ミッちゃん 山元気!

自由気ままに 自分の目線で
山歩きの様子を綴っていく日記です

カメラを忘れた野花の花散策 金剛山!

2021年04月15日 | 山 近畿 金剛・葛城

2021年4月11日(日)☀ 金剛山 カトラ谷

 

週末はいい天気だ

山日和というべきだろう

だが・・・コロナ禍の再燃で遠くは行けない

 

こんなにいい季節なのに 

花見すらできない!

そこで近場の花のお山金剛山

散策を目的に出かけた

 

 

ニリンソウが咲いているだろうか?

ハナネコノメソウに会えるだろうか?

遠征はできなくても 花探しには恵まれた環境にある

お天気もGoodだ!

 

ウキウキしながら 出かけた

たくさん撮るぞ~!と意気込みを見せて

金剛山にやって来た♪ ルンルン

 

そして…

ある事に気が付いた…

あるはずのカメラが無い!

 

あぁぁ~

カメラを忘れた~

 

家の中にポツンと置き忘れた

myカメラの姿が脳裏に浮かぶ・・・

 

そして・・・

私の駄々っ子が始まった

 

もう~家に帰る~

カメラ取りに帰る~

行くの嫌だ~

 

おいおい・・・

いつまで駄々捏ねるんだよ

チチが少し顔をゆがめて言った

 

俺のカメラ貸すから行こう

取に帰っていたら 遅くなって人が多くなるよ

 

それは困る!

 

仕方なくチチに牽かれて歩き始めた

 

富田林市街 PLの塔

 

こんな日は どういうわけが よく花を見かける

小さな愛らしい野の花たちが

駄々っ子の私を慰めるように姿を見せてくれた

 

だけど 慣れないチチカメラ

操作に四苦八苦 山歩きよりしんどい写真撮り

それでも シャッターを切りまくった

撮りまくった写真の 3分の2ブレブレ!

辛うじて 幾つかは見分けがつく程度に撮れていた

今日は その花の姿を残しておこうと思う

 

 テリハキンバイ

 クサイチゴ

 キュウリグサ

 クサノオウ

 ムラサキケマン

 キケマン

 ジロボウエンゴサク

 キンキエンゴサク

 

ジロボウエンゴサクの苞葉には切れ込みは無く

キンキエンゴサクの苞葉には切れ込みがある

 

 双子のヤマルリソウ  

 独り佇むヤマルリソウ

 ショウジョウバカマ

 ヒメカンスゲ

 サイゴクサバノオ

 

 

小さい小さいお花にも よく見れば個性がある

その個性をしっかりと納めたい!

だけど ブッレブレで巧く撮れない!

 

かわいい顔のあなたをちょっと収めたいのに…

風が吹き戦ぐ花弁がブレを呼び

蹲って必死に撮るその手は震えてブレ

中々 撮る事ができない!

 

本当に! 

本当に!

山歩きよりしんどい 写真!

 

 

谷間の風が そよそよと囁く

 

何しにきた?

油断すると 谷間に落とすぞ!

 

小さな滝の音が谷間に響き

少しひんやりとした空気が首筋を撫でていく

 

そして足元に目を凝らして

小さなあなたを探して歩く…

 

 

 ヤマネコノメソウ

 ニッコウネコノメソウ

 ヨゴレネコノメソウ

 

ネコノメソウと付いても姿が違って見える

ただ…ヨゴレネコノメソウ…って

誰が名付けた?かわいそうな名前

すこ~し 色具合の見掛けた素朴なだけ…

ニッコウネコノメソウ

然程代り映えしないようにも思うけど

・・・( ,,`・ω・´)ンンン?

 

やっぱりれて見えるかな~?

 

そこに 同じネコノメソウという名がついても

華やかで愛らしい姿を誇示するような個体もある

 

 若いシロバナネコノメソウ

 お年頃のシロバナネコノメソウ

密になるシロバナネコノメソウ

コガネネコノメソウ

 

シロバナネコノメソウ

コガネネコノメソウ

 

名前だけではなく 容姿も恵まれ 

すぐに人の目を惹く魅力を放つ!

 

他には…

地味~と言えば 葉はすぐに目に付くのに

花を見落とす事が多い個体もある

 

 ミヤコアオイの葉

 隠れるように咲く花

 

腰をかがめてのぞき見をすると

三姉妹の花を見つけた!

先週、だったミヤコアオイの花が咲いていた

 

ほかにも 渋く目立たず 

撮りにく~いを見つけた!

唯一撮れたこの1枚!

 

 チャルメルソウ

 

撮りにくい滝の岩場の所で発見

落ちるなよ!というチチの声を聞きながら

数枚撮ったが この1枚しか取れなかった

それでもブレているが…

 

更に・・・

 

 よく見かけるタチツボスミレ

 僧侶の集団の様なキランソウ

 マルバコンロンソウ

 ユリワサビ

 オオタネツケバナ

 セントウソウ

 

小さなお花の群生が

あちらこちらで見かけると 恰好なんぞ気にしない!

