迎えた12日、いよいよ観艦式予行が始まります。
初日は、なんとくらまに乗艦となりました
これは、偶然チケットをはがき応募でGETされた方が、たまたま12日は行けなくなったということで、
泣く泣くチケットを譲っていただいたおかげで、栄えある観艦式旗艦くらまに乗ることが叶いました。
(正直、こんなくらまのチケットが当たる人がいるのか、と驚きましたが…)
今回のチケット入手の困難さは、例年に類を見ないほど熾烈な状況となっていたのは周知の事実ですが、
そんな中で、くらま最後の観艦式で乗艦が叶ったという奇跡と、チケットを譲ってくださった方に感謝するばかりです。
さて、乗艦時刻まで少し待ちます。
ここは、もちろん一般ピーポーの乗艦場所ではなく、VIPの乗艦場所です。
我々、一般ピーポーは、後ろのフツーのラッタルから乗艦します…が、中に入ると…
レッドカーペットと紅白幕
全てがこうなっているわけではないのですが、VIPが通られる場所は、すべからくこんな感じです。
さすがは旗艦。
そしてこの日は、もう一つの奇跡が起こりました
4時に起きて、一番初めに乗艦された方がよ~く知っている海自ファン仲間の方で、な~んと、一番いい場所を確保してくださっていました。
かくして、格納庫上、左舷最前列格納庫後部という、最高の場所で観艦式予行を堪能させていただくことに
最高
しばらくすると、海上自衛隊では見かけない青いツナギを着た二人が私の2時方向に見えました
「んっあれはブルーのパイロットでは」
と気づいたのは、私と一緒にいたはなちゃんくらい(笑)
どうやら、ブルーの隊長さんと6番機のニューフェースさんのもよう。
…なんだけど、ここにいる人たちって海自ファンだから、見向きもしないんだよね(笑)
なので、並ばずに一緒に写真を撮れるチャンスってことで~
ラッキィ~( *´艸`)
普通は1時間以上並ぶよ?
一緒に写真撮ってた人は、うちら以外ではオジサンが一人でした。
アウェイだとこういう感じなのかぁ(゜д゜)!
しかし、全国のブルーファンの皆さま、すみません…と、お詫びしたくなるような事の、これはほんの序章にすぎませんでした…。
しばらくすると、遠くに見えるミサイル艇のジェット噴射が始まりました。
この日は当然、あちこちから艦が出港していきます(*'ω'*)
山と山の隙間から、船越地区から出向していく艦も見えます。
見ているだけでテンションが上がっていくのは言うまでもないでしょう。
そうこうしている間に、まもなく自衛艦旗掲揚の時間が迫ってまいりました。
「自衛艦旗掲揚5分前!」
の声を聴いた時、ふと、お隣のオーストラリア海軍の方を見ると…
ちょっと寂しいですが、珍しいので見ていました。
時間になって、海上自衛隊のラッパがなった時、オーストラリア海軍の方では、
カーン!
と鐘が鳴ったら、あとはサイドパイプだけの、とてもシンプルな海軍旗掲揚。
自衛艦旗掲揚が終わると、しばらくして、見るからに偉い人が乗っている感じ満載の車が到着。
しかし、この日は本当に海幕長だの陸幕長だの空幕長だの防衛大臣だのが乗艦されるわけではありません。
予行の時は、陸海空問わず、偉い人役の「想定」海幕長とか「想定」陸幕長とか「想定」空幕長…つまり、
その役をする代理の方が乗艦されます…が、この日はわりと「想定」さんでも、将補以上の方たちでした。
なのでつまり、けっこうエライ方たちが、首から「海幕長」とか書いてある札を下げていらしたので、なんかちょっと面白かったです(笑)
しかし、こういう役ってどうやって決めてるんでしょうね?
…で、まぁ、そんなわけで、くらまには当日ほどではないにしろ、将官方が予行のたびにわんさか乗って来られる上に、
国会議員なんかも乗ってくるので、毎度毎度、接遇にいろいろ大変な艦なのです。
だから、とにかく、艦内には海幕や他の艦の乗員さんやら、いろんな自衛官がかき集められていました。
そして、その様子を見ているオーストラリア海軍。
舷門がカワイイ。
そして、ふと見上げると…
初めて見る紫の旗が…そう、防衛大臣旗です(よね?)
マストに高々と掲げられた自衛艦旗がまた泣かせます。
そして、いよいよ出港。
なんと乗艦している海上自衛隊東京音楽隊の演奏による「行進曲軍艦」で出港…もう、目が潤みます(ノД`)・゜・。
いざ、相模湾へ