 私は生き延びたわけです」


「パイロットは、飛行時計を首から、思い思いの紐をつけて下げていました。



 当時は腕時計なんて持っていませんから。ですが、飛行時計をつけているということは、勝手に、機体から

 時計を外して使っていることです。普通、機体は共有のものでしたから、それはできないんです。
 
 …ですが、それをつけているという事は、自分の機体がある…つまり特攻要員であるということだったんです。

 その時計は、こう、下から持って見るので『12時』を下にしてつけるんですよ。ところが、資料館なんかいくと、

 特攻兵に首から時計を下げた人形を置いてあったりしますが、それは『12時』が上になっている。資料館の人は

 知らないから、形だけ真似しているんですね(笑)」


伺うお話のどれもが初めて聞く話でした。


…しかし、最後に聞いた話が、最もショッキングで胸が痛みました。


「パイロットの腕に、大きな日の丸が縫い付けてある写真があります。

 

 これは、特攻とは全く関係がありません。
 
 …最初は、南方が戦場でしたから、燃料タンクなんかをやられたら、帰ることができずに、

 海に落ちればフカの餌に、ジャングルに落ちれば何かの餌か野垂れ死にするだけですから、

 それならばいっそ、と敵陣に突っ込んで行く者がいました。これは『自爆』といいます。

 それが、戦場が国内上空に移ってきたら、その場合、パラシュートで降りれば自分の国だから、助かります。

 ところが、無事に降りた土地の人たちは、パイロットなんか見たことないし、大きなゴーグルもつけているし、

 …日本は強いからアメリカ兵に負けるはずがないと思っているから、アメリカ兵だと勘違いした住民が、

 パイロットを虐殺してしまうという事が多発し、何十人ものパイロットが殺されました。

 …これではいけないということで、陸軍は日章旗を、海軍は海軍旗を縫いつけることになったんです」


…当時の情報の少なさからしたら、それは仕方のなかったことかもしれません…。


しかし、国を護るために命がけで戦ったパイロットが、九死に一生を得た…はずだったのに、


よもやの自国民に敵兵と間違われて虐殺されるなどということが、現実に、日本本土で起っていたということに、


悲しさと憤りが混ざった何とも言えない気持ちになりました。


新郷さんは、事実だけを淡々とお話されるだけで、


そこに、ご自身の心情や考えなどは一切口にされませんでした。


ただ、ご自身の体験を一人でも多くの人に伝えておきたい、というお気持ちだけだったのではないかと思います。


それはまさに、あの「永遠の0」を彷彿とさせる時間でした。







余談ですが、新郷さんには、元航空自衛官、戦闘機パイロットだった息子さんがいらっしゃいます。


息子さんが現役時代は、主にロシア機がやってきていた時代で、


当然、息子さんはスクランブルで出て行かれていました。


そんな息子さんに対して、新郷さんは


「領空侵犯してくるロシア機に対して、こっちから攻撃することはできるのか?」


と尋ねたところ


「攻撃はできない。呼びかけて出て行くように説得するだけ」


という話を聞いたとのことで、


「そんなバカな話がありますか。迫ってくる敵機がいるのに、攻撃しちゃいけないなんて(笑)」


と苦笑いされていました。


「向こうが攻撃してくるのを待たなきゃいかん。やられるまで待てだなんて、どうかしてますよ(笑)」


この日唯一、新郷さんがご自身の「気持ち」を発された言葉でした。









…見学を終え、ご自宅までお送りした時、新郷さんは、車中の我々に向かって、敬礼をして見送られました。


小雨の中、まっすぐに伸びた背筋と指先、微動だにせずに直立された姿は、


直に見た、初めて「美しい」と感じた敬礼でした。


90年生きていらしていて、民間人生活と比べ軍人生活の方が、遥かに短かったはずなのですが、


しかし、そのお体と精神には確かに帝国陸軍人としての魂が宿っている方なのだと感じるに充分なお姿でした。


私は、新郷さんの敬礼を忘れることは一生ないと思います。


それほどまでに、私の心に、美しく鮮烈な印象を刻んだお姿でした。


…新郷さんの仲間はほとんど残っていらっしゃらないとのことです。


ここ最近、私の身近な方たちだけでも、多くの大正生まれの方が世を去って行かれました。


戦後70年を迎えた今年、改めて、この時代を生きた方たちのお話を聞くことができる機会が