慣れないカメラを片手に 蹲って撮影!

気が付けば そのまま固まって起き上がれない

 

チチ~ 助けて~

起き上がれないよ~

何度 そう叫んで チチに助けを求めた事か・・・

 

そして起こしてもらうと すぐに周りを見て

人の居ない事を確認して

何事も無かったかの様に振る舞う…!

体裁だけは繕う事を忘れない私だ

 

そして そして 見~つけた!

今日の目的のおたち♪

 

 俯き加減の目覚め…

 漸く目が覚めたよう…

ニリンソウ

 

だけど、ニリンソウは まだほとんどが蕾

来週あたりが見ごろになるのだろうか?

暫くニリンソウの蕾を見ていたが そのまま抜けて

山頂へと向かうことにした

 

 ヤマブキ

 アオキの雄花

 アオキの若芽

 ニワトコ

 エンレイソウ

 しょんぼりのユキザサ(蕾)

 キクザキリュウキンカ

 

お花見をしている途中に

少しだけ 小鳥たちと戯れてみた♪

 

 コイコイ 取って食わないよ♪

 何なに♪好奇心旺盛のヤマガラ

 いや~疑う眼差しソウシチョウ

 横目で様子を見るソウシチョウ

 貰えるものは遠慮なく頂やんす!

 何見てる!仁王立ちのコガラ

 

小鳥も性格があるようだ

ソウシチョウは何度も近寄るが 警戒心が強く

結局今回はスルーされてしまった

ヤマガラは人懐っこいのかよく来る

今日はコガラ訪問してくれた

 

下山時に見たお花たちを最後に

今日のお花散策は終わろう…

 

 カタクリ

 ツルカノコソウ

 エイザンスミレ

 ニリンソウ

 ミヤマシキミ

 ヤマブキ

 アケビの雄花

 

来週あたりは ニリンソウの見ごろになるだろうか

それが終ると今度はヤマブキソウの見ごろ?

そしてクリンソウ・・・

楽しみは これから最盛期を迎えそうだ!

 

 

私のカメラは フルオート

機械に疎い私のためのカメラである

 

今回の時ほど myカメラの存在を痛感し

なくてはならないものと再確認した そして

絶対忘れてはいけない!と心に誓った

 

 

最期までお付き合いありがとうございます

今回は見つけて撮れた花だけをアップさせて頂きました

 

 

 

 


再び藤原岳・・・の天狗岩4

2021年04月04日 | 山 近畿 霊仙・伊吹・藤原

 

2021年3月20日(土)☁/☂ 天狗岩(藤原岳)

 

ガッスガスの頭陀ヶ平からの続きです

 

 

 頭陀ヶ平

 

頭陀ヶ平からは はっきりとした道が見える

しかし5m先はぼやけて 目の前はざされたまま

 

 天狗岩はもうすぐ?

 静かなブナ林

 

天狗岩への標識をみて まだか、まだかと思いながら

苔臭いブナ林を歩いていく・・・

 

次第に様相が変わり出して 

苔を被ったカレンフェルトの岩容が現れる

 

 ここは捲くように進むと

 再び平坦な幻想的なブナ林

 カレンフェルトのピークが!

 

ここが天狗岩でもいいよ…そう思ったが

チチは登ろうともせず 無視して捲いていく

天狗岩はまだ先か・・・

標識を見て 10ほど歩いた時の事だった

 

天狗岩と呼ぶには程遠い 草原のような所に出た…が

その先はく見えない!

 

 

強い風が向かってくる

白いガスが覆い被さった草原に

耐えている木々の姿が、痛ましくも勇敢に…

そして幻想的な印象が残る

 

 残雪があちらこちらに・・・

 浮かぶ樹林 見えぬ景色

 藤原岳・県界稜線分岐

 

藤原岳との尾根分岐に着いた

 

この天気 この景色 今日は藤原岳は諦めよう・・・って

端から行く予定にはなかったのだが…

内心おもった ただ…

天気が良かったら藤原岳を狙っていただろう

 

今日は へと曲がって天狗岩に向かった

 

 ガスよ ここまでガスらなくても…

 風よ ここまで吹かなくても…

天狗岩 1165m

 

人を寄せ付けたくないような 冷たい天狗岩 

名の通り岩稜帯で ゴツゴツした岩が

余計に冷たく感じさせてしまう…・・・と

 

あっ!

 

 福寿草の蕾

 

こんなところで お会いできるなんて!

 

岩の間にその姿を見つけた

冷たい風とガスに 福寿草も閉口しているのか

蕾のまま 岩陰に身を潜めているようだった

 

それにしても 風が強い!

