ミッちゃん 山元気!

自由気ままに 自分の目線で
山歩きの様子を綴っていく日記です

久々の金剛山

2023年02月10日 | 山 近畿 金剛・葛城

山から離れてしまった・・・

そう思いながらも 気持ちはいつも山にある

 

チチと行けなくなってから

山に行く事は殆どない

行こうとしても、背中を押すパワーが生まれない

 

私という生き物は弱いものだ

軟弱な心のまま、時だけが過ぎていく

 

過ぎた時が雪の知らせを届けてくれた

心は揺れる

だが、山に行く事を迷う

山に行く事ではなく 

そこに辿り着くまでのアクセスをだ・・・

 

自分で運転して行く事に自信が無く

二の足を踏んでしまう

 

でも、今日は行こう!

そう決めてハンドルを握る!

 

 

 

独りで登る金剛山

駐車場についてみれば 何の事はない

早く来ればよかったと思うほど

 

ゆっくり支度をして出発だ

 

  ナギナタコウジュ

 ウルシの冬芽

 

久々の冬山の感触を味わう

独りという事もあり、無難な慣れたコースを歩く事に・・・

バリバリに張った氷も緩い

氷の隙間から流れる水の動き

油断して歩けばスッテンコロリン!

滑って転ぶんでしまえばビチョビチョだ!

濡れるのは絶対避けたい!慎重に歩こう!

 

 霧氷

 

高度を稼ぐにつれ どんどん雰囲気が変わり

冷たい空気と共に、霧氷が目に留まり出す

いい感じだ!

 

独りでいる事すら気にならず

久々の雪のある径を ただ只管、登っていく

 

 雪の登山道

 

冬の花見ができた

山頂付近は六花満開だ!

 

青空が顔を出してくれていたら・・・

ふとそんな事を思う

贅沢な事だが、青空が欲しくなる

 

独りで見上げる空は灰色で 六花と癒合するように広がる

時折優しい薄青の空が覗くと 六花が微笑んだ

 

 六地蔵

 

金剛山山頂付近は雪の広場となり

この季節ならでは風物詩も飾られている

雪だるまさんも現在風に進化して 色々な姿で楽しませてくれる

 

 

山はまだ眠りについているのか

静寂が辺りを包む感じだ

 

その静けさを心地よく感じながら散策していると

鳥のさえずりが近くでしてくる

 

いつの間にか、頭の上や 肩に

小鳥がせわしなく纏わりつく

 

小さな羽音が耳元で騒ぐ

 

手のひらに生のクルミを置くと

待ってましたとばかり集まって持っていく

 

冬は食料も乏しいのだろう

小鳥たちも餌場をよく心得ている

 

 

 頂いたぞ~とヤマガラちゃん

上 コガラ と 下 ヤマガラの 餌場の駆け引き?

意外に神経質なカケス君もご登場!

どうどうと横取りするかの様に来たキジバト君

 

暫し餌棚に集まる鳥たちの様子を見た

でも、火照っていた体がどんどん冷えていく

悪寒を覚えて、早々に下る事にした

 

 

良い天気とは言えなかったが

風もなく、比較的恵まれた山歩きができた

 

来てみれば、元気を貰えて また来よう!と思う

だけど、帰れば、中々来る機会を自ら失う

 

そんな中でも、来れる様だったら

幾たびか重ねるように金剛山を訪れよう・・・

 

雪のある季節の後には

花の季節が訪れる・・・

 

やはり、山はいい・・・

そう思いながら帰路についた

 

 

久々に更新しました

浦島太郎状態の私でしたが

ご訪問ありがとうございます

 


金剛山 2

2022年10月24日 | 山 近畿 金剛・葛城

 

空高く澄み渡る秋の空

山日和に恵まれた久々のお山

このまま、セト周りで帰ろうかと思っていたが

とは いつの時も 人の心を平気で変えていく

 

こんなに澄んだ空ならば

見えるであろう、高見山!

最高点まで行ってみる事にした

 

ダイトレから外れて 人の少ない道を歩こう!