年々減っていくのだということを痛感します。


あの戦いを生き抜き、奇跡的な速さで日本を復興させ、支えてこられた世代の方たちが、


どんな思いであの戦いを生き抜き、戦後を生きてこられたのか…


一人でも多くの方から、お話を聞いておきたいと改めて思いました。 


新郷さんには、またぜひお会いできる日を楽しみにしております。


貴重な…本当に貴重なお話をありがとうございました。





※次回は大刀洗記念館見学日記をお届けします。

流行語大賞に・・・

2014年12月02日 | 国を憂う


え~、続きを書きたいのはヤマヤマなのですが、


またしても、いらっとするニュースを見てしまい、


書かずにいられなくなりましたので、


まず、すっきりさせてから、


続きに参ります…。





昨日だっけか?


ニュースで、


「今年の流行語大賞発表」


とか言ってて、別に興味もなかったけど、


何の気なしにそのまま場面を眺めていると、


「どんなワードがノミネートされているか見てみましょう~


と、女性アナのお気楽な声で始まって、


「壁ドン」


だの


「号泣会見」


だのとどうでもいいフレーズが、次々に上げられていく中で、


耳を疑うフレーズが聞こえた。


「ニュース部門では、集団的自衛権


はぁ??????


流行語大賞のノミネートに、集団的自衛権ってどういうこと


ふざけるのもいい加減にしろと、TV局に怒鳴りこみに行きたくなった。


これが、今の日本なのだ。


愚かしいとか、平和ボケとか、そんな言葉ですら表現できないほど、


この国は末期症状に陥っていると思った。


流行語大賞に集団的自衛権という言葉がノミネートされていることに、


疑問を持ち、不謹慎極まりないと感じる大人が、


この国に一体どれほどいるだろう…。


しかも、ノミネートで終わらず、


集団的自衛権が大賞選ばれてしまった。


お笑い芸人の「ダメよ~ダメダメ」


という、ふざけた言葉と並べられて。




2014年の流行語大賞


「集団的自衛権」


「ダメよ~ダメダメ」




こう並んで発表された時、


なんとも言えない


悔しさと腹ただしさが込み上げてきた。


ふざけているなんてもんじゃない。


侮辱も甚だしい。


マスコミが、いかに、集団的自衛権というものを、


国益というものを軽んじているかが、


これほど顕著に表わしている事例があるだろうか。






「集団的自衛権」という言葉を、


軽々しく「流行語」扱いにすることで、


自衛隊そのものも侮辱しているのではないか。


国家を侮辱しているのではないか。


私は、少なくとも、


この事に激しい嫌悪感を抱かずにはいられなかった。


笑う気になんか、とてもじゃないがなれなかった。


たかが流行語大賞とやら、無視すればいいかもしれない。


気にするほどでもないかもしれない。


だけど、


少なくとも命をかけて国を護っている自衛官達がいる中で、


「集団的自衛権」というものを、


こんな馬鹿げた扱いをすることは、


彼らの職務を侮辱しているように思えてならなかったのだ。


きっと自衛官は笑いながら


「気にしなくていい」


というだろう。


だからこそ余計に、嫌なのだ。


辛いのだ。


悔しいのだ。


賛成とか反対とか、そんなもの、個人の自由だから好きに論議すればいい。


だけど、


そのことによって、大変な苦労の中任務に行かねばならない人たちがいる、


そのことさえわかっていたら、


冗談にすることなんかとてもできないだろう。


この事を笑いながら、


茶化して自衛官に尋ねるアホなおっさんや主婦を、


実際に目の当たりにしてきたけど、そのたびに、


どれほど忌々しくなったかわからない。


笑いごとじゃないのだ。


なんでも茶化して笑うという昨今の風潮が、


私は気持ち悪くて仕方がない。


日本人の知的水準の劣化と、


精神性の劣化が著しい昨今、


日本の危機は、思った以上に大きいのではないかと思う。







「市民団体」とやらが、おおすみ艦長らを告発・・・

2014年11月18日 | 国を憂う

昨日、アップしました通り、


アップせねばならない記事が目白押しなのですが、


ちょっとコレは見過ごせないので吠えますね。


海自艦おおすみ衝突事故、艦長らを告発へ 市民団体


はぁ???


