久しく会っていない友人、二十日間ほど寝込んでいたという友人から電話があった。
その前日それとは知らず、『木野』を今度講座で話すからとメールで連絡していた。
すると、驚いた。
1990年に書いた拙稿「数値のなかのアイデンティティ―『風の歌を聴け―』」を
送ってほしいとのことだ。
友は寝込みながらもその間ずっと、百回くらい繰り返し、
村上春樹のデビュー作『風の歌を聴け』を読んでいたそうだ。
そんなに読めるはずはないと思ったが、友はこれを図や絵にしたりしていたと言う。
拙稿はもう32年も昔のもの、これを読み返してみると、
自分が成長・成熟していないことが分かる、この間、私は何をしていたのか・・・。
しかし、そう言えば村上春樹もデビュー作『風の歌を聴け』から最新作『一人称単数』まで、
実に同じようなことにこだわって書き続けていると思う。
友人からの電話の後、周非さんから、その拙稿を中国語に翻訳したと聞いた。
あんな昔の拙稿を。
深く感謝する思いが起こった。
拙稿「数値のなかのアイデンティティ」を読みたいとご希望の方がいらしたら、
ご連絡くださいね。
すぐ添付して送りますよ。
その前日それとは知らず、『木野』を今度講座で話すからとメールで連絡していた。
すると、驚いた。
1990年に書いた拙稿「数値のなかのアイデンティティ―『風の歌を聴け―』」を
送ってほしいとのことだ。
友は寝込みながらもその間ずっと、百回くらい繰り返し、
村上春樹のデビュー作『風の歌を聴け』を読んでいたそうだ。
そんなに読めるはずはないと思ったが、友はこれを図や絵にしたりしていたと言う。
拙稿はもう32年も昔のもの、これを読み返してみると、
自分が成長・成熟していないことが分かる、この間、私は何をしていたのか・・・。
しかし、そう言えば村上春樹もデビュー作『風の歌を聴け』から最新作『一人称単数』まで、
実に同じようなことにこだわって書き続けていると思う。
友人からの電話の後、周非さんから、その拙稿を中国語に翻訳したと聞いた。
あんな昔の拙稿を。
深く感謝する思いが起こった。
拙稿「数値のなかのアイデンティティ」を読みたいとご希望の方がいらしたら、
ご連絡くださいね。
すぐ添付して送りますよ。