 

 人の少ない裏通り?

 

やはり、秋色に染め始めた木々が

静かな森を演出!

 

 

色付いた樹冠が空を覆う

 

 誰一人として逢う事もなく・・・

 最高点まで歩いた・・・

 

思った通りだった!

欲に負けてよかったと思った!

高見山三峰山が、すっきりと姿を見せていた

 

 

最高点から見えると聞いていたが

雲にも邪魔されずに

霞に包まれる事も無く

こんなにはっきりと見る事ができたのは

初めてだ!・・・と思う

 

暫く 誰もいないピークで棒立ちだ

 

 誰もいない展望台

 誰もいないちはや園地

人っ気のないロッジ

 

さすがに山頂付近と違って

平日のここは人がいない

 

草原で少しヨガもどきをしてみる

気持ちが良いほど 体が延びる!

 

今度、どこかの山頂で ヨガをフルでしてみよう・・・

そんな事を考えながら 深い前屈をしていた時

両足の間から 二人の登山者が・・・

 

慌てて 起きてみると

こちらをジ~と見る二人の登山者の眼が 

だった!

 

その後に、二人ずれのご夫婦も来られた

 

そそくさと・・・

その場を離れたのは言うまでもない!

 

 ゲンノショウコ

大峰山系

 

秋の空は やはり高い

高く澄み切って 遠くの景色も我が物顔

そのお零れを頂いて 歓喜する私♪

大峯の山々!

その稜線が青い空にくっきりと描かれている

 

ず~と、見ていても飽きない

飽きないけど 時間は待ってくれない

 

そろそろ、下界に戻らねばならない

 

引き返して同じ道を下るのも 勿体ないので 

細尾谷へと下っていく事にした

 

 細尾谷へと下る取付き

 以前より道は歩き易くなっている!

 伏見林道が見えてきた

 

振り返れば ほどほどの水量で落ちる滝

その横を下って来たのだが

降りて見上げると やはり綺麗な滝だ

 

ここでも手と靴が洗えるが

今日はそのまま下っていった

 

 府道705号線が見えてきた

 

伏見林道入口 百ヶ辻へから府道705号線を

テクテクと歩く

車は意外に多い・・・

 

だけど、こんな天気の日は

豊田駐車場まで 車道を歩くのも気にはならず

周りの景色や 草木に目を向けて

歩いていた・・・が!

ふと時計に目を落としてみて気づいた・・・

 

 ナワシログミ

 

仕事が待っている・・・と

現実に呼び戻され 足早に歩きだしていた

 

 

最期まで お付き合いありがとうございました


金剛山

2022年10月24日 | 山 近畿 金剛・葛城

目的を果たして

何ヵ月ぶりか山に戻ってきてみると

山はすでに秋の風貌を漂わせていた

 

知らぬ間に夏を通り過ぎて、秋の装いを見せる山の空気は

心地良い冷たさを絡めてきた

 

何ヵ月ぶりかの登山靴も しっくりと足を包み

久々のザックが、存在を示す様に背中に食い込む 

 

色付き始めた林冠から覗く空の青さが際立っている

清々しい秋空が広がっているようだ・・・

今日は、山頂から見る景色に期待が生まれる

 

そして、準備を始めて歩きだした時に

何か違和感を感じた・・・

 

 

いつもの駐車場から

いつもの登山口へ・・・

でも・・・ 何かが違う

 

あっ!

高城茶屋が無くなっている!

いつの間に・・・

 

 高城茶屋跡

 

建物が無くなった空き地が狭く感じる・・・

あるはずのものが無くなっていると やはり寂しい・・・

 

 水場跡

 

下山した時に,

汚れた靴を洗った水場も無くなっていた・・・

寂しいぞ・・・

 

知らぬ間に変わった所があるようだ

道は大丈夫か・・・?