もう、市民団体ってだけで胡散臭さ満載なんですけど。


自分で好き好んで突っ込んでおきながら、何言ってんの?


AISで航路が丸分かりで、


明らかにおおすみをつけまわしているのがわかり、


おおすみに落ち度がないとわかった途端、


報道をピタリとやめたマスコミ…。





日本は、国家としての鼎の軽重を問われると思う。


ここで、こんな得体のしれない団体に軍配をあげてしまうなら、


とても法治国家とは言えないだろう。


「人が死んでいる」


そういうかもしれない。


しかし、警笛を無視し、明らかに自ら突っ込んでいっておいて、


救命胴衣すらつけておらず、


かつ、前科(以前も船に体当たりして保険金をせしめている)もある人間と、


不休で災害支援に従事しつづけ、


その間家族にもあえず、国家のため、被災者のために


ひたすら働き続けてこられた自衛官と、


一体どちらに正義があるのか、子供でも理解できるだろう。





もういいかげんに、


国を護ってくれている自衛隊を、


国家にしっかり護ってほしい。


自分たちを護ることだけ、助けることだけおしつけて、


大事な時は見放すなんて、虫がよすぎるではないか?!


私が自衛官と話すたびに感じる、一番悲しいことが、


あきらめと決意の狭間のような想いで出される


「しかたがないんですよ」


という言葉。


これを聞くたびに悲しくなる。


苦しくなる。


しかたなくなんかない!


おかしいのはこの国のありかた。


護られるべき人が護られず、


罰せられるべき人が罰せられないのなら、


一体、この国の正義はどこに存在するのだろう?


任務に精励した結果、勝手に突っ込まれた事故で、告発?!


そんな馬鹿な話があっていいわけがない。


彼らを国が護らずに、一体誰が護るのだろう?





そして、この事件を見聞きするたびに、


以前このブログに、


偶然コメントを下さった、ご家族とおぼしき方からのコメントが、


いつも私の脳裏によぎるのです。



「主人が今日午後二時に呉から出港です。

 伊豆の災害派遣がやっと終わり、一日位はお休みあるかな?って所で今回の派遣…

 その前は訓練で不在。
 夏休みも一緒に過ごせなかった子供たち。
 クリスマスもお正月も一緒には過ごせそうにない…。

 わかってる。
 それが主人が誇りに思う仕事。
 応援したい。

 フィリピンの皆さん、日本から、1180人の自衛官が助けに行きます。
 1180の家族が無事を祈り帰宅を待っています。
 どうか、暴動など起こさず、無事に家族を返して下さい。

 自衛官の家族なんだから、仕方ない、普段は何もせず給料泥棒と言われる方がいます。
 普段は訓練の毎日、10キロある通勤も、
 何かあった時に体力なければ助けられない!
 と走ってます。
 朝は夜明け前から、深夜までの毎日。
 普段もちゃんと仕事してますよ。」




おおすみの事件を、


ご家族の方はどんな思いで見聞きしていらしたのだろうと思うと、


苦しくて悲しくて…。


何か力になりたいけど、どうすることもできないのが悔しい。


御主人の仕事を理解し、応援し、支えている人もいますよ!


そう伝えることくらいしかできない。





…お願です。


日本という国家が、


まだしもまともだということを、お願いだから証明してください。



田母神閣下にお会いしました♪

2014年08月15日 | 国を憂う

タイトル、ちょっと迷ったのだけど、


なんかもう、敬称が、さんとかだと失礼な感じだし、


先生ってなんだかピンとこないし…


で、


結局、皆さんが当たり前のように呼ばれて、最もなじんでいると思われる、


「閣下」


もう、これしかないと思いました、えぇ。


あ、もちろん、通常幕長はもちろん、


将補や将の方にも、「閣下」なんてつけませんので悪しからず。


ですが、銀英ファンなら、一度は呼んで(呼ばれて?)みたいのが、


この閣下という呼称でしょうね(笑)


