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「ソニーの間違い」とは

2013年12月01日 12時12分37秒 | 学習支援・研究
アップルと大きく異なる? 
「ソニーの間違い」とは

〈AERA〉dot.
2013年11月29日 11時40分
(2013年11月29日 11時52分 更新)

携帯音楽プレーヤーの「ウォークマン」、鮮やかな画像の「トリニトロンカラーテレビ」、
家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)」…。
革新的な商品で世界を席巻したソニーが、
電機事業で稼げなくなって久しい。
電機事業は売上高の6割を占めるが、
2011年7~9月期から赤字続きだ。
今年の4~6月期に黒字転換したが、7~9月期には再び赤字に戻った。
ソニーをウオッチする証券アナリストからは、こんな声が漏れる。


イメージ:井深大氏と盛田昭夫氏が1946年に創業したソニー。
大賀典雄氏、出井伸之氏ら多彩な経営者が革新的商品を送り出したのも、
今は昔(撮影/写真部・岡田晃奈)
記事「アップルと大きく異なる? 
「ソニーの間違い」とは」より



「ソニーらしい、面白いアイデアにあふれる独創的なヒット商品は、PSが最後」

停滞の理由は、主に二つが考えられる。
一つは、いまやデジタル家電で
もうけられる企業そのものが少なくなったということだ。
韓国のサムスン電子など、力をつけてきた海外メーカーとの激しい競争にさらされ、
価格競争による消耗戦が続く。

もう一つは、社内の意識の問題だ。
ソニー幹部はよく「お客様にいいものを届けたい、
という思いでやっている」と話す。
技術力は今も評価が高いが、

「ソニーの間違いは、技術が高ければ少々高くても買ってくれると思っていること。
いまやデジタル家電は、発売から少したてば
安くなると思われていることに気づいていない。
ソフトとハードを合わせた根本的なビジネスモデルの転換が必要になっている」
(証券アナリスト)

米アップルは「iPhone」や「iPad」を売るだけでなく、
音楽や動画を配信し、OSも提供するなど、
客がアップル製品から離れられなくする仕組みを作った。
似た取り組みはソニーも進めるが、成功しているとは言い難く、
部門間の「縦割り」も消えたとは言えない。

※AERA 2013年12月2日号より抜粋

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