 

それでも カトラ方面へと向かった

 

 寂しくなったアキノチョウジ

 まだ咲いていたナギナタコウジュ

ウルシの葉

 

ウルシの葉は色づき始めていた・・・

秋の草花が咲いているものの

もう・・・終わりなのだろう

疎らになっていたり

終焉を迎えた姿がチラホラ・・・

その中で 元気な姿を見せてくれる花を見つけると

嬉しい♪

 

 セイタカアワダチソウ

 

黄色い花は よく目立つ

一瞬にして その場を華やかにしてくれる

 

 ケシロヨメナ

ノコンギク

 

野菊の仲間たちが目立った・・・

終わりを告げるもの

今からが最盛期とばかりに咲き誇るもの

色々な姿のキク科の花が今を楽しんでいるようだ

 

しかし・・・私の頭の中に

花の名前がすぐには出てこない

数か月離れていただけで こんなに花の名前が出てこない自分に

愕然としながらも、間に合った秋の花を楽しんで歩く

 

 シラネセンキュウ

 少し賑やかなアキノチョウジ

 オタカラコウ

 

オタカラコウの、花弁は少し疲れてきているものの

凛とした姿は あっぱれだ! 

 

カトラに行きたい気持ちが強かった・・・

だけど、なんだか、いつもの道も歩いてみたかった・・・

独りであるという事もあり

結局、カトラは次に回して

いつもの道を歩く事にした・・・

 

 取付きの急坂!

 木の根が覆う山肌の径

 

人の少ないルートを選んで歩けば

太陽の光も 

爽やかな空気も

全て独り占め!

 

なんて幸せなのだろう~♪

久しぶりに掻く山での汗!

こんなに心地よかっただろうか・・・

冷えた空気が優しく拭ってくれる 気持ち良さ

やはり、来て良かったと思う一時だ

 

 

 赤ら顔のミヤマシキミの果実

 禿げてきたミカエリソウ

 もやもや頭のコウヤボウキ

 コップブラシのサラシナショウマ

 

お日様の日差しが 零れて差し込む

山の息遣いを肌で感じ 生命をいとおしく気持ちになる

 

 

足を止めて 見上げた空・・・・

林冠から洩れる日差しが優しかった・・・

 

 

静かな森の中が 突然賑やかになった

小鳥たちのさえずりが森の中に響く

暫くキョロキョロするが 小さな小鳥の姿は

森と一体化して 揺れる木の葉の動きしか捉えられない

 

声すれど 姿なし

 

暫しこの葉の揺れを見ながら

小鳥たちの囀りを聞く

 

自然の中の音は、賑やかでも 耳に心地良い

いつまでも聞いていられる

 

 

・・・

いつの間にか、集団で移動したのだろう

また、静かな空間に包まれた・・・

 

そして また、この空間を独り占めにしながら

誰にも会うことなく 歩を進めた

 

 六地蔵

 ・・・

工事用モノレール

 

六地蔵尾根を進んで行くと

カトラ谷からの分岐に 工事関係の人が立っていた

 

カトラ谷の上層で 大きな崩れが起きたようで

それ以上ひどくならない工事をするとか・・・

 

今日はカトラ谷を登ろうとしたが、中止してよかったと思った

 

 

レールを跨いで山頂へと向かうが

一部工事用のモノレールの発着場となって 

防音シートが張られていた

 

 モノレールの発着場

 緑の広場

 金剛山頂

 

見事な青空が広がっていた

平日の事もあり、人も少ない方であった

この青空・・・・

最高点から高見山を見る事が出来るかも!

唐突にそんなことを思った

 

このまま セトから下山しようと思ったが

最高点まで行ってみる事にした

 

つづく

 

 

久しぶりに myブログに戻ってきました

漸く目標を終えて、山も解禁になり

久々の山を愉しんできました

その様子をまた 長編ですが残しておこうと思いました

そんなブログにお付き合い下去る事に感謝します

ありがとうございます

 


下見に出掛けた金剛山

2022年03月19日 | 山 近畿 金剛・葛城

3月13日(日) 金剛山 カトラ谷~細尾谷

 

人の少ない おと言っても

中々、難しい条件が多くみられる・・・

今の自分の体調を考えると、

なんでもホイホイと行ける自信はない!