現代の日本において、呼ぶ方も呼ばれる方も


こんなにも自然にこの呼称がしっくりきているのは、


この方をおいて他にいないと思います。


田母神俊雄閣下






実は、閣下にお会いするのは、3度目です。


二度ほど、例の論文で閣下とただならぬご縁のある


アパホテル元谷会長主催の勉強会勝兵塾に参加させて頂いた時に、


会場へ向かうエレベーターが開いたら、


そこに閣下がいらしたんですよ


びっくりしました。


この勉強会で、2度お会いしまして、


数年ぶりの再会をさせて頂きました(私にとっては)


実は、8月1日に、福岡市内で閣下の講演会が開催されていたんです。


この時、呉ゆる会前日にも関わらず、


参加させて頂きました。


…のですが、


時間を間違って、異常に早く会場についてしまったので、


主催者の方に電話をしました。


「あの~、間違って早くついちゃいました~」


「(笑)早すぎるよ~」


「どうしましょう???(笑)」


「そうだね~。あ、田母神さんを今から空港まで迎えに行くから、

 一緒に来る


「えぇいいんですか行きます!」


ってことで、空港までのお迎えに同行させて頂きました


わ~い


しかも、会場までの車に、


「せっかくだから、隣に乗りなよ~」


と言って頂いたので、遠慮なくお隣に


いや~~~~楽しかったです


もっと、車の中でお話聞いていたかった(笑)






どんな方というと、一言で言うなら、


半端なく頭がいい…というと、失礼ですらあるような、それくらい、


頭が切れる方でした。


よどみなくて、確信に満ちて、


軍事はもちろん、政治、経済、金融まで完璧に網羅されてて、


明確で論理的で分かりやすくて、


綿密に裏付けられた事実であることを確信できるお話は、


聞いていてほんっとに楽しかったです。


淡々とお話されるんですけどね。


余談ですが、私、この方の名言で大好きなのが、


「酒と女は2ごう(合・号)まで」


爆笑。


いや~、大好きだわ


もう1つ大好きなのが、


「防衛省というのはお役所なので何でもやることが遅いんです。

 書類を一枚通すだけでも二週間くらいかかったりする。

 でも私をクビにするときは二時間でやった。

 やればできるじゃないかと思いました」



これこう言う事をジョークにして言えるって、


半端ないと思います。


普通は、空幕長をクビにされて、こんなこと言えないと思うんですよね…。


大好きです、こういう方。


また、講演会など、人前に出られてあいさつされる時は、必ず、


「危険人物の田母神です」


で始まるんですよね~


好きだわ~







車の中でも講演会でも、


ほんっとにいろんなお話を伺ったんですけど、


…メモったノートが、極めてまとめにくい状況で書き散らかしているので、


気が向いたら、まとめてアップします…何かの折に。


ですが、きわめて正論…当たり前のことを


話していらっしゃいました。


どのお話をされていても、伝わってきたのは、


この国をとても憂えていらっしゃるということ、


なんとかしたい、と本気で考えていらっしゃることでした。


私が、特にすごく納得したのは、


「外交は、仲良くすることではなくて、国益をもたらすこと」


と仰っていたことです。


全くその通りだと思います。


これも、メディア洗脳の1つだと思いますが、


外交を「他国と仲良くすること」だと、勘違いしている人って、


とても多いと思います。


そんなこと本気で考えている国、ないですよ(笑)


みんな、自国にいかに国益をもたらすか、そればかり考えているんです。


その中で、日本はただ一国、お人よしでした。


別に、他の国をだませとか、そういうことではなく、


日本は、いい加減にそろそろ本気で国益ということを考えて行動しないと、


本当に危険な状態に来ていると思います。


どこかよその国の国益のことばかり考える政治家が跋扈している国なんて、


日本くらいですよ。


騙すより騙される方がいいとい人もいるでしょう。


個人レベルではそれでかまわないでしょうけど、


国家同士になると、キレイごとでは済まされないことはあります。


スパイ活動に関する防御と攻撃の両方を、もう少ししっかりしないと、


本当にこの国、取られますよ?


自分の国は、自分で護るというのは、当たり前のことです。


「戦争とは、富と資源の分捕り合戦」


と仰いました。


的確にシンプルに本質をついてある言葉だと思います。


それを現代では、従来の戦争ではなく情報戦で行っているのです。


日本は、軍事的自衛機能を大きく制限されながら、


情報戦の部分でも、大きく出遅れています。


もういい加減に、自分の国の行く末を、真剣に考えないと、


本当に不味いと思いますね。


そのことを再認識させて頂いた時間でした。




※控室でしばしおくつろぎの閣下♪

祝☆テキサス親父来日 ~平和はタダじゃない~

2014年07月10日 | 国を憂う


保守系の人にはお馴染の、


テキサス親父ことトニ―・マラーノ氏が来日され、


なんと、この片田舎の佐賀にもお越しくださいました。


しかも、2回目


ちなみに、テキサス親父をご存じない方は、


こちらの動画をご覧くださいませ


公式HPはこちらです。


テキサス親父トニ―さんは、イタリア系アメリカ人の、ご自身の母国アメリカの愛国者です。


その愛国心から、日本とアメリカは仲良くした方がイイという考えに至り、


日本人が気づかない視点で、きちんとした証拠を元に、


日本に対して行われている様々なバッシングを論破し、


日本人に変わって、熱く、おもしろく世間に流れているウソを暴いてくれています。


テキサス親父は、決してプロパガンダを行わないという方です。


つまり、証拠なしには意見を言われないのです。


その信条に沿って、これまでたくさんの動画をアップしてこられました。


そんなテキサス親父トニ―さんと、実際にお会いし直接お話を聞くことができたのは、


本当にありがたかったです。


あ、もちろん、通訳つきです(笑)


また、通訳の方のお話もおもしろかったんですよ~











今回の来日で、沖縄にも行かれたとのことで、


沖縄についての話からでした。


ある程度保守系のニュースを見聞きしている人には、今更な話かもしれませんが、


知らない人のために。


沖縄というと、皆がとかく米軍や自衛隊に反対している


というイメージってありません?


これは、言うまでもなくTVの報道のせいです。


基地反対とか、オスプレイ反対とか叫んでる人達をTVでみると、


そう思いますよね?


実際に地元住民でも、戦争世代の方は仕方のないことですが、


あのTVに写っている連中は、言うまでもなくその人達でも、


その人達の身内でもありません。


多くは、沖縄県に在住している人でもありません。


日当いくらで雇われている、プロ市民たちです。

(地元住民で雇われている人達もいるようですね)


その人達を、TVはあたかも地元住民であるかのように報道しているのです。


それがまるで、沖縄県民の総意であるかのように。


トニーさん曰く、


米軍基地に至る道路の方側には、横断幕を持った、


「米軍出ていけ~」的な人たちが


並んでわめいていて(←こいつらは、ほんとわめくよね)


反対側には、笑顔で、いってらっしゃい!と


米軍さんをにこやかに見送る人々の列があったんだとか。


で、TVは決してこっちは映さないんですよね(笑)


そう言えば、以前、


「いせ」の記事をネットサーフィンして探しまくっていた時、


ある沖縄在住の方のブログにたどり着きました。


いせが沖縄に来た時、


岸壁ではなく、沖合に錨泊していたのだそうです。


それは、もちろん、沖縄に対する「配慮」からのようですが、


面倒を避ける意味もあったのでしょう。


そのいせを、海上自衛隊のファンのブログ主さんは、


フェンス越しに、遠くにいるいせを眺めていたのだそうです。


この方は、


「沖縄でも、皆が米軍や自衛隊に反対しているんじゃないのに。

 できたら、入港してほしかったし、もっと近くで見たかった。

 でも、今はこれしか無理で、見られただけでもよかった」


と書いておいででした。


もちろん、いせが来ると聞いてわざわざ見に来られた方で、


そのフェンスの周りには、いせを見に来られた方が何人かいらしたようです。


こういう方の声は届かず、


反対派のどなり声しか届かないようになっているのが、なんとも悲しいですね。


この話を、ふと思い出しました。







トニーさんのお話で、


一番私に響いたのは、


米国では、お店やレストランなどで、軍服や迷彩を来た軍人さんや、


お話していたご老人が退役軍人だと分かると、


「私たちを護ってくれてありがとう」


と握手をしにいくのが普通だ、というお話でした。


こういう文化って、日本にはないですよね。


基地や駐屯地の近くだと、


迷彩や制服きた自衛官がコンビニにいたり、


歩いている姿を見ることもありますが、


だからといって、


「いつも護ってくれてありがとう」


と握手はもちろん、声をかけることもありません。


米国では、軍服来た人を見ると、


「ありがとう」


と声をかけるのが当たり前なのですって。


これは、


「自分の様な人を護るために、この人が命を落とすかもしれない」


という想いが根底にあるからなのだそうです。


素晴らしいなと思いました。


こういう人が、日本でも少しでも増えてくれると、


自衛官ももっと自分たちに誇りが持てるのではないでしょうか。


そうでなくても、あんなに、一生懸命護ってくれてるのに…。


沖縄に関して言うと、


米軍が撤退したら、もっと中国が来ますよ?


それこそ、さっさと占領しにかかるでしょうね。


さて、沖縄の米軍撤退を支持する人と、


そうでない人、一体どちらがより日本を大切に思っているのでしょうか?


どちらの方が、日本のためなのでしょうか?


答えは明白ですよね。


だから、利敵行為と呼ぶのです、サヨクの言動を。


通常、左翼も右翼も愛国心があって、そのアプローチが違うだけなのですが、


サヨクは全く違います。


奴らは、日本を滅ぼしたくて仕方ないようですね。


この人たちは、いつも怒ってます(笑)


だから、


やつらの言動をジョークにして笑えばいい、という、


トニーさんの言葉が、とても大好きで共感しました。


トニーさんの動画はまさに、そうですよね。







もう1つ、驚いた話が、


靖国神社についてのお話。


「そんなに文句があるなら、バチカンに言うべきだ」


と、トニーさんは言う。


なぜか?


戦後、マッカーサーは靖国神社を取り壊して、


ドッグレース場にしようと考えていたのですが、


不遜の極みのこの企ては、


バチカンのローマ法王によって阻止されました。


私も不勉強でして、この時に初めて知ったのですが、


戦犯の汚名を着せられた英霊方は、バチカンに御祀りされているのだそうです。


ローマ法王は、


「自国を護って戦った人は、戦犯ではない」


と仰ったのだそうです。


詳しくは、こちらのブログにかいてありますので、


ご一読をお勧めします。


一度だけ、バチカンのサン=ピエトロ大寺院に行ったことがあるのですが、


その時は、そんなことを知る由もなかったので、


返す返すも残念です。


日本を潰そうとする、数々のプロパガンダがあります。


これらの特徴は、


100のウチ1つだけ真実を言って、99は捏造だということです。


これはどういう事かというと、


「自衛隊は戦争に行って人を殺すし、自衛隊も殺される」


という言葉がまさにそうです。


これは、確かにある意味ウソではないんですよ。


戦争になれば事実そうなるのですから。


だけど、それは、100のウチの1つの真実を、


100全体であるかのように見せているのです。


他に99の事実があるのに、


たった一つの1を事実の全てであるかのように話すのは、


誇張を通り越して捏造です。


それがプロパガンダです。


そこには、論理的な展開も事実の裏付けもありません。


ただそう、怒り狂ってわめいているだけです。


トニーさんは、


プロパガンダバスターと自称されています。


論理的で、事実のきちんとした裏付けがあって、ユーモアあふれる展開。


まさに、プロパガンダバスターです。






尖閣問題や、集団的自衛権で揺れる日本に、


プロパガンダバスター、テキサス親父が言った言葉は、


「自由・安全はタダじゃない」


そう。


おとなしくしていれば手に入るモノではないのです。


自由・安全は普段通りにしていれば守られるものだと、まだ思っていますか?


そんな時代は、とっくに終わっているんですよ?


私たち日本人は、世界的に見て、あまりにも貴重なこの二つを、


あまりにも当たり前のように享受してきました。


それが、当たり前のものではないということに、


もうそろそろ、気づかねばならない時になっているのです。