景色のけの字も見られない幕引きの天狗岩

ピンポンダッシュではないが

さっさとろう!

長居は無用とばかり、

早々に頭陀ヶ平まで戻る事にした

 

 二輪の福寿草さらば!

 下りは早いぞ!さっさのさ!

 遠く感じた往路も復路はい!

 ガスはガッスガスのまま

 踏み跡が無ければ確実にヶ原だ

 稜線?頭陀ヶ平に出た?

 頭蛇ヶ平の鉄塔の脚を確認!

 

ここからは尾根伝いに進み 白瀬峠へ向かった

相変わらず風は強い!

 

 幻想的な樹林帯の広い尾根?

 樹林帯を抜けた登りの先は?

 鉄塔の影 再び…

 木和田尾分岐

 

鉄塔と共に標識もあった ここが木和田尾分岐

ここから 尾根の右側に帯びる筋を下れば

そこは往路に使ったルートと合流

 

あの曲り角からの分かれ道 あの時

こちらを選んでいれば もう少し楽に登れただろう…

 

しかしそのルートもほとんど見えないほど

灰色の闇に包まれている!

その方向を横目に、白瀬峠へ向かうため

尾根をそのまま真直ぐと進む

 

 標識のままに白瀬峠へ向かう

 樹林帯に囲まれた尾根になる

 

樹林帯の尾根を下っていくと、地形は複雑な形で 

小さな二重稜線になっているのが分かった

 

油断すると間違えそう…

 

ましてやガスで山容すら見えにくい

高低差が10m未満では 地図上にも載らない

それでも 地図とコンパスに助けられながら

目的地まで行く事になる

 

この頃には ポツポツと落ちてきた

本格的に振り出して

頭上では、風が唸りを上げて暴れていた

 

 県界稜線登山道1130m通過

 馬の背 竜の背 痩せた尾根

 広くなった尾根は急降下?

 下りきったコルの標識

白瀬峠1010m

 

急な下りを終えて峠に立つと

もう その先を登る気にはなれなかった

目の前に延びる冷川岳への登りは 

意気消沈させるに十分だった

 

 諦めた 冷川岳への尾根道

 

もう 下ろう…

うん 帰りたい…

 

少し 白瀬峠で休んで 下る事にした

ここからは一気下っていく!

ブログも 一気に終息へ向かう!

 

 山口バス停方面へ戻る!

 倒木に阻まれようが…

 急斜面であろうが…

 どんどん下って

 冷川谷源流まで下った

 谷への下りの後は激登り

 小尾根乗越を越えてまた下る

 白瀬峠分岐まで下って来た

 ヤレヤレである!ちょっと休もう…

 だが まだまだ先は長いぞ

 

アップダウンをただ只管歩いて下って

風と雨から逃れるように歩いた

そして漸く白瀬峠分岐を過ぎたあたりから 

の姿は見なくなった!

 

 640m 尾根分岐

 

子向山は避けてトラバースの道を選択する

登りが無いと思うと 疲れた体に力が戻る!

 

 漸く半分!まだ道のりは長い

 五合目付近

 樒

 落ち葉の吹き溜まり?

 オニシバリ雌花

 谷筋へとどんどん下る ネコノメソウ

 車道が見えてきた

 建物が見えてきた

 山口配水池

 白瀬峠登山口に戻ってきた!

杉林の車道

 

一気に下ってきた!

 

意外に長く感じたが 歩き易いコースであった

所々急勾配の下りで 落ち葉の吹き溜まりが

足元を見えにくくして 慎重に下るという場面もあったが

基本 気持ち良く下ったコースだった

 

往路のコースは 距離としてはいが 急登が続く

復路のコースは 距離としてはいが 歩き易い

 

どちらを選ぶかは好き好きだ

 

 

林道付近の杉林には シロダモの木が多く見られた

そして朝は閉じていた花たちも 

花弁を開いて迎えてくれた

 

 シロダモ

 コショウノキ

 ミヤマカタバミ

 林道冷川線起点?

 モアイ像の様なミヤマカタバミ

 簡易水道の水道池

 ヤブヘビイチゴ

 オオイヌノフグリ

 長けたフキノトウ

 カキドオシ 国道306号

 

漸く 藤原簡易パーキングまで戻ってきた!

 

 

お天気には恵まれなかったが 

ガスという幻想的な演出により

それはそれで満足できる山歩きだった

 

目覚めたお花たちの姿も見られてきて

これからの山歩きが本当に待ち遠しい!

 

コロナ禍の中でどのように山を愉しむか

考えながら またどこの山に登ろうか・・・な?

 

もう10日以上過ぎれば 記憶も怪しい・・・

老いた頭の中に残る映像も壊れたテレビ画面のよう…

それでも 記憶を辿りながら綴ってまいりました

最後は駆け足で雑になりましたが 最期までお付き合い下さり

本当にありがとうございました