 

体力をつけて行く他はないのだが・・・

かなり体力は落ちている

 

でも気持ちは山を恋しがる・・・

出来る限り 登れそうな日は、山に行きたい

山に行くと 元気を貰える感じがする

それだけではない、本当は

 

山に行かない日が多くなる事での

体力をっていく不安が大きい

 

今回は色々考えて、

体力作りと、春の花の目覚めの確認をする為

金剛山カトラ谷経由で登る事にした

 

 

昼頃から天気は下り坂との予報だ

だが、まだ然程悪くはない

悪くは無いが、

早朝の人の少ない時間帯に登る事にした

 

 旧まつまさからの道から…

 人っ子一人いない静けさ…

 車止め迄やってきた

 

車止めのゲートを通って橋を渡り、

カトラ谷を目指して、真直ぐ道なりに登っていく

 

まだ、誰にも逢わない!

まるで、ひとり占めした様に舗装道路を歩く

 

 

少し前は ここはスケートリングの様になっていた

今は黒光りするれたコンクリート道で、

心配はなさそうだ!

 

 セトへの分岐は通過

 カトラ谷取付き点からの地道

 最初の堰堤を越えて・・・

 カトラ谷の沢歩きだ!

第一滝

 

カトラ谷に踏み入れて、最初に感じたのは 

雰囲気がどこか違う?・・・だった

 

これは先に進むにつれて、現実となるのだが

まだ、この時点では 然程気にもせず 

簡単な沢歩きを楽しむ

 

第一滝に着いた

ここは右側の左岸を狙う

ただ、左の右岸を登る人が多いようだ

私的には左岸の方が登りやすい

まぁ・・・人それぞれだが・・・

 

 第一滝 左岸

 やはり感じが変わっている

 綺麗に整備はされている

第2滝

 

谷は荒れているといってよいだろう

自然の驚異は荒々しく 爪痕を残している

だが、人の手でキレイに整備がなされ

新たな道もできていた

 

 滝は高捲きして急登をガンバ!

 倒木の間を抜けるように登っていく

 

毎年来るたびに雰囲気が変わるカトラ谷

この辺りもまた、綺麗に整備されているが

その形は変わってきており

以前歩いた道ではない所にができている

 

 トラバース地点も・・・

 

以前あった桟橋くなっており

姿も変わった・・・

トラバースは、慎重に進む事にしよう!

 

渉り終えて振り返ると

桟橋残骸が 少し残っていた・・・

 

桟橋の残骸

 

さてこの先の梯子は 健在だ!

でも・・・

どこか雰囲気が違ってきている・・・

 

 チチに続いて登っていくと・・・

 邪魔な木が!もう~!

 荒れている所は荒れている!

 この倒木はそのままだが・・・

 

倒木の表面が一皮むけて色白に!

枝跡の出っ張りが調度位置にあり

登る時の握り手になってくれる

思う所は同じなのだろう

枝跡はツルツルと艶やかになってきている

 

もうしばらくのガンバだ

この急な沢沿いの道を進むと

堰堤が見えてくるはず・・・だ

 

 目の前に堰堤の柵が見えてくる

 途中に水場が・・・?

 

堰堤が見えてきて、更に沢道を登っていくと、

丁度 一呼吸つけたくなるところに水場がある

 

水の豊かな金剛山ならではだが

あれ・・・よく見ると コップがえている

 

やはり、ここもまた 一

呼吸つくタイミングは同じなのかも・・・

 

 足場の悪い急斜面!ガンバだ!

 

砂防堤を越えた!

目的の所はすぐだ!

 

空は灰色のすっきりしないが

風はそんなに強くなく 寒さは感じない・・・

雨も降りそうではない・・・いい感じだ

 

 まだまだ、谷歩きは続く 

 

落葉も土と化して 

腐葉土色の味気ない涸れ谷が広がる

 

まだまだ、は消せないのか

この辺りになると、たい空気が落ちてきた・・・

 

 何もない谷間の道だけど・・・

 

土色の味気ない谷だけど

よくよく覗いてみると・・・

春が隠れていたよ

 

 ひょっこり現れだしている!

