「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

目達原駐屯地創設60周年記念行事…の予行  観閲式編

2014年10月30日 | 陸上自衛隊


さてさて、


今回訪問のメインとも言える、


記念行事の予行に参ります。


今回、私が楽しみにしていたのは、


何と言っても、ヘリですヘリ


陸上自衛隊唯一、全てのヘリが揃っている、


ヘリの聖地・目達原駐屯地ですから、


もちろん、楽しみなのは、


数々のヘリの編隊飛行ですよ


そしてこの日は、ヘリが飛行するにはお誂えの良い天気です。


ちょっと風が強めかな~と言う感じでしたが。


やや日差しが強い中、


予行の場所に向かっていると、


ちょっと太めの長旗っぽい黄色い旗が目に入りました。



艦が好きだと、旗にも敏感になりますね…(笑)


「あの~、あの黄色い旗は何ですか??」


と尋ねると、


「あ、あれは、空挺が降下する時に、風向きや風の強さを見るものです」


とのことで、


「えっ…ってことは???…空挺、来てるんですか


「はい、来てます。ただ、今日は風が強いので降りるかどうか…」


わざわざ、記念行事のために、


空挺団の三名陸曹さんが習志野からお越しになっているのそうで、


そりゃあ、ぜひとも見たいですよね


がぜん期待が膨らみますが、期待しないでおくことにしました。


そうこう話しているうちに、目的地に。



う~ん、準備中ってかんじ


あの、一糸乱れぬ本番の前に、一体どんな練習をしているんだろうって思ってたんですけど、


見たかんじ、そんなに大きく違いがないように感じました。


広報室長さんも、


「練習なので、ちょっとグダグダだと思いますが…」


とは仰っていましたが、


いやいやいやぜんぜんそんなことないです



ね、自衛官も椅子も、本番さながらキレイに並んでます。


ちなみに、すっごく驚いたのはこの椅子。


本番近いからこのまま出しているのか思っていたら、


練習が終わったら、全部片付けるんです


びっくりしていると、


「この後、普通の演習もありますから。

 まぁ、自衛隊だからできることですよね」


と。


たしかにそうですけど…


一般的な感覚だと、本番前くらいしか、椅子を並べないし、


せいぜい、中央の舞台の周辺2~3列程度でしょう…並べるとしても。


これは、私的には結構衝撃的でした(笑)


ここでおもしろかったのは、


観閲官の入場ですね。


駐屯地司令ご本人は登場されないので、


自衛官のどなたかが、偉い人の役をされるわけですが、


ゼッケンみたいに、


「司令」とか「知事」とか書いてあるものを前後に下げている様子が、


なんだかかわいかったです(笑)


「今日は、○○一尉が司令の役です」


と仰ってましたので、


偉い人の役は日替わりの様子。


これって、せっかくだから、やっぱりこういう役をやりたいって思うのかな?(笑)


聞くのを忘れてたけど、この役目って、


どうやって決めるんだろう???


そんなことを考えながら見ていると、


ん?


迷彩の後ろにスーツ姿や自衛官らしからぬグレーの作業着の人も並んでる???


「あ、あの方たちは民間人ですが、ここは補給所なので、いろんな人が働いていますから。

 みんな同じように働いているので、あのように一緒に並んでいます」


なるほど。


…しかし、自衛官と一緒に並ぶって、特にそんな訓練したことない民間人には、


ちょっと、いやかなり大変なんじゃないかと思った。








そして、次はいよいよ観閲行進。


待ちに待った観閲行進です!!!



ハイキターーーーーーーー


まずやって参りましたのは、


UH-1


UHの1と6の区別がつかない私、


おしりが扇風機なのが1だと、ごく最近知りました(笑)


これは、おしりが扇風機なので、1ですね、っと。


この子、やってきてから、ず~~~~っとしばらく


このままここで、ホバリングしてました。


なにしてんだろ~?と思っていたら…





こんなかんじで、次々とヘリがやってくるのを、


先達として待っていた模様



ま~なんですか、カルガモの親子みたいに、


ヘリが一列に並んでて、めっちゃカワイイ


また、先頭のUH-1が、そろったかな~って時に、


くる~~~っと、後ろをむいて、


「みんな、そろった?来てる?ちゃんと来てる?」


みたいなかんじで、確認して、


一斉にばぁ~~~っと飛び立って行ったんですよ


や~も~、超カワイイ







最後はCHでした~。


つか、私、目達原に来たというのに、


まさかのアパッチ取り忘れ…


撮ったと思っていたのだけど…画像ない







さて、次に登場したのが、ラッパ隊



みなさん、パイプ椅子を持ってご登場。





広報室長さん曰く、


「うちのラッパ隊はまだまだなんですけど、

 でも、やらせてみよう、ということで、みんな本番に向けて頑張ってます」


とのこと。


ラッパの演奏自体は、なるほどたしかに、っていうところはありましたが、


でも、


演技自体は、今まで見たどのラッパドリルより凝ってました


しかも、私がびっくりしたのは、




わかりますか?


椅子に段ボールを貼っているんです。


これ、踏み台昇降みたいに、椅子の上り下りをするので、


椅子を汚さないようにしてあるんですよね…。


こういう小さな気遣いが好きです…。


そして最後、




60周年の感謝を込めての文字が


途中、ちょっとご愛敬なところもありましたけど、


すっごくカワイくて、気持ちのこもったラッパドリルでした





そして、お次は車両パレード。


何度も言いますが、ここは補給所なので、


戦車とかミサイルとか、そういった、いかにも~なものは来ません。


ちょっと不思議な車両が多かったのですが、


とりわけ目をひいたのは、コチラ↓↓↓



そう、フォークリフト(笑)


か、かわいいぞ~


駐屯地の車両パレードで、これはなかなか見ないと思いますね(笑)


賛否両論あるそうですが、


これも、19,20歳の女の子が


懸命にこれを操って仕事していることに意味があるんです、との言葉に、


なるほどなぁと思いました。


自衛隊の装備や車両というと、どうしても華々しいものに目がいきがちですが、


こういう、地味かもしれないけど、


縁の下の力持ち的なお仕事をしている自衛官や車両もいる、ということは、


やっぱり、知っておいてほしいなぁと思いました。


あとは、こちら。



一見普通の軽トラみたいですが、これ、


処理後の爆発物を運ぶ車です。


はい、そうです、ここ目達原駐屯地には、


不発弾処理隊も存在するのです。


ほんっとに、どんな部隊でもいるんだな、と思ったら、


音楽隊以外、全ている!という、本当にすごい駐屯地でした。


ほかに珍しいのが、


映像写真小隊空中伝送班なる部署。


読んで字のごとくですが、


ヘリに乗って、空中から下の様子を撮影し、


その画像を内閣総理大臣(首相官邸にかな?)


に直接送ることができるんだそうです。


いわずもがな、東日本大震災の時にご活躍されています。


そうこうしているうちに、


遠くからヘリの音がしました。


お帰りになった模様です。





今回、予行でしたから、


ちょ~~~っと早かったみたいですが、ま、それもご愛敬



HUよ、おかえりなさいませ~。


そしてそして、


ヘリが返ってきたと思ったら、


「空挺が降りましたよ!」


と。


「えっどこどこ???」



白い点が見えますか~?



ちょっと近づきました。





はい、そうなんです。


降りないかも、と言われていた空挺、降りてくれました


青空に白いパラシュートが映えています


実は、本番は台風が接近する悪天候だったので、


空挺は残念ながら…でした…ので、


ここで、お写真を披露できてよかったです~~~


取材させて頂いていたおかげで、


ここで披露することができました


ありがとうございます


しかも、総火演と違って、すっごく近くに降りてくるので、


降下後のお片付けシーンも間近で見ることができました


や~これはうれしかったですね


もう、ほんっとに、お腹一杯、大満足ですよ


ほんっとに、行ってよかったです


広報室長さんには、


お忙しい中、ご無理を言ってしまいましたが、


行かせて頂いて、本当によかったです。


なにより、自分の地元の、


唯一の駐屯地のことを、知らなすぎたことを反省し、


そして、知ると、すっごく楽しくてスゴイ所だという事が分かって、


行ってよかったです


広報室長さん、お忙しい中ありがとうございました