ミッちゃん 山元気!

自由気ままに 自分の目線で
山歩きの様子を綴っていく日記です

冬山再び 赤阪山 2

2022年03月05日 | 山 近畿 比良山系

2022年2月27日(日) 雨/雪/強風  赤阪山

 

ブナの木平からの続きです

 

 ブナの木平の東屋への入口

 

ブナの木平に着いたが、それまでは 危機感も然程なく

スノーハイクを楽しむ程度と言っても過言ではなかった

 

しかし、天気の移り変わりの激しさは

存在を強く意識してしまう

稜線では覚悟しなければならないだろう・・・

その思いに気づいてか・・・?

頭上で風は、 轟々と音を立て

こちらを窺う様につき纏っているように感じた

 

 

先ほど見せた青空は無かった

風は雪まじりとなって向かってくる

フードを被り、赤阪山へと向かっていった

 

向かう途中に 二人の先行者に出会った

堰堤手前で、引き返したようだ・・・

 

やはり、あそこか・・・

 

私の嫌いな難所だ・・・!

今日はどんな感じになっているのか

な気持ちになった・・・

 

 この先の難所は苦手な所

砂防堰堤

 

見えてきた・・・

見えてきた・・・

雪深く埋もれた堰堤の一部が

黒い壁の様になって見えてきた

 

私の苦手な所までやって来た!

 

その周りには、いくつものトレースが残って

先行者の苦戦したがみられる

 

 山側斜面に残る レースの乱舞

 

右手に見える山斜面には

尾根に直に登った跡があるが

チチは、現状をみて夏ルートを選択したようだ

 

雪面に残るいくつもの乱れたトレースとは別に

急斜面をトラバースするように、

たにルートを作りながら進むつもりのようだ

 

 新たにルートを考えて進む

 

わたしは・・・と言えば

谷に落ちる斜面の状況を確認し

滑落した時のことを想像し・・・

どれだけの痛手を負う事になるか考えていた・・・

 

 スノーシューでもラッセル?

 

写真ではうまく撮れないが

決して滑落しても無傷という訳にはいかなさなそうだ

 

無事でいられるという保証はない所・・・

やっぱり、滑落はしたくない!

 

余計、体にが入ってしまう

やっぱり、ここは嫌いだ!

 

の気持ちが生まれてしまう

 

引き返して来た人も、何人かいる

ここは引き返してもいいんじゃない?

内心・・・そう思った

 

そう思ったけど・・・ なぜか 

チチの後をっていた

 

 

折り返して 九十九折に登る斜面!

スノーシューでの登りはする所も!

 

目の前を転がる雪塊が

勢いよく谷へと落ちていく

崩れやすい雪は踏ん張りがきかない!

すぐに崩れて 足を取られそうになる・・・が

そこは負けはしない!

必死に食らいつくように登っていく

 

 やっと堰堤を越えを終えたが…

 急斜面は続く・・・

 

雪煙を上げながら、笑って通り過ぎる

 

また、引き返してきた先行者に会う

鉄塔の所で引き返してきたという・・・

 

やはり風は半端なく強そうだ

稜線上は 風の傍若無人なる世界か・・・?

 

 乱れたトレースが先行者の苦悩を表す

 風の緩んだ箇所

鉄塔下の斜面

 

鉄塔が見えてきた

鉄塔からの稜線上は風が待ち構えている

ならば・・・

このあたりで風を避けて休憩を取ることにしよう!

 

鉄塔下の斜面の風の弱くなるあたりで休憩をとった

 

 鉄塔を目指して…行動開始!

 鉄塔直下の急登!ガンバ!

 ヤレヤレ鉄塔広場に着いたけど…

 も一つ向こうに鉄塔がある 遠い

 二つ目の鉄塔が近づいた

 

広い鉄塔広場に遮るものはない

ここからは、稜線歩きの醍醐味を味わえるところだが

今日は試練の稜線歩きとなるようだ!

 

風は容赦なく吹き 前に進めない!

何度 耐風姿勢を取らなければならなかったか・・・

 

天気の移り変わりの激しさは

まさに風の意思を表しているようだった!

 

鉄塔の姿をみてから その急登に泣き

漸く稜線に出てみれば 風の強さに翻弄される

 

それでも ここまで来れば

頂上まなければれない

 

 

頂上が見える!

手を伸ばせば届きそうな感じだが・・・遠い

 

は・・・

行く手を妨げ!

体のバランスを崩させ!

斜面を転げ落ちる雪塊の様にしたいのだろうか…?

 

容赦なく、全身で体当たりしてくる

 

どこいしょ~!

 

踏ん張って取る耐風姿勢も になってきた!

 

ここまできて、引き返すものか~!

 

だけど・・・

私とは裏腹に チチはどんどんに進んでいく!

 

必死でチチの後を追った!

 

そして・・・

見えてきた! 

近づいてきた!

灰色の同化する山頂が近づいてきた

 

 灰色のスカイラインが・・・・

赤阪山 823.8m

 

山頂には誰もいない!

暴れ風だけが 自由奔放に吹きまくっている

 

そんな風にさえも、吹き飛ばされない雪が

山頂を覆い、埋もれた標識が山頂を示していた

 

 埋もれた標識

三国山

大谷山

琵琶湖方面

 

再び黒い雲が覆い被さって来た 

突風も吹き荒れ 雪煙を上げて襲ってくる

立っていられない程の強さだ

 

力強い風だ!などと、気軽に言ってはいられない!

本当に、吹き飛ばされてしまいそうだ

長居は無用! さぁ~下ろう

 

 

目の前に 大谷山方面への稜線が伸びている

今日は、誰も行った様子が無い・・・

 

やはり・・・今日は無理だな

 

えっ・・・行かないの?

 

ここまでくると が出る

だが・・・要らぬだ!

それをチチが見抜いたように言う

 

この風と2時間付き合う事になる

それでもけるか?

 

いえ・・・歩けません

 

はせせら笑い 押し倒す勢いで吹いてきて

周回する意欲を削げとしていく・・・

 

 ホワイトアウトだ~!

 

風が叫ぶ!

早う~帰れ~!

 

一瞬にして白い嵐に包まれ、足が止まる事も!

風が追い立てるように吹きつけて止まない

 

 無言のまま、鉄塔まで戻ってきた!

 下ると決めたら、風が緩んできた!

 さぁ~一気に下っていこう!

 

急斜面をジグザグっていく

ツボ足で登って来られる人のステップを

壊さないように、用心して下っていく

 

すると・・・

 

 ヒップソリで下る人

 

ヒップソリってくる人がいた!

 

登る時も ステップやトレースを壊し

登るチチの前を滑ってくる若者がいた

 

ヒップソリを楽しむのは良いが

ステップを壊し、人が歩いている前を

平気で滑ってくるのはどうなものか・・・

 

他にも、ヒップソリを愉しむグループがいたが

ルートから外れて、安全な斜面を利用して 

滑って楽しんでいた!

 

人それぞれであるが・・・

最近は雪山で考えさせられる場面

遭遇する事がくなった

 

 アイゼンに履き替えて下る

 

堰堤越えの難所に行く前に

雪の状態を見て アイゼンに履き替えることにした!

 

圧雪されてきている所は、アイゼンで歩く方が楽だ

ただし・・・踏み抜きには、ご注意!

 

堰堤越えの斜面に着いた!

 

りは、雪面の状態を見て冬道を選択し

尾根沿いに下っていく!

 

 復路は冬道の尾根を下る

 ヤレヤレ・・・登山道に出た

砂防堰堤

 

 ここからはのんびりと♪

 

相変わらず風の音はするが

突風に煽られる事はくなった

 

再び、時折 顔を覗かせる青空に ホッとしながら

ブナの木平を目指した

 

 ブナの木平 540m

 

相変わらず 空は忙しそうだ

笑ったり 曇ったり 表情豊かに

頭上で百面相しているようだ

 

そんな空を眺めながら 

ブナの木平で休憩を取った

 

 あとは、一気にスキー場まで下る!

 マキノ町が見えてきた!

メタセコイヤの並木道

 

メタセコイヤの並木道がきれいに見えた

 

空も、まだ、すっきりしないけど

登るときに降っていたの姿はなかった

 

 もう少しだ 頑張ろう!

 スキー場は 近い!

 スキー場がえてきた!

 

スキー場は 朝と違い、家族ずれで賑わいを見せていた

日曜日にしては 利用者は少ない方だが、

それでも 子供たちの声が響く

 

やれやれだが ホッとする時でもある

そして、駐車場までそのまま下り アイゼンを外した

 

あぁ~ 疲れた!

 

 びしょびしょの駐車場

メンタセコイヤの並木道

 

帰路で見た空は

すっかり、ご機嫌が直り 

晴れ晴れしい顔を見せ始めていた

 

 

最後までお付き合いありがとうございます

 


冬山再び 赤阪山

2022年03月03日 | 山 近畿 比良山系

2022年2月27日(日) 雨/雪/強風  赤阪山

 

1週間ほど前に薊岳に登り

あれだけ、疲れて帰っても

喉元過ぎれば・・・ということで

またお山がしくなった

 

今度は履き替えなどなく、最初から最後まで

スノーシューで歩ける所に行きたい!

またまた、私のわがままが出た!

 

26日の土曜日は天気に恵まれるという

チチが、赤坂山に行ってみようか?と提案

少し躊躇するところもあったが

行くことに決めた・・・

 

しかし・・・

夜中に突然 強い掻痒感に襲われ

全身赤くなっている!

我慢できずに掻くと、蚯蚓腫れのように腫れ上がる

 

楽しみにしていた山は中止!

受診することになった!

蕁麻疹ということで薬を処方してもらった

薬のおかげで蕁麻疹は軽減した・・・

 

やっぱり、天気のいい時は

山のチャンスを逃がす事が多い!

諦め切れずに 天気が悪い予報の

次に日の日曜日!

お山に行くことにした 赤阪山だ!

 

 マキノ高原スキー場駐車場

 

やっぱり 空は怪しく

灰色の雲に覆われていた 憂鬱な空が広がっていた

マキノ高原スキー場駐車場に着いた頃には 

が降り出した・・・

雨は容赦なく降り  冷たく上着を濡らす・・・

気持ちはれた・・・

 

上の方は雪かな?

風は、かなり強いぞ

チチが言う・・・

 

雨はいただけない・・・

 

チチがまたいう

雨は昼までには止むはずだ

だから行こう・・・

 

私はだった・・・・

濡れた上着を見ると余計心は沈んだ

しかし、体は動き出していた!

 

 マキノ高原トレッキングセンター

 

トレッキングセンターの所にある登山届ポスト

登山届を出して出発だ!そして、その頃から

冷たい雨の雨脚が強くなってきていた

 

マキノ高原スキー場

赤坂山・三国山登山口と赤阪山方面 

 

赤坂山は真っ白の様だが

灰色の空に同化してうっすらと見える程度だ

殆ど人の姿が無く 何名かの登山者のみが縦断して

赤坂山・三国山登山口へと向かう

 

 

家族ずれも スキーヤーもいないスキー場

雪原のまま静かにすそ野を広げて迎えてくれる

 

まだスノーシューなしでも 圧雪された雪面は歩き易い

登山口までテクテクと登っていく

 

今日はできれば 

寒風(さむかぜ)迄、周回をするつもりだった

 

この天気・・・この様子・・・

おそらく 今日は周回は難しい

ピストンで下ってくることになるだろう・・・

 

チチの中ではそう判断していたようだ

だが・・・私の中では

赤坂山の山頂に辿り着けるか不安だった・・・

 

 

 

コースタイム

 

7:40 マキノ高原スキー場駐車場 7:50 ~ 9:30 ブナの木平 10:48 鉄塔の直下 休憩 10:58 → 11:08 鉄塔広場 → 11:30 赤阪山823.8m → 12:50 ブナの木平 13:04 → 13:55 マキノ高原スキー場登山口 → 14:10 マキノ高原スキー場駐車場

 

 

 赤阪山・三国山登山口209m

 ここから急な登り!

 濡れたキミノソヨゴが寒そう…

 

赤坂山 三国山登山口スノーシューを付けた

 

登山口からの登りは、

無雪期ならば 階段になっている所だが 

今は雪に埋もれ、急斜面が続く

膝の悪いチチにとっては 歩き易そうであった

ただ、底上げされた登山道は・・・

樹々の枝に邪魔される事が多い

 

それでも、先行者のトレースを辿って 

枝を払いながら、どんどん登っていく

 

標高を稼ぐように登っていく頃には

雨は止み、時折が差しだし明るくなってきた

それと同時に

がその存在を示し始めた

 

 尾根に上がると緩やかな樹林帯となる

 

冬枯れの間から時折洩れる日差し

明るさが戻ってくると気持ちも明るくなる

 

それを、嘲笑う様に吹く

頭上で轟々と唸り声をあげている

それでもまだ、風の存在は

遠くの方で感じるだけだった

 

マキノ町方面

 

灰色のガスがどこかに消えて

樹林帯の切れ間から見える景色にもが射す

明るい冬枯れの樹林帯は まさに

スノーシューハイクの醍醐味を味わう感じだった

 

 スノーシューハイクを楽しむ

 

優しい青空が顔を出してきた

期待していない天気に期待を齎す・・・

 

 

これなら 寒風迄の尾根歩きができるかも・・・

一瞬、そんな 淡い期待すら呼び起こす程

天気が回復してきたような錯覚を覚えた

 

しかし・・・

 

 

寒風~大谷山方面の稜線の向こうから

湧くように蠢く雲の様子は 

決して、心許せるものでは無かった

 

 取りあえず ブナの木平まで行こう!

ブナの木平 540m

 

踏み抜きなどの心配もなく ブナの木平に出た?

 

あれ?東屋がない!

・・・と

こんもりと盛り上がった所に が・・・

 

ブナの木平にあるはずの東屋は 

すっぽりに埋まっていた

出入り口のだけが その存在を示していた

 

雪の量は結構なものの様だ

さて・・・

私は少し不安だった

この先にある 難所を私は覚えている・・・

 

砂防堤の堰越えの箇所は、どうなっているのだろう?

その心配が過った

ちょっとした所だが・・・嫌だ!

 

しかし、そこは絶対通過しなければならない

チチの後について行きながら

不安は消えなかった・・・

 

 

つづく


比良の北の端のお山へ・・・地蔵山

2021年12月19日 | 山 近畿 比良山系

2021年12月11日(土曜日)⛅ 朽木大野から蛇谷ヶ峰周遊

 

蛇谷ヶ峰山頂からの続きです

 

 蛇谷ヶ峰山頂南側の尾根

 カワラダケ

 

びっしりと倒木に蔓延っているカワラダケを見つけた

食用にはならないが、抗癌剤クレスチンの原料になるという事で

薬用に用いられるキノコである・・・

 

サルノコシカケ科に分類されていた事もあるが

今はタマチョレイタケ科に分類されている

薬用に使われているが 見る限り

どちらにしても 口に入れようとは思わない

 

そのカワラタケに覆われた目立つ倒木を過ぎて 

地蔵峠を目指して 尾根を下っていく

 

 最初は緩やかな尾根だった

 見晴らしも良かった

 

ガスが幻想的に演出して 雲海が

天空の湖を作っていた

 

 更に歩き易く感じていた

 

しかし・・・

下から 武奈ヶ岳から来たという二人の登山者に出会った

朝4時から行動をしているという

山家の匂いのする二人と 少し言葉を交わした後

下っていくが・・・ここからな下りとなる

 

 急な下りは踏ん張りどころ!

 

暫く延々と下っていく感じだったが

尾根は広くなったり細くなったり・・・

平坦だったり登ったり・・・

小さな変化は往路と同じ

 

 ガスれば迷いそうな広い尾根

 春が楽しみなオオイワカガミの群生

 下って奇妙な倒木が待ち受けて

 小さなピークに着いた!

何処までも広い尾根

 

地図で確認すると 小さなピークに出た辺りが

P702の様だ!

何も印はなく、地図確認だけである

 

 

常緑と落葉樹の狭間の道を過ぎて

小さなアップダウンをしながらっていく

 

 広く綺麗な尾根道

 倒木に阻まれる尾根道

 そして・・・峠の様な尾根

最初の峠 ボボフダ峠 656m

 

南西方面に下る朽木側の道は

踏み跡薄い 標識にも悪路と…!

南東方面に下る畑方面の道は

踏み跡はしっかりと残っている

 

 

ここからでも大野に下れるようだが 

踏み跡の先に不安が残る

今回は地蔵峠まで行く予定である為 

まっすぐ武奈ヶ岳方面へと進む

 

 そのまま直進 尾根歩き!

アラ谷峠 701m

 

と名がついているが 分岐する道を探すが不明

荒谷の谷頭に当たるのだろうか?

登山道としては一直線にしか見えない

 

そのまま尾根を進んで行く

 

 植林と自然林の境目の尾根道

 下ると広い鞍部に標識を見つける

 横谷峠 644m

 標識を確認! ここは四つ辻?

横谷峠 644m

 

見た目は広い鞍部だが、標識を見ると

四つ辻になっているようだ

 

チチが「休もう」という

珍しい・・・膝が痛いのか?

体が慣れていないのか…

感覚を取り戻すのに時間がかかりそうだ

ちょうどよい倒木があったので

腰を据えて休憩をとった

 

とても静かで、山の懐に抱かれるような

優しい気持ちになれるところだった

 

 さて…休憩後は上り返しだ!

モミの木

 

大きな木が多い

その中にもみの木が目立つ 

ここではウラジロモミではなくモミの木がほとんどだった

 

モミの木の名前の由来

・局所的に生育し、風に揉み合うことから→モミノキ

・新芽の数が多いことを意味する 芽が富むから芽富…めとみ→モミ

・新芽の萌黄色が美しいことから モエギ→モミ

・天皇行幸の御座所に多く植えられたため、臣の木…おみのき→モミノキ

などなど諸説あるようだ。

 

 

ブナの木・モミの木 いろいろ混ざり

様々な姿を見せるっ雑木林!

そんな落葉樹と常緑樹の隙間を通って緩く登り返す

 

 広い尾根!ガスが降りてこないのが救い

 尾根まで来ている林道を見る!

 登山道の下に林道が寄り添う

 林道は離れ また上り!

 緩く下っていくと…標識とお地蔵様が…

地蔵峠 770m

 

地蔵峠に着いた!

地蔵峠の傍には 呼び名の通り

小さなお地蔵様が祀られている

 

軽く手を合わせているとチチが

 

地蔵山はすぐそこだから 

ピークをんでおこう!という

山屋の性というべきか

ピークは踏んでおきたくなるのだろう

 

 そのまま真直ぐ ピークを狙う

地蔵山 790m

 

地蔵峠から5分ほどで地蔵山に着いた

 

この時期ならではの展望が開けている

小さなお山のだった

 

リトル比良

 

頂上からはリトル比良

岳山、鳥越峰、岩阿沙利が見えた

 

 地蔵峠に戻り 今度は林道歩き

 ヒジキ滝方面のルート

 

林道から見える黄色いプレート

以前、武奈ヶ岳から地蔵峠経由で下ったときに使った

ヒジキ滝方面のルートだ!

それが、今は登山道が崩壊しており 

通行を遠慮してほしい旨の書き込みが

色いプレートにあった。

(といっても・・・以前歩いた時も

途中から道はなく、急斜面のトラバースに泣いた記憶が・・・)

・・・ってなことで

今回はの作業道で下山することにした!

 

作業道は 地図には無い幾つかの分岐が

できており、そのたびわされる。

 

 どちらに進もう・・・?

 

地図と地形を確認して 進む方向を確認するが

大抵はしくできた作業道と合流する形にはなっていた

 

 こんな分岐もあった

 ここも分岐! 曲がらず素直にみちなり

 

林道を道なりに進んでいくと 開けた視界が閉ざされた

車の通れそうにない林道になり、途中山道との分岐に出るが

林道をそのまま進んで下る・・・と

見落としそうな分岐で 振り返ると離れたところに

ぽつん標識を見る

 

ここが地蔵山登山口だとった

ただ、ここからの登りは ごめん被りたいような

急な登りが待っているようだ

林道を下ってきてよかった・・・と思ってしまった。

 

さらに下って 通行止めの看板を見る!

 

 

一般車両の通行はここまでのようだ!

振り返って見上げれば 林道終点のような峠に見えた

 

落ち葉に埋もれた舗装道路

下って下って・・・

 

 どこまで続く・・・

  やっと林道出会いについた

 ここもまた地蔵山登山口だった

 

トンネルに続く林道にでて 今度は国道を目指す

村井フィッシングセンターの釣り堀を左手に見ながら

下っていくと車の音がはっきりと聞こえてくる

 

国道が見えてきた!

 

村井フィッシングセンター入り口の看板を目にして

国道367号線にでる

 

 国道367号線

 高島市コミュニティ路線バス停「むらい」

 

ここからてくてく30分ほど歩かねばならない

2Kmちょいの距離かな?

 

道に迷うことも 滑落の心配もないが

注意しなければならない!

ラインファルト内をなるべく歩くが狭い

歩道もない!

違う意味で緊張する!

 

緊張しながらも、

しっかりと見つけたフユイチゴの赤い

 

 緊張しながら食べたフユイチゴ

 

甘酸っぱく おいしかった

まさに老秋(青春)の初恋の味?

 

 トイレがみえてきた!

 もうすぐ駐車したところだ!

 

やれやれとほっとしながら歩いていると

~っと黒い影が目の前を走った

 

目で追うと

目の前の電柱にが止まった

 

 

 

電柱に止まって見下ろす鳶の姿は 

やはり鋭くもかっこいい!

 

何を捉えて舞い降りたのかは不明

近くのごみ箱を気にしているのか?

まさか・・・

こちらの様子を見て獲物と思っている・・・?

そんなわけは 絶対ない!

 

ぼそっと口ずさむ

トンビがくるりと輪を描いて・・・♪

 

ピーヒョロロロと泣きながら輪を描いて飛ぶ姿は

鷹とは違うが優雅で私は好きだ・・・

だが・・・

鷹や鷲は猛禽類の中でも高貴なイメージを持つが

鳶は格下に思われやすい

 

小動物や死骸を食べ、人間に近いところで生活をして

ごみを漁ることもある

これが町の掃除屋と呼ばれる所以でもあるが

鷹や鷲と比べて格下にみられるのは

こうした人間の生活圏内で身近にみられるためだろうか?

 

微動だにせずにこちらを見る

お疲れさま♪と見送ってくれているように感じた

 

程よい疲れが心地よい

ぁ~ 家に帰ろう~♪

 

夕焼け空が マッカッカ
とんびがくるりと 輪をかいた
ホーイのホイ
そこから東京が 見えるかい
見えたらここまで 降りて来な
火傷をせぬうち 早くこヨ
ホーイ ホイ

歌・三橋美智也 「夕焼けとんび」

作詞・矢野亮 作曲・吉田矢健治

 

 

最後までお付き合いありがとうございます


比良の北の端のお山へ・・・蛇谷ヶ峰

2021年12月18日 | 山 近畿 比良山系

2021年12月11日(土曜日)⛅ 朽木大野から蛇谷ヶ峰へ

林道終点・蛇谷ヶ峰登山口からの続きです

 

 歩き易い支尾根の道

植林を抜けて自然林に変わると

明るい樹林帯の支尾根道となる

 

 支尾根から尾根へ出た字の分岐

 ↑ あっ~~!

すみません!右側と左側 逆になってしました!

 

ここから本線ともいうべき尾根にでて

左側の蛇谷ヶ峰方向へと歩を進めていく

 

尾根を3分ほど歩いていくと 

その場には似つかわしくない電柱が現れる

よく見ると防災無線のアンテナの様だ!

 

 デッカイ電柱?

 高島市防災行政無線電源中継端子盤

 

防災無線のアンテナを通り過ぎて

眠りに入る準備をしている樹林帯の中を登っていくと

見えるスカイラインの所から また下りになるが

その先には・・・緩く谷川に広がる広場が開ける

そこが猪の馬場であった

 

猪のグランドか何かの様だが、ヌタ場らしき跡は見当たらない

落葉の下に隠れているのかは不明だが

ヌタ場があってもおかしくは無い雰囲気だ・・・

 

 猪の馬場

 

ヌタ場は 猟師の間では神の宿る場とされている

祈ると が現れるというが

私は猟師ではない!

猪にも熊にも遇いたくない!

ここは 楚々と通り過ぎよう!

 

 ここからもアップダウンが更につづく

 広い尾根の下り

 急斜面のトラバース

 また、人工物現る

 新北野中継局

 

防災無線のアンテナから約15分弱程の所に 中継局があった

この中継局からの尾根道は、倒木などの障害物が点在する

 

 急登、平坦、下りを繰り返す

 倒木を避けて歩き

 倒木を潜って先に進む

 裸樹の中の常緑樹木が道を隠す

 裸樹の向こうに見える朽木方面

 この季節は明るい尾根を演出

 アセビの間を抜けると・・・

 

更に 明るくなった!

 

比良山系の北の外れに位置する山道

1000mにも満たないが、それでも変化に富んでいる

 

この時期の山歩きは オープン過ぎる程オープンで

その山の姿を知る事ができる

楽しいぞ! 面白いぞ!

昔の頃の様に 勇んで登る事は出来なくなったが

山を愉しみながら 味わう様に歩く事ができるようになった

 

 樹木の陰が生き物の様・・・

 

小さなピークを 登っては下り・・・

繰り返されるアップダウンは余り好きではないが

飽きる事は無い!

歩くには面白い♪

 

 杉の大木

 

ジャンピングピークまで急登と下りが繰り返され

落葉の裸樹の樹林帯が続く

 

その落葉樹の中に 常緑のの大木が目に留まる

天を刺して亭々と聳える杉の姿は

森の番人が点々と広がって番をしているように感じた

 

 P791m

 倒木の多い明るい尾根道

 その登りは 意外に急だ!

   何度目の鞍部か?

 登り返しも何度目か・・・?

 意外にきつい坂道ホッチラコ!

 ピークを越えた先の鞍部で見っけ!

天狗の森

 

ここにはどんな天狗が棲んでいるのだろう

烏天狗、鼻高天狗、白狼天狗・・・

 

一つのピークの鞍部に位置するこの天狗の森

山全体を指して言うものか不明も

天狗がハウチワを振って飛び回っているのだろうかと想像する

 

天狗のウチワににているという ヤツデの木は見当たらなかった

どうしてその名がついたのかは不明だが

面白い名前だ 調べてみよう・・・

 

そんな事を考えながら ここからの登り返しも

踏ん張り処と思った・・・

低くなった裸樹の尾根が空を近づける

明るい尾根に気持ちも明るくなる

 

そして 5分も歩かないうちに 

蛇谷ヶ峰の西峰が見えてきた

 

 空が近くなるような急登の尾根

 聳え立つ反射板

 天空の草原地帯の様な尾根

蛇谷ヶ峰西峰 860m 別名「小椋栖山西峰」

 

反射板を見てからの尾根は 緩やかに

蛇谷ヶ峰の端に導いてくれた

 

白倉山

南側の景色

武奈ヶ岳・釣瓶

反射板と杉の大木

 

振り返ってみれば 反射板と大杉の背比べ

まだ反射板の方が高いけど いずれは追い越すのかな?

 

杉と反射板!

まるで友達の様に、仲良睦ましく並んでいる♪

 

さて、本峰蛇谷ヶ峰へ行こう!

 

双峰の蛇谷ヶ峰の本峰へ向かうため

一旦、鞍部までらねばならない

 

 目の前の本峰を目指す!

 鞍部からの最期登り

 青い空に浮き出た頂上が見えた

蛇谷ヶ峰 901.7m 別名「小椋栖山(おぐらすやま)」

 

奥比良の北端に位置する姿形の良いお山 
滋賀県朽木村岩瀬にある旧秀隣寺庭園(名勝指定)の借景の山としてその名を高めている名峰
朽木側から見ると、独立峰の緩やかな尾根の姿が田畑の裾からそそり立って見える

蛇谷ガ峰と呼ばれるのは、朽木側と反対の、

高島側の真東から突き上げる鴨川支流の蛇谷に由来しているそうだ
別名は朽木側からの呼び名

 

 

蛇谷ヶ峰の頂上は数名の登山者が休んでいた

360℃開いた展望が望めるが 今日はが多すぎる

 

冷たい風も力強く吹き付けて、一気に体温を奪っていく

景色を見るよりも、灌木の陰に隠れて休憩を取る事にした

 

休んでいる時に登って来た私達よりも年配のご夫婦

同じルートを登って来たようだが

少し呼吸が乱れているようだ

 

目が合った時に 苦笑いをする様に声を掛けてきた

こっちはしんどいな!

こんなに長いルートとは思わなかった

やはりスキー場からにすればよかった・・・

 

しんどかったのは 私だけではなく皆、同じなんだなぁと苦笑い!

確かにアップダウンが多くて、長く感じる

でも、面白いルート

 

すると、ぼそっと言っているのが聞こえてきた

もう二度と登らん!

人それぞれだ・・・

 

だが ふと思った 

喉元過ぎれば熱さを忘れるではなかろうか

 

その時は二度と来るものか!と思っても 

また登りに来ている事が多い!

 

そんな人の様子を見ながら、お腹を満たしたところで

早々に下る事にした。

 

同じ道を下るつもりはなかった・・・

地蔵山を周って帰るつもりだ!

まだまだ、目的のルートの半分も来ていない

ガンバだ!

方向へと 下っていく

 

 

つづく


比良の北の端のお山へ・・・

2021年12月17日 | 山 近畿 比良山系

2021年12月11日(土曜日)⛅

 

先週の12月5の事

夜が明ける前に家を出た

目的の山に向かって車を走らせたが

が降りだし、心が折れた・・・

 

 

雲に覆われた東の空が赤みを帯びる

琵琶湖の向こうのお山は天気がいいのか?

だが・・・湖西道路には冷たいが降り

止む気配がない・・・

 

 

動く雲の隙間から比叡山が見えた!

白髪頭になっていた・・・!

これは・・・危ないかも!

タイヤはまだノーマルタイヤ!

行くのをめた

 

その方がいいよ!・・・と

空は更に煙幕を引いた!

 

 

体調不良や用事で2週間ほど山に行けなかった

冬山に向かってのトレーニングを兼ねて

今日は絶対山に行くぞ!

 

そして一週間後12月11

リベンジに燃えて 車を走らせた

先週とは違い お天気は良さげだ・・・

向かうお山は・・・

比良の北端のお山の蛇谷ヶ峰!

今回はまだ歩いていないルートで行く事にした

 

コースタイム

8:00 国道367号線路肩駐車 → 8:46 キノコ研究所(熊の鼻ヒュッテ) → 8:50 朽ちた廃車 → 8:55 林道終点~蛇谷ヶ峰登山口 9:08 → 9:20 猪の馬場 → 10:12 P791 → 10:30 天狗の森850m → 10:35 反射板~10:38 蛇谷ヶ峰西峰 880m → 10:55 蛇谷ヶ峰902m 11:30 → 12:10滝谷ノ頭702m → 12:20 ボボフダ峠656m → 12:35 アラ谷峠701m → ヨコタニ峠644m 13:05 → 13:32 地蔵峠 770m → 13:37 地蔵山790m → 13:40 地蔵峠 → 14:55 地蔵山登山口 → 15:20 R367号線出合 → 15:50 駐車場所に戻る

 

 

国道367号線高島市の朽木小野のバス停付近の

広い路肩に車を停めた・・・前回の事があり心配一つ・・・

ここは大丈夫らしい・・・

切符が切られないか・・・少し不安であった

 

しかし 車を停める所はそこしかなく、

駐禁の標識は見当たらない?

訪れるだいたいの人が此処にめるという・・・

近くにトイレもあり、不便ではない!

覚悟を決めた!

準備を済ませて 出発だ!

 

 

国道367号線を北上・・・といっても 

ほんのちょっとだけ

バス停「おおの」を通り越して間もなく右折!

 

 

白倉岳登山口への標識が落ちている!

行く山は違うが、この標識をに曲がっていく

すると、突き当りに出る

そこに登山届のポストが右側に設置されている

 

 正面は人の家!突き当りを右へ

 登山届のポストあり

 暫く 舗装された林道を歩く

 コンクリート舗装もだんだん落葉の下に…

白倉山

 

車で走るには少し勾配のきつい林道をゆっくり歩くと

この季節ならではの展望が開けて 西側の景色が見える

まだ、紅葉が残っているのか、落葉の残りなのか

色付いた山肌が樹木の間から覗き見える

 

 望岳所?展望がよいわけではない!

 キノコ研究所(熊の鼻