 

春の便りも だんだん届きそうになっているものの

まだまだ 冬の名残は消えそうにない

この辺りから 地面はって

白いものが残っているのを見かける様になる

 

 

ちょっとここにいなさい!

チチが言う・・・

 

そのチチの先には

白いものに覆われた木の階段が!

 

 道の状態の確認偵察をするチチ

 白いものは消えそうにない・・・

 

そこでアイゼンを付なさい!

チチが言う

 

ここから、再び急坂になるが

状況が一変し、氷の世界へと入るようだ

 

 

 

実は・・・

こっそりとザックに隠し持っているものがある

それは・・・

Kgのダンベル!

 

 凍った雪が恨めしや~

 

たかがキロと笑われてしまうが

今のには、かなりえている 

2.5も加算され、

この凍った急坂は、階段状でも

アイゼンを付けなければいところだ

 

軟弱者の私は、すぐに軽アイゼンを付けた!

 

 

 チチよ~ 待ってケロ~

 残雪は増えていく・・・

 

地面と睨めっこ いや、残雪と睨めっこしながら

ふ~ふ~っ言いながら登る

 

そんな私を励ますように

木の陰からお日様が姿を見せ始めた

 

 カトラ谷出合でチチが待つ!

 カトラ谷出合は凍った広場と化す

 そのまま氷の道は山頂へと続く…が

 金剛山山頂は ビチョビチョ!

 

金剛山山頂広場には は殆ど無かった・・・

 

穏やかな日差しが射して 風も優しい

今日は、東屋でコーヒーを所望する事にした

 

 ホットコーヒーで乾杯♪

 

鳥のさえずりを耳に コーヒーを点てる

風が一休憩しているようだ

その間は、ホカホカと暖かくすら感じる

本当に、久々のでのブレイクタイムだ♪

 

ゆっくりと過ごした後は

もう一つの目的を果たしに行こう!

 

 急にちっちゃくなったカマクラ

 凍った広場は健在だった!

 水浸しのスケートリング!

 

ビチョビチョだけど

アイゼン無しでは歩きたくない!

そんな道だが 長くは続かなくなっている

 

北面の日の当たらない所に残る程度で

殆どが融けて地道になっていた

 

ちはや園庭

 

ここには雪は無い

ムフフ

期待できそう・・・春の便り!

 

自然と歩調が速くなり 急いで探しに行く

すると・・・

 

 にょきにょき~♪

わぁ~♪

 

咲いてる 咲いてる 福寿草!

 

 

 

幸せを招くように

永久の幸福を運んでくるように

悲しき思い出も忘れさせてくれるほどに

満開になるのは もうすぐの様だ!

 

 マンサクの花

 

マンサクの花もまた、早春の調べの花である

豊作を示す花満開

ここにも縁起の良い花が咲いていた

 

 細尾谷方面へろう!

 下り始めはだけど・・・

 途中はやかな所も・・・

 ここは歩き易いとお気に入り

 伏見林道に出た!

 

伏見林道を15分ほど歩いて

伏見林道入口のゲートが見えてきた

 

ここから県道705号線

しばらく歩いて豊田駐車場まで戻る

 

歩荷モドキにもならないが

少し重くした背中の荷は 

何時しか、体に馴染んでいた

 

福寿草も開きだし

これから段々暖かくなって 動き易くなる

 

少しずつ、負荷をかけて

夏山に向けて体つくりをしていこう・・・かな?

 

 

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

いつも最期まで読んで下さってありがとうございます

 

 


金剛山 釜道からセトコース

2022年02月13日 | 山 近畿 金剛・葛城

今年もまた、厳しい年明けになった

コロナ禍が続く中 私の体調も今一つ・・・

年明けから喘息発作が続き 不整脈も出てきて

雪山へのチャンスを見送ってきた

 

体力どんどんちていった

だけど諦める事はない・・・

もうだめか・・・と思っても 

山への気持ちは消えない

 

また少しずつ、行動を起こし始める

今年2回目の金剛山・・・

金剛山だった

雪は無かったが、天然スケートリング状になって

アイゼン無しでは歩けなかった・・・

 

1月29日の金剛山での事… 

 

今回は白い衣を羽織った

金剛山に会えるのだろうか・・・・

少しワクワクしながら、

いつもの如く 人の少ないコースと

早朝の時間帯をねらって金剛山に向かった

 

2022年2月11日(金)晴れ

金剛山 釜道コースからセと周り

 

 (旧)まつまさ通

 

まだ暗い金剛登山口豊田駐車場を出たのは

6時を回った頃 

人の姿は疎らだった・・・

舗装道路の道は冷たく続くが雪は無い・・・

山は眠っているかのように静かだ

うっすらと蒼く白けだす空が

暗い森の影の向こうで夜明けの準備をしていた

 

 

雪は無いのかな?

林冠の向こうにみる空を見上げながら 溜息一つ

冷たい空気がマスク越しに凍み込んできた

喘息は大丈夫そうだ・・・

軽い喘鳴は残るが 今日は登れそう・・・

 

 車止めのゲートを越えて雪はなし?

 あれ?何やら白いものが・・・!

 

先の橋を渡って黒栂谷道方面へ向かう道は

一変していた・・・

 

 オイオイ…凍っているよ!

 

アイゼンは少し様子を見てからということになり

路肩の土の部分を歩いて 釜道取付きへと向かう

 

今回も雪ではなく の世界になるのかな?

しかし・・・

 

 取付きには はなし!

 

釜道ルートは 激登りから始まる

ここが凍っていない事が救われた!

 

 急登の取付きガンバだ!

 目覚めていく山道にいものが!

 明るくなって、景色は変わり出す

 

ここからも、な登りには変わりない 

 

アイゼンを着けよう・・・

見兼ねたチチが声を掛けてくれた

 

助かった・・・

キックステップで歩くのは疲れる

凍った雪面は、容赦なく

体力の消耗を増加させ、今の私には堪えた

 

高木の並ぶ樹林帯 ふと見上げると

林冠から覗く空の冷たさ・・・

今日は天気に恵まれているはずなのに 

青空が見えてこない・・・

地面の凍った雪を踏みしめて ひたすら急登を登っていく

 

 陽を遮断したような樹林帯

 寒そうに垂れるミヤコザサ

 雪を被った階段は登り易い!

 樹間に見えるは大日岳?

 

景色が変わってきた尾根道

ワクワクしてくる♪

 

人に出会う事なく

眠る森の微かな息を聞いている様な

静かな 静かな山を愉しむ♪

 

 樹林の中は薄暗く、蒼い雪道が誘う

 雪の量が増えてきた♪

 

おお~! 雪景色だ!

 

山頂付近になると 一気に景色は変わった

真っ白とはいかないまでも 素晴らしい~♪

冬の花は 6~7分咲といったところだろうか?

でも見事なものだった 

足が止まり暫し見とれた・・・っと

 

この寒々しい森の中で 小鳥が鳴いていた

 

冬景色と化した山の山間に響く鳥の声

何の鳥かはわからない

だけど聞いていると面白い

 

 

チョキ チョキ チョキ・・・と聞こえた

私は グ~ グ~ グ~・・・と返した

 

今度は

(ぴや~) ぱ~(ぴや~)・・・と聞こえた

私は チョキ チョキ・・・と返した

 

 

じゃんけん感覚で楽しんだ・・・

しかし、さすがに

グ~グ~となく小鳥はいない様だ

グ~グ~は私のお腹だけか・・・

 

何か口に入れよう・・・

飴を舐めた・・・

 

ポツンとヤドリギ

 

今日は天気がいいはずだが、まだ空は笑わない

白いベールを広げて わずかな霧氷同化する

 

 六地蔵尾根の冬道を楽しんで

 六地蔵様も寒そう・・・

 

白髪頭になった樹

無数に延びる枝の先に芸術性が見えてくる♪

 

 小さなエビの尻尾 可愛い~♪

 倒木も白いオブジェと化す

 

雪山ハイクが楽しめる♪

いい~♪ いい~♪ 来て良かった~♪

 

 カトラ谷道分岐

 

カトラ谷方面への足跡は無かった・・・

ここを右に曲がれば 頂上広場に着く

頂上はもう目の前だ!

 

金剛山山頂

 

8時のライブカメラ前の人は少なかったのだろう・・・

1分ずらして着いてみたが

ライブカメラの前に人はいなかった!

広場には 数名の登山者がいたが

各々の休憩を取っていただけだ

 

今日は、景色は望めない

ここは早々に退散!

写真だけを撮って 広場へと移動した

 

 誰もいない山頂広場

 初の東屋利用

 

こんな静かな金剛山頂は珍しいが

時期的なものか、時間的なものか、条件が良かったのか 

人の姿はなく、広がる広場に時間すら留まる・・・

 

ゆっくりできそうだ・・・った

 

だが 寒すぎて 寒すぎて・・・

ゆっくりと過ごすことが出来なかった

行動食を摂って 早々に立ち去った・・・

 

 恒例のカマクラが成長している

 茶屋の裏屋根の痩せての鋭い氷柱

 茶屋の裏通り…時が遡った感じがする…

 セトに向かう

 青崩道・水分道へ向かう

 

早朝のためか 天気に恵まれるはずの今日は

期待外れの空模様・・・

夜が明けても 青空は見られず

霧氷もッとしない・・・

 

それでも冬山を楽しめた事は幸運だ…

半ば諦めるように慰めていた・・・すると

 

お~っ!

 

 

開かれた林冠の先に広がる青

吸い込まれるような青に 一気に気持ちは昇天した!

 

 大阪側の開けた尾根

 

静かに山々が目覚め、活気を取り戻す様子を

目の当たりにした感じだ!

 

 

輝く樹冠 命の目覚めの様な

何とも言えない美しさに目を奪われた

 

 

樹木の間から差し伸べる日差しが

優し気に笑っているようだ

 

 朝陽に送られセトへ下る

 セトから黒栂谷道へ下る

 もう少しがあると楽な

 急登の下りをもうひと踏ん張り

 ヤレヤレいた・・・けど

 

黒栂谷道のコンクリート道に出たけれど

ツルッツル! ここはの下り道

気を許してアイゼンを外せば 凍った道餌食に!

 

まだ アイゼンは外せません!

 

 カトラ谷出合

 アイゼンを外そうか迷うが・・・

 

まだまだ外すと面倒だ・・・

あの取付き点付近は 凍ったままだろう・・・

 

まだまだ アイゼンは外せません

 

ほらっ!  

 

 

バッリバリ!

 

 

アイゼンさまさまと

ザクザクを立てて下っていく

 

 落ち葉や落ち木の氷漬け

 9:36 ゲートに着いた

 

9時を過ぎた頃だったか

登って来られる人の数が尋常ではなかった

 

その証拠に 駐車場に着いた時は、

旧まつまさの駐車場も豊田駐車場も満車

離れた駐車場から歩いて来られる登山者も見られた

今日の登山者は出だしはやや遅かったけど 多そうだ!

 

金剛山は賑やかになるっているのだろう・・・

早朝に出掛けて正解だったのかもしれない・・・

 

高城茶屋の横の水場で 靴を洗っていると

またまた多くの団体さんを見かけた

かなりの人数だ 

急いで駐車場に戻ったのは言うまでもない!

 

 

コースタイム

6:10 金剛登山口豊田駐車場 → 6:35 釜道取付き → 8:02 金剛山1125m 8:10 → 8:45 セト 黒栂谷道 → 9:36 車止めゲート 9:50 金剛登山口豊田駐車場

 

 

最後までお付き合いありがとうございます