「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

今年も、久留米駐屯地観桜会にお邪魔させていただきました♪

2016年04月10日 | 陸上自衛隊



三月末に、今年もお邪魔させていただきました~( *´艸`)


楽しみにしすぎて、時間勘違いして、1時間も早く到着しちゃいましたよ(笑)


…なので…一番乗りでございました~(笑)


おかげで、誰もいない様子や、準備中の様子を見ることができて、ラッキー←ケガの功名(笑)


どれくらい早かったかと言いますと…



ドリンクバーは、まだ、テーブルのみっていう…。







案内して頂いた席の、お隣の席には



こんな感じで、ひざ掛けが用意されていました。


ご年配の方の席なのかな?と思っていたら、やっぱりそうでした。


いつもながら、さすがのお心配りです。


ふと、見ると



整列して、これからの動きについて、上官から説明が行われていた模様。


演台の方を見ると、



配線中の様子。



せっかくなので、演台の裏を見てみると…





やっぱり、キレイです


こういう、別に誰も見ないところでも、キレイに処理してあるのは、さすがの陸上自衛隊の仕事ぶりです


そして、私はこういうところを見るのは好きなんですけどね(笑)



お食事が到着しました。


そうこうしていると、音楽隊がリハーサルを始めたり…待っている間も、何かと楽しいです


…と、まぁ、こんな感じでしばらくここで、こうやって見ていたのですが。


結構、風が強くて寒かったんですよ…この日は…。


なので、受付のテント内に入れさせていただこうかと思って、テントに向かっていると、広報の方が、


「ずっと外にいると、寒いでしょう…中にどうぞ」


と、広報室に案内してくださって、暖かいお茶を頂きました…あぁ…至福…


…これも、ひとえに防衛モニターだからであるからなのですが…本当にお世話になりました。


余談ですが、広報室の扉に、海上自衛隊の「あの」1枚ものの艦艇のカレンダーが貼ってあって、深緑系の色合いの中で、


ひときわグレーが異彩を放っていましたね(笑)







さて、時間となって席に再び戻りますと、もう、たくさんの人でいっぱい。


各テーブルには、だいたい、自衛官が1~2名来てくださいまして、私共のテーブルには、2名の方が来てくださいました。


お1人は、よ~~~く存じ上げている方で、もう一人は初めましての方でした。


でも、同じテーブルの民間人さんも、これまた偶然、知っている方だったので、とても楽しくて和気あいあいと、


気楽に楽しめる観桜会となりました~(*'ω'*)


心配だった天気は、ちょっと雲行きは怪しいものの、なんとか曇りでセーフ…お花は、この時点では2~3分咲きといったところでした。


昨年は、ちょうど満開だったんですけどね…。


ま、でも、雨が降ってないだけ御の字です。


さて、開会となり、駐屯地司令兼(かねて)第4特科連隊長 福尾淳一1等陸佐よりご挨拶がありました。


以前の大場一佐が異動されて、初めて、新しい司令にお目にかかります。


すごくお若いと、びっくりしました…40代前半~半ばくらいに見えましたので…。


続いて、ご来賓の挨拶からの~乾杯の音頭だったのですが、


乾杯を終えた途端…が降り出しました


うそでしょう~(ノД`)・゜・。


って感じでしたが、雲を見上げると、通り雨なのは明らかだったので、数分間やり過ごせば大丈夫でした…が、


すっごく寒くて、とてもじゃないけど、ビールとか飲む気分になれない…


会話もしばらくは


「寒い~~~~~~( ;∀;)」


しか、出てきませんでしたね(笑)


こうなると、普段飲まない焼酎のお湯割りなんぞを体が欲してきます…。


と、とにかく暖かいものがほしい…という一心で、ドリンクバーに焼酎のお湯割りを頂きに行きました。


そうすると、不思議なもので、しばらくそれで暖をとっていると…晴れてきて、今度はむしろ暑くなってくるんですよね(笑)


なんなんでしょうねぇ(笑)


まぁ、でも、晴れてよかったです。









ところで、同席してくださった、初めましての自衛官さんは、相浦駐屯地から異動してこられたばかりの方でした。


自「…相浦では、観桜会ってないんですよ」


私「えっ?そうなんですか???」


自「はい。代わりに、観藤会というのがあります」


なんと~それは素敵っ( *´艸`)


しかも、樹齢うん百年という藤があって、その下でお琴の演奏があるのだとか


なんて雅やかなの~


一度、お邪魔してみたいと思ったのは言うまでもありません…。


ステキすぎる・・・・・


しかし、雅やかといえば、こちらも負けてはおりません



はい、こちら。


おなじみの、野点です。


これが楽しみだったんですよ~





今年も、昨年お見かけした、OBさんがいらっしゃいました。


ステキですね~( *´艸`)


今年は、テーブル席で頂きました。


お点前を運んでくださった方は…昨年もいらしたWACさんではないですか~


私「あれっ?…昨年もいらした方ですよね?」


W「あっ、はい…」←ちょっとびっくりされてました


私「どうですか?お茶の方は?」


W「…それが、仕事の都合でなかなか…」


と、はにかんで答えられた様子が、またかわいらしかったです


思うに、お茶って時間とお金がふんだんにないと、なかなか難しいんですよね…


それでなくても、忙しいので大変だと思う…。


そして、頂いたお点前がこちら。



結構なお点前でございました( *´艸`)






それから、席に戻って、少しお話しすると、もう時間でした…。


「え~~~~~っはやぃぃ~~~~」


と、異口同音に思わず、みんなで叫んでしまいました(笑)


いや、早かったです…時間があっという間でした…(ノД`)・゜・。


ただでさえ、楽しいと早いのに…時間が短いと、本当にあっという間です…。


ちなみに、奥では、各大隊ごとにお花見の宴会が繰り広げられていて、すごく楽しそうでした…。


いいなぁ~。


と、横目で見ながら、撤退。


…これにて、久留米駐屯地での防衛モニター、全て終了いたしました。


ヨントクの皆さまには、2年間、本当にお世話になりました


いつもいつも、丁寧に接してくださって、本当にありがとうございました


今後も、久留米駐屯地の催し物にはお声がけ頂けるとのことで、これからも、よろしくお願いいたします


そして皆さま、観桜会の準備、お疲れ様でした










こちらもよろしくお願いいたします

↓↓↓↓

チャンネルNippon みね姉の見た防人たちの素顔

ブログだけでは書ききれない、自衛隊の姿を綴っています。






【公式facebookページ】

「みね姉のひとりごと公式facebookページ」

※facebookをしていなくても、そのままクリックすれば見ることは可能です

※リアルタイムで、イベントレポートをお届けしています♪

※随時更新:自衛艦隊和歌集

※各艦ごとにUPしていますので、下にスクロールして頂くと、他の艦の和歌が読めます。

各艦の画像と、歌のイメージの図柄や場所などの画像も貼っていますので、

和歌と艦艇の雅やかな雰囲気をお楽しみいただけるとうれしいです

練習艦隊佐世保入港! ~出港編~

2016年04月08日 | 海上自衛隊

長らくお待たせいたしました(;´∀`)


練習艦隊出港編をお届けいたします






もちろん、朝は、0800の自衛艦旗掲揚に間に合うように向かった…のですが、足が痛くて、ギリギリの到着…(ノД`)・゜・。


ヒールは履き慣れていたはずなのですが、ちょっと久しぶりに履くと、以前とどうも感覚が違う…


…どうも、太ると足にかかる負担が大きくなるのではないかと思い、


私事ながら、ダイエットを決意しつつ、倉島岸壁に足の痛みに耐えながら向かいました


まぁ、いずれにせよ、太ると何もいいことはないですね…"(-""-)"


さて、ギリギリで岸壁に到着して、受付で名前を言うと、


「あれ?みね姉さんって、観桜会にも来られませんか????」


と、受付の海曹さんからいきなり言われてびっくり(笑)


「え?…いや、ご招待は頂いたのですが、残念ながらあの日は参加はできないので…」


というと、


「あ!そうなんですね!…私が、招待状発送したんですよ!(笑)」


え~まじか…それにしても、大量に送るだろうに、よく名前覚えてらしたなぁ…そんなに珍しい名前でもないのに…。


びっくりしていると、もう、間もなく0800。


急いでかしまに近づき、動画撮影準備するも、ちょっと、出だしに間に合いませんでした(ノД`)・゜・。


かしま 自衛艦旗掲揚



いつ見ても、いいですよね…(ノД`)


自衛艦旗掲揚を終え、私もようやく一息ついて、ふと、後ろの庁舎の方を見上げると…



この日は、そんなに多くはないのですが、協力会の方々がお見送りにお越しでした。


それぞれの会の旗を、思い思いに掲げてお見送りされるご様子。


民間人のお見送りの方たちよりも、総監部の方たちの方がお見送りされる人数が多かったように感じました。



かしまを見つめていますと、



音楽隊がご到着( *´艸`)


おおおおさすが


しばらくすると、突然…



演奏が始まりましたしかも宇宙戦艦ヤマト


海外に旅立つ僚艦を見送る時に必ず演奏されるのが、この宇宙戦艦ヤマトです


この時点では、練習艦隊はまだ国内巡行の途中で、次の寄港地は沖縄ですが(このブログアップの時点では、もう沖縄も出港してるはず…)


国内巡行が終わると、世界の大海原へと出ていく練習艦隊を見送る気持ちが込められているのではないかと思います。


朝から、このシチュエーションでも佐世保音楽隊の宇宙戦艦ヤマトは、非常にテンションが上がりました( *´艸`)


いきなり始まったので、途中からになりますが、それでもやっぱり、皆さんにお届けしたいと思い、動画撮影しましたので、どうぞ

佐世保音楽隊 宇宙戦艦ヤマト


…ちょうど、終わった直後に、サイドパイプが鳴り響き、


第2護衛隊群司令泉海将補と、どなたかは存じませんが…おそらく、相浦の陸上自衛隊官と思しき方が乗艦されましたね。


あ、途中で横切られた方は、佐世保総監部随一のナイスガイと言っても過言ではない、管理部長さんです( *´艸`)










その後しばらくして、佐世保総監が到着され、乗艦されました。

サイドパイプ


出港前の、お別れの語らいのひと時…どんなご歓談をされているのか、気になります(笑)


そうしていると、後ろに停泊している「あきづき」から、出港準備のお手伝いの皆さんが来られました


この時、海曹さんたちを引き連れて現れた、若い二等海尉さんは初任幹部さんで、こちらに気づいてくれて、笑顔で会釈してくれました。


なんと昨年の神戸での「くらま艦上パーティ」でお会いした当時の実習幹部生で、久しぶりの再会だったのです~「


あきづきに配属されていたことは、連絡を頂いて知っていたのですが、まさか、こんな形で再会できるとは、と感動でいっぱいでした。


そして、改めて、1年たったんだなぁ…と、しみじみ思います。


待機している初任幹部さんと、少しお話しできました。


私「…どう?ちょうど1年前でしょう?…やっぱり、感慨深い?」


自「そうですね。やっぱり、感慨深いですよ(笑)いやぁ、本当に…」


と、答える彼の姿に、なんでしょうね…何とも言えない感動がじわ~っとこみ上げてきました。


まもなく、後部のラッタルで動きを感じた彼は、


「あっ…すみません、失礼します


と、軽く会釈をして部下たちの元へ駆け寄り、彼らを引き連れてラッタルの元へ向かって行きました。



ラッタルの手すりが畳まれました。



…この状態のラッタルを登るのって、ものすごく怖いと思うんですよね…


「ゆっくりでいいぞ!」


と、艦上から声がかかりました。



ラッタルが収納されます…が、自動で上がっていくんですね~かしまのラッタルって



キレイに収納されました


初任幹部さんが、戻ってきて、またしばし雑談。

自「…あ、(実習幹部生が)出てきた。…今から並んでからが長いんだよなぁ…」


と、目を細めて笑みを零しながら、後輩たちを眺めている様子は、1年の歳月以上のものを感じさせます。





ここから、出港していくまで、ず~っと、このまま…大変…。


しばらくして、VIPの皆さまが上陸され始めました。





こちらも、ラッタルが収納されます。





初任幹部さんのお仕事の様子を、ついつい、母親のような気持ちで見てしまいます(笑)


…いや、だってね…、やっぱりなんかうれしいし、感動するんですよ(ノД`)・゜・。


実習幹部生の頃を知っている自衛官が、初任幹部としてまだまだ慣れない仕事も多い中、一所懸命仕事に誠心誠意打ち込んでいる様子というのは。


そんな様子を、実際に間近で見る機会があったことに、感謝せずにはいられません。


話しはやや逸れますが、先日、2年前「はるゆき」の初任幹部だった若手幹部さんと、2年ぶりに再会してお話する機会がありました。


彼の成長を目の当たりにして、頼もしく、うれしい気持ちになったものです。


当時、彼を指導していた上官さんに、今の彼を見せてあげたいなぁ…そんな風に思いながら、彼の二年間の仕事の話や、考えを聞いていました。


若者の成長を間近で感じるということは、なんとも気持ちの良いものです。


また、自衛隊の応援者としては、まだまだ新参者のつもりでしたが、それでも、確実に年月を経てきているのだな、ということを、


しみじみ思いました。







様々な思いを胸に、一人で感無量になっている中、ラッタル収納がはじまりました。


せっかくなので、動画撮影してみました(笑)

ラッタル収納


こんな感じ。


その間も、ず~っと立ちっぱなしの、実習幹部生たち…お疲れ様です…。



ちなみに、一番奥に「せとゆき」が停泊していて、先に出港していったのですが、なんせ一番奥なので、全然見えなくて、


出港ラッパが鳴り響いたのを聞いただけ…。


それからしばらくして、あさぎりが出港していきました。




すっごく、船足が早かったです


びっくりするくらい早かったです(笑)


さ~~~~~~って感じ(笑)


ま、まぁ、かしまがいますからね・・・。


あそこ、狭いし、すぐ民間のフェリー来るしで、さっさと行ってしまったのでしょうね…



見えませんが、旗が上がっていたのを写したかったんですよ…たぶん…なんだけども、逆光(ノД`)・゜・。


そして、



これまた見えませんが、ウイングに練習艦隊司令官岩崎海将補がいらしてて、岸壁で見送る人たちにお礼を述べられました。


そして、佐世保総監に、


「…それでは、練習艦隊、只今より出港いたします


と、力強く述べられると、出港ラッパが鳴りました。


実は、このラッパ手は、今年1月に体験航海させて頂いた「くろべ」のウェーブさんなのです。


先日、くろべ艦長さんと久しぶりにお話しする機会があった時に、


「彼女は、かしまに異動したんだよ」


と嬉しそうに仰ったのが印象的でした。


以前から、


「ウチのラッパは本当に巧い


と仰っていたので、


日本を代表して世界を周る練習艦隊の旗艦たる「かしま」のラッパ手に、自艦の乗員が選ばれたということを、


とても誇らしく思っていらっしゃる様子でした。


実際、日本を背負って世界を周る練習艦隊旗艦のラッパがイマイチだと、それはやっぱり、海上自衛隊の沽券にかかわるのではないだろうか?


と思うので、やっぱり、かしまのラッパ手は、選りすぐりの名手が選ばれるのだろうなぁ…と思った次第です。


では、出港ラッパからの、行進曲軍艦、そして蛍の光の中、出港していくかしまをご覧ください。

かしま出港


…この時、船首付近にいた、あきづきの初任幹部さんは、何を思って後輩たちを見送っていたのでしょうか…。



つい1年前まで送られる側だった彼の、岸壁で帽振れをする姿を見て、そう思わずにはいられません。


なんであれ、応援する気持ちでいっぱいであろうことは、疑いないと思います。


私も、彼ら彼女らとはいづれ、何処かの艦艇で再会することがあるでしょう。


どうか無事に遠洋航海を終えて、1人でも多くの実習幹部生が、めでたく初任幹部とならんことを願っています。


以後の航海のご無事を、心から祈念しております。








こちらもよろしくお願いいたします

↓↓↓↓

チャンネルNippon みね姉の見た防人たちの素顔

ブログだけでは書ききれない、自衛隊の姿を綴っています。






【公式facebookページ】

「みね姉のひとりごと公式facebookページ」

※facebookをしていなくても、そのままクリックすれば見ることは可能です

※リアルタイムで、イベントレポートをお届けしています♪

※随時更新:自衛艦隊和歌集

※各艦ごとにUPしていますので、下にスクロールして頂くと、他の艦の和歌が読めます。

各艦の画像と、歌のイメージの図柄や場所などの画像も貼っていますので、

和歌と艦艇の雅やかな雰囲気をお楽しみいただけるとうれしいです



練習艦隊佐世保入港! ~かしま艦上パーティ編~

2016年04月01日 | 海上自衛隊


毎年、関西での練習艦隊入港にお邪魔させて頂いておりましたが、今年は初めて、佐世保の方に参加させて頂きました。


と言いますのは…



こちらを頂いちゃったからでございます( *´艸`)


さすがに、もう二度とこんな機会はないと思いますので、これは永久保存(笑)







そして、楽しみにして迎えた当日


開催時間の30分前には開場でしたので、その時間には倉島岸壁に到着しました。



桜も満開


桜の奥には、本日の会場、練習艦かしまが見えます。


そして、その後ろには、



あきづき~~~~


そして、その後ろには、見えませんが、掃海艇やくしまがいます。


うきうきしながら、受付に向かい、名札を受け取り、かしま特有のVIP専用木製ラッタルに向かいます。



すると、ラッタルの手前で、その脇に待機している実習幹部生の一人が一歩前に出てくれて、すかさずエスコートしてくださいました( *´艸`)


感激です


「こちらへどうぞ。段差がありますので、お足元お気を付けください」


と、声をかけてくださいます。


…昨年まで、このエスコートがつくのは最初に乗艦は許される本当のVIPのみだったのですが、今年は変わって、可能な限りエスコートして頂けるようでした早く行ってよかった~


実習幹部生も緊張されてるようで、ありがたい反面、心の中でエールを送りたくなりますね


いやまぁ…しかし、制服姿の若い笑顔の素敵な実習幹部生にこうやってエスコートして頂けるとは、なんとも幸せです


まだぎこちないんですけど、こうやって少しづつ国内でエスコートすることに慣れてから、


世界の社交界にデビューするわけですから…がんばれ若者よ










さて、久しぶりのかしま乗艦


いろんな思いでウキウキしながら通路を歩くと、ある部屋に案内されました。


ここは、実習幹部生たちの座学を行う教室(?)みたいな、けっこう広い部屋です。


入るとまず、クロークが用意されてあり、実習幹部生たちが、ここでもホテルマンよろしく、うやうやしくコートを預かってくれます。


…まだ、国内巡行寄港地二箇所目なのに、なかなか慣れた感じでした。


この季節の艦上パーティだと、非常に服装が迷いどころなのですが、意外と、コートを脱いだだけでも、まだちょっと暑い感じで、


ワンピースの上に着ていたジャケットを脱ごうかどうしようか、さんざん迷った挙句、脱いで預けることにしたのですが、


「もし、寒くなったら、すぐにこちらに取りに来てくださればよろしいので…」


と、実習幹部生に笑顔で言われまして、こちらも思わず笑顔で


「はい、そうします。ありがとうございます


と答えました…君ら、本当に、そのまま一流ホテルで働けると思うよ…としみじみ思いましたね…。


上着を預けた私に、すかさず、エスコート君が、


「では、こちらにどうぞ」


と案内してくれたのは…



同じ部屋の奥でした。


ここは、たくさんの人でごった返していたのですが、壁には江田島での思い出や、3年前くらいからの練習艦隊のアルバムなどがあり、


実習幹部生が各々、エスコートしている相手に対して説明してくれていました。


これも、例年(といっても、過去2回)はなかった、初めて見る光景です。


私も、エスコート君から、アルバムや写真を見ながらお話を聞きました。


そして、さらに奥に促されると



江田島での1年間のVTRが流されていました。


ちょうど、カッター訓練の様子でしたね~。


そしてこの部屋、ふと見上げると



「脚下照顧」の文字が。


「他でなく、自分の足元…自分自身を見つめよ」という禅の言葉ですが、「負けじ魂、これぞ船乗り」も他人ではなく、自分自身に負けない、


という意味であることから、常に自分との闘いであるということですよね…これは、自衛官に限らずだと思いますが。


そして、しばらくして、会場である格納庫および飛行甲板に向かいます。


部屋を出ると…



オランダ坂にレッドカーペットが


しかも、けっこう急なオランダ坂は、歩きやすいように階段状にしてありました…なんというお心遣い…(ノД`)・゜・。


そして、2年ぶりのかしまでの艦上パーティ



相変わらず、ホテルのブッフェかと思うような、豪華なお食事



船盛ももちろんあります


「かしま」の文字と



の文字も。


今回、せとゆき、あさぎり、かしまの3艦から、それぞれお料理は、各調理員長がプライドをかけて作られたものです


やっぱり、こういう時「僚艦には負けたくない」という気持ちになるそうですね(笑)…さすが


しかしながら、やっぱり、最初にお刺身4切れと、メロン2切れ程しか口にできませんでした…


せっかくの心づくしのお料理だから、頂きたかったんだけども、お話ししていると、やっぱりそうそう食べる時間はありませんよね…。


もちろん、恒例の天ぷら屋台もでてましたし、後ろにはドリンクバーがあり、日本酒、焼酎、水割りに、赤ワイン、白ワインもあります。


しかし、白ワインもほとんど飲んでないですね…(笑)


時間が1時間半しかないので、そんなに悠長に飲食している暇はありませんから。










最初のエスコート君が、誰かに何かを尋ねられ、そちらの案内に行かれたので、その間に、お招きくださった、


練習艦隊司令官岩崎海将補にお礼とご挨拶に行き、新しい副官さんともご挨拶させていただきました。


前年の副官さんとは、タイプが違う、現代的な感じのイケメンさんでしたね( *´艸`)←副官イケメン説定着。


すごくフランクで話しやすい方でした


そのあと、目の前にかしまの艦長さんがいらしてて、話しかけようかどうしようか迷っていた時に、


「…大丈夫ですか…?どうかされましたか?」


と、気遣う女性の声が。


若い幹部WAVEさんでした。


「…あ、はい、大丈夫です」


たぶん、迷ってた表情が、不安げな表情に見えたんでしょうね(笑)


それから、飲み物を取ってきてくださって、お話しすると、せとゆきの砲術士さんとのことで、しかも、その前は…


「えっくろべの通信士だったんですか


とのことで、すっごくびっくり


「私、1月に、修理地回航でくろべに乗せていただいたんですよ


「えっそうだったんですか


と、思わぬくろべつながりで、驚きましたよ~


「それにしても、通信士から砲術士って、全然違うと思うんですけど…大変じゃないですか


「…そうですね…通信士の時でも、はじめは全然海図も読めなくて、みんなから教えてもらって、どうにかできるようになって…

 今も、全然違いますけど、でも、いろんなことが日々勉強ですごく面白いです


と、穏やかな口調で話してくれました。


彼女が実習幹部だったのは2年前だったそうで、


「その時、私、天保山の入港と艦上パーティ行きましたよ


と、またまた盛り上がりました( *´艸`)


そして、お話ししている途中で、日没を迎え、皆で自衛艦旗納め…で、し~んとして、終わるとまたザワザワ…。


なんでしょうね、時間を止められたみたいな、そんな感じでした(笑)


ところで、彼女は「せとゆき」の乗員さんとのことで、とても気になったことを聞いてみました。


それは


「あの~、せとゆきの艦長さんって、いろんな徽章を着けていらっしゃいますよね?あれがすごく気になっていたんですけど…」


です。


「あ!はい。あの特別警備隊徽章着けていらっしゃいます」


「艦長さんで、特別警備隊徽章つけていらっしゃる方って、かなり珍しいですよね?…もしよかったら、お会いしたいのですが」


と、いうことで、案内していただきました。


意外だったのは、とても小柄な方だったことです。


とても気さくで、楽しい方でした~♪


お話ししていると、間もなく、司令官より各艦長さんに集合がかかりました。








集合がかかって向かわれた先には、岩崎司令官が立っていらっしゃってて、ゲストのアメリカ海軍の三名の大佐殿を呼ばれました。


アメリカ海軍の方がゲストでお越しになるあたり、やっぱり佐世保だな~と、改めて思いましたね。



一番右の大佐殿は女性でした~。


三人ともなんかの艦長さんだったことは分かったのですが、あまり米軍には詳しくない(というか、興味がない)上に、英語でのご紹介なので、


ぜんっぜん、わかんなかったですよね(笑)


なんとなくですが、アメリカ海軍同士は友達であること、これからも仲良く、共に護っていこう的なお話だったんじゃないかと推察します…。


しかし、やっぱり袖の金色の幅が太い方たちは、みなさん英語が堪能でいらっしゃるのですね~


特に、練習艦隊司令官ともなれば、世界各国を外交していくわけですから、司令官はもとより、


副官も当然そうじゃないと務まらないのは間違いありません…。


…というか、そもそも、どこの国の海軍士官でも英語が話せない士官なんかいない、というのは通念であろうと思うのですが、


悲しいかな、我が国のネイバル・オフィサーたちは、英語が苦手な方たちも少なくなく、ある若手幹部は、遠洋航海の時、全然英語が話せず、


「日本のネイバル・オフィサーは英語が話せないのか


と、言われてしまったんだとか(笑)(でも、↑これが分かったんなら、けっこう分かるんじゃないのか???)


で、いったいどうしたのかというと、


「ジェスチャーで(笑)」



との回答…それで通じて、楽しく会話できたなら、いたってOKなんだと思います(;´∀`)


っていうか、「英語がわからない」のレベルが、民間人とは違うと思うのよね…さすがに。


さて、そのあと、岩崎司令は日本語で、ご来場の皆さまに対してこう仰いました。


「みなさんには、宿題を出したいと思います。実習幹部生と、最低5人、できれば10人と会話をして頂きたいのです」


と。


できるだけたくさんの民間人と会話をすることで、実習幹部生に、自分たちがいかに、期待され、信頼されているかを


感じてほしいということでした。


そこで気づいたことがあります。


今回、ドリンクバーにいた方はじめ、ボーイさんの役をされている方はみんな、どうみても実習幹部生ではなかったこと(例年は実習幹部生)に、


あれ?っと思ったのですが、エスコート役を増やしたことといい、ボーイ役を…おそらく海曹海士さんたちがすることになったことといい、


岩崎司令官が、できるだけ多くの実習幹部生たちに、少しでも多くの民間人とコミュニケーションを取ってほしいと


願われたからではないかということに…。


自衛官になると、広報の時以外は、民間人と話をする機会はそう多くはありませんから、今のうちに、少しでもそういう機会を増やしてあげたい、


と思われたのではないでしょうか。


…そして、司令官がそう仰ったからには、ぜひともノルマを達成したかったのですが…いかんせん、時間が足りませんでした


残念…。


ちなみにこの日は、いつもfacebookでお世話になっていたものの、一度もお会いしたことのない、


海上自衛隊OBさんと、ようやくお目にかかることができたことが、とてもうれしかったです







そのあと、この前の福岡での祝賀会でお目にかかった、佐世保総監ご夫妻にご挨拶に行きました。


その時、総監のおそばに、老紳士という雰囲気の方がいらっしゃったのですが、総監が、その方のことを、


「こちらは、海軍時代からお世話になっている老舗デパートの社長さんで…」


と、ご紹介されたことに、私、ひそかに感動しておりました…(笑)


か、海軍時代からお世話になっていて、とか、さらっと言えちゃうあたりが、なんとも言えません~( *´艸`)


その社長さんも


「あの当時はねぇ、軍艦がたくさん集まってきたのはいいけど、何もなくてねぇ…。海軍さんの奥様方からも、デパートがほしい、というご要望が

 ありましてね…」


と、仰るので、なんというか、改めて佐世保と海軍の歴史の片鱗を垣間見たような感じでした。






それから、時間が容赦なく経っている感じに焦り始めたのと、足が痛み始めたので、ちょっと、ぼ~っと突っ立っているような感じだった時に、


先ほどの、海上自衛隊OBさんが、声をかけてくださいました。


声をかけていただいたので、スーツ姿の若者二人と、実習幹部生が一人という中に入らせていただくと、そのスーツ姿の若者二名は、


なんと、新卒の背広組…つまり、内局の方たちだったのです。


でも、いろいろ話していると、彼らはすごくフレンドリーでたのしかったですびっくり


ずいぶん、今まで思っていた内局のイメージと違うなぁ…と思っていたら、そういう私の心境を察したのか、一人が、


「昔は、内局っていうと、自衛官を見下して押さえつけようとしていましたが、今、僕たちは、どうしたら自衛官が仕事しやすくなるか、を、

 一生懸命考えています」


と言ったのです


実は、それと同じことを、知人で統幕にいる海自さんから、


「最近、内局の人たちが変わってきてて、自衛官が仕事をしやすいようにサポートしよう、ってやってくれてる。

 そして、すごく優秀な人たちが多い」


という話を聞いていたので、その話の整合性が取れた瞬間でした。


思わず、


「ありがとうぅぅ(ノД`)・゜・。」



とうるうるしました…( ;∀;)


自衛官のみなさ~~~ん時代は変わってきていますよ~…あとは、早く世代交代による、組織の新陳代謝が行われればOK


そして、この場に実習幹部生もいたわけで、なんとも濃い空間で、私は彼らとお話ができて大満足でした


…が、その時、無情にも蛍の光が流れ始めました…。


早いよ~~~~~~(ノД`)・゜・


仕方なく、コートを受け取って、ラッタルに向かいました。


そして、私がラッタルに一歩を踏み出し



何段か降りた時、私のすぐ背後で、


ほひ~~~~~ほ~~~~


って、鳴った


えっと、振り返ると、そこには、どなたかは存じ上げませんが、袖の金色の幅が広い方とその令夫人が…(@_@)


げぇぇぇぇぇぇぇぇ~~~~~~~やばいやばい…サイドパイプ鳴っちゃってるのに、ラッタル降りてるよ


どどどどどど…どうしよう( ;∀;)


し、仕方ない、さっさと降りてしまおう(←後ろはもう戻れませんでした)と思ってたら、ちょうど、ラッタルの真下に、黒塗りの車が…。


すみません、すみません…と、心の中で100回くらいつぶやいて、足早にラッタルを降りると、レッドカーペット挟んで、


海士クンたちが両脇にずらっと並んで、敬礼でお見送りしてくれました(←これは、来場者みんなにしてくれています)


…ってか、まぁ、民間人なんであんまり気にしなくてもいいのかもしれませんけど…気にするよね…これは…。


いや~びっくりしたわ~(笑)


去りがたい気持ちで、鹿島を見上げます。






この時、岩崎司令官からの締めのご挨拶が聞こえてきました…パーティは大成功で、来場者も満足度が高く、ご満悦のご様子


レセプションパーティって、本当に、企画も準備も後片付けもすっごく大変ですよね…。


みなさん、本当にお疲れ様でした


いつもながら、すごく楽しくて、幸せな時間を過ごさせていただきましたありがとうございます


そしてみなさん、翌朝0900に出港とのこと。


もちろん、お見送りに行きますよ~( *´艸`)


というわけで、続く…








こちらもよろしくお願いいたします

↓↓↓↓

チャンネルNippon みね姉の見た防人たちの素顔

ブログだけでは書ききれない、自衛隊の姿を綴っています。






【自衛艦隊和歌集】

「倶楽部ディフェンス公式facebookページ」

※facebookをしていなくても、そのままクリックすれば見ることは可能です

※各艦ごとにUPしていますので、下にスクロールして頂くと、他の艦の和歌が読めます。

各艦の画像と、歌のイメージの図柄や場所などの画像も貼っていますので、

和歌と艦艇の雅やかな雰囲気をお楽しみいただけるとうれしいです