〈第三項〉論で読む近代小説  ◆田中実の文学講座◆

近代小説の読みに革命を起こす〈第三項〉論とは?
あなたの世界像が壊れます!

22日の講座のこと

2022-10-19 20:55:54 | 日記
ずっとブログを休載していました。
何故なら、村上春樹の『木野』を考え続けていたからです。

村上春樹の『女のいない男たち』に収録されている『木野』の話を前回、
前々回してきたと思いますが、今度も『木野』を読んで、
村上春樹自身が「仕上げるのがとてもむずかしい小説だった。」というその難しさについて、
お話し、近代小説の神髄の問題を論じます。
是非お聞きいただければと願います。

通常この小説を読んでも、作品の叙述が分かりにくい、
つまり何故視点人物の木野が末尾涙を流したのか、その温かい手の温もりは誰なのか、
木野自身どう捉えているのか、また〈語り手〉はどうなのか、どうお考えでしょうか。

もう一度、徹底的にこれを読んでみませんか。
そしてこの作品を書いた村上は春樹はどこに行くのでしょうか、こんなお話をします。
係の人に取り上げる作品は特にないと伝えたのは、私の伝え方が拙かったためです。
『木野』を論じることで、その論はどこに行くのか、その行方はどこか、
そんな話になろうかと思っています。
例えば「近代小説は終わった」と言う、柄谷行人さんの説を紹介するかもしれません。


以下、朴木の会の係の方からのお知らせです。

10月22日(土)に、田中実文学講座を開きます。

 今回のテーマも「「近代小説の《神髄》」を求めて」となります。
 はじめて方も歓迎します。大勢の皆さんのご参加をお待ちしています。

 ※下記時間は日本時間です。

作品      村上春樹『木野』
講師      田中実先生(都留文科大学名誉教授)
日時      2022年10月22日(土)午後1時半から午後3時
参加方法    zoomによるリモート
申込締切    2022年10月21日(金)まで 19:00

参加をご希望の方は、下記申込フォームから申し込んでください。申し込まれた方には、締め切り時間後に折り返しメールでご案内します。

https://forms.office.com/r/5hjF52y8sM

問い合わせ:dai3kou.bungaku.kyouiku@gmail.com

主催   朴木(ほおのき)の会

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