さて、今回はタイトルの通り受閲部隊側での観艦式予行でございます。
そして、二回目ともなるとちょっと慣れてきたので、気持ちにも余裕が出てきます(笑)
相模湾に続々と艦が終結しているのが見えると、本当にテンション上がりますね( *´艸`)
くらま編でも書きましたが、これだけの艦艇がそろって洋上を航行する様子というのはそうそう見ることはできないので、
この様子を見るたびに、感動で言葉をなくしてしまいます…(ノД`)・゜・。
いずもが見えました。
…この前は、かなりの辛口でゴメンね…(笑)
しかし、つくづく思うのですが、我が最愛の「いせ」といい、この全通甲板型のDDHは、
ぶっちゃけ、中を見るよりも外側の方がインパクトがあるし、美しいと思うんですよね~
艦艇見学なら、潜水艦救難艦とか掃海母艦とかの方が断然面白い、と個人的には思います。
全通甲板DDHは、艦内見学って言っても、格納庫とエレベーターと甲板なので、(あまり知識のない)一般人の場合は
「ひろ~~~い」
以外に感想はないのではないかと思うので(笑)
あ、いずもはこの日は防大生を乗せていたようです。
防大生、観艦式年にあたった人はラッキーですね~('ω')ノ
しかしまぁ、いずもと並走する護衛艦に乗る機会もそうそうあるものではないですよね。
これは感激でした。
そして、すぐ後ろの「さみだれ」です。
今回乗艦させて頂いている「きりさめ」と「さみだれ」そして「おおなみ」は、訓練展示で一緒に「戦術運動」をする仲間。
結構大きな護衛艦が、一斉に斜めになる様子は結構ダイナミックですが…
今回は、それに乗っているので戦術運動自体は見られないわけです(笑)
しかし、意外とそれが楽しかったんですよね~
そして、前回乗艦させて頂きました、くらま様。
乗っているとその艦の写真を撮ることができない、というジレンマを抱えていたわけですが、今回、ようやく撮影できました~(*'▽')
そして、くらま様とすれ違う、ということは当然…
はい、登舷礼です。
観閲艦に対して、隊司令、艦長が敬礼をします。
その後に、随伴艦の掃海母艦「うらが」が来ました。
そして訓練支援艦「てんりゅう」
…で、この後「しらゆき」のはずなんですが、タイミング悪く、よりによって取り損ねてしまいました(ノД`)・゜・。
なので…お次は、潜水艦救難艦「ちはや」
この日もたくさん載せてますね~~~
そして、最後はイージス艦「ちょうかい」
…ちょうかいだけまだ乗ったことないんだよねぇ…これでイージス艦はコンプリートなのに…
さて、この後は訓練展示ですが・・・
当然のことながら、「しまかぜ」の祝砲は音しか聞こえてきません(笑)(←前にいるからね)
もう笑うしかない((´∀`))のですが、その後は、そうきりさめは「戦術運動」で出番です。
この時、旗りゅう信号の前にいた我々は一時撤退を強いられておりました。
戦術運動の時に、旗りゅう信号上げるということを、この時に初めて知りました。
セーラー服の初々しい海士君たちが集まって準備をしている時、ベテランの海曹さんが来て
「いいか、失敗してもいいから気合いだけは入れていけ」
と、とても男前な檄を飛ばして去っていかれました
この「失敗していいから」という一言って大事ですよね~萎縮させないために、必要な言葉だと思います
また、超ニューフェイスっぽい海士くんのセーラー服のスカーフを、
先輩海士くんが結びなおしてあげるという、なんとも萌え萌えする場面を見てしまい、無駄にテンションが上がりました(笑)
なんか、なんかいいなぁ~( *´艸`)
ロープを掴んでいる先輩海士くんが、ニューフェイスっぽい海士くんに
「リベンジする?(笑)」
と、笑顔で言い、躊躇した後、黙ってうなずく後輩くん…そんな一部始終のやり取りに、ずっと萌え萌えしていました
さっきの海曹さんも戻ってきて、
「大丈夫だから」
と励ましていらっしゃいます。
すごく近くにいたので、思わず、
「12日の予行の時、くらまから見ていましたけど、きりさめが一番キレがあってキレイでしたよ」
と言うと、
「ありがとうございますよく言われます(笑)」
と笑顔で返してくれました
別にね、さみだれとおおなみがダメだったわけじゃないの(;´・ω・)そういう意味じゃないのよ~
でも、きりさめの戦術運動は、本当に一隻だけキレッキレだったんですよ
動きが全然違ってたんですよね。
12日の予行の日は、結構波が立っていたので、前甲板にいた人たちは、マウンテンスプラッシュ状態だったそうです。
ちょっとうらやましい…。
では、今回は…
…戦術運動が始まり、艦が大きく動きました。
正直、いた場所が場所なので、「おぉなんか動いた~」くらいでしたが、前甲板にいたら、もう少し違っていたでしょうね。
そして、その時、旗りゅう信号のロープを速やかに上げないといけなかったらしいのですが…
「気合い」は十分だったのだけど、気合いが強すぎて、ロープでなく空を掴んでしまっていて、よけいに焦っちゃったのでした。
周囲の先輩くん達がバッチリフォローしてたから、大丈夫だったけど、それでも、結構、ギリギリまで手を貸さずに見守っていたんだよね。
前回の記事でも書いたけど、きりさめ、本当にいい艦だな~としみじみ見ていました。
その後も、落ち込む後輩くんを慰め、励ます先輩くん…きっと、三曹くらいになった時に、
「観艦式の時、σ(゜∀゜ )オレ、超ヤバかったんですよ(笑)」
と笑い話に出来ていると思うな~
いい先輩たちに恵まれているから、きっと成長できると思うよ
大丈夫
しかし、戦術運動の際、見えないところでこんなちょっとした素敵なドラマが垣間見られたことが、私的にはとてもうれしかったです
この後、なんか全体的な動きはよくわからなかったのだけど、
しばらく動いていた気がする。
もちろん、この日もブルーインパルスの展示がありました…が、
これ、やっぱ「くらま」からでないとキレイに見えないのね…(;´・ω・)
遠いし…。
かつ、風もあってスモーク切れるのが早いし、雲もあったから白に白で見えずらかったですね。
12日、見られてよかった~(∩´∀`)∩
あ、そうそう!写真は撮ってないのですが、この日から外国艦艇の祝賀航行がありました。
一応見られました。
オーストラリア ⇒ フランス ⇒ インド ⇒ …そして、韓国… ⇒ アメリカ ⇒ アメリカ
あの~ですよ?
たいてい、どの国も自衛艦旗をマストに掲げて、自国旗を艦尾につけてましたけど…
大きさ、だいたい、自衛艦旗と同じか、自国旗がやや大きいくらいだったのですが、
韓国軍どんだけデカいんだよ
招待されてきた、他国の観艦式で恥ずかしげもなく自己主張してましたね…えぇ。
まぁ、大嫌いな自衛艦旗をよくつけたなぁとは思いますが…。
あと、ちょっと遅れ気味だったいう指摘も耳にしました。
ところで、本番では米海軍艦艇には「第3艦隊司令官」が乗艦されていたようですね。
この方、初の女性の艦隊司令官なんですよね~カッコいい
さて、祝賀航行も見終わり、飛行展示も終わり(そういえば、この日はオスプレイは来なかったな)
帰途につくだけなので、きりさめの知り合いの海曹さんコンビに会いに行こうと、
近くにいた「電測」と書いてある海士くんに声をかけて居場所を聞くことに。
ところが、ちょっとその子警戒員で離れられなかったからか、近くにいたほかの先輩海士くんに聞きに行ってくれたの。
そしたら
「あっ、じゃあ案内してあげて」
と、先輩海士くんが、後輩海士くんから、警戒員の腕章をよこすように手で促して、受け取ると、自分の腕につけ始めたんです。
「…お忙しいのに、すみません…」
と私が言うと、先輩くんは笑顔で、
「いえこんな時でないと、なかなか会えないでしょうから」
と言ってくれたんです( *´艸`)
な、なんてステキなのかしら~
しかし、ホントに、ラッタルのところにいる警戒員もず~っと笑顔であいさつ&声掛けしてくれてたし、本当に雰囲気がいい艦でした
かくして、CIC前で海曹さん二人を呼び出してもらい、ず~っとここでおしゃべりしていました(笑)
超楽しかった~
一人は、制服姿を初めて見たんだよね。
実は、前もって先任伍長さんにも聞いていて、先任伍長さんから予め連絡もあったのだそうです…ありがたや…。
そして、おしゃべりした後、再び旗りゅう信号前に戻ると、艦内放送で
「ただいま、イルカが並走しています」
と聞こえてきました
艦橋ウイングに駆け寄ると、いた
写真に撮られるほどではないけど、群れで泳いでいるのが確かに見えました
今まで、イルカが見られる、という話は何度も聞いていたけど、実際に見たのは初めて
うれしかったな~
また、それを艦内放送で教えてくれるのがいいじゃないですか~
そういうわけで、15日の予行は、12日とは全く違う観艦式を堪能することができました('ω')ノ
本当に楽しかったです。
で、この後、18日の本番にも乗艦予定でしたが、チケットがないまま北海道からきた花ちゃんのお友達に譲ることに。
2回乗ったらもう、十分です。
今回は特に、チケットがなくて大変でしたので、18日まで乗艦するのはさすがに気が引けましたしね…。
初の観艦式は、このように、申し分ない観艦式を体験できました。
この観艦式は、準備から全てにおいて凄まじく大変だったことは想像に難くありません。
海上自衛隊の皆さま、観艦式に出られた艦艇の皆さまはもちろん、
企画運営の海幕の皆さま、
観艦式の最中、警戒に当たっていた艦艇の皆さま、EODの皆さま、
参加艦艇ではないけども、その間、通常任務に従事していらした皆さま、
事務官の皆さま、そして、今回、チケットを入手してくださった方々と、私に「チケットはある?」と気遣ってくれた皆さま、
本当に感謝でいっぱいです。
皆さますべての方々のおかげで、こんなにも貴重で素晴らしい体験をさせて頂けました。
本当にありがとうございます。
心からお礼申し上げます…。
きりしまも、艦長さんと船務士が知っている方なので、乗艦したい艦のひとつでした。
いいな~。
仰る通り、日本はこんなに素晴らしい方たちに護ってもらっているんだ、と実感することができる、貴重な機会だと思います。
私も縁あって18日にきりしまに乗艦させていただきました。拙ブログに徐々にアップしておりますので、ご覧いただければ幸甚です。
さて、海上自衛隊のホスピタリティー、前回の2012年の観艦式で乗艦させていただいたときにも思ったのですが、すごいですよね。今時こんなホスピタリティーを発揮する人たちがこんなに日本にいるなんて。
「あぁ~、私たちはこんなに素晴らしい人たちに護られているんだ」
と、実感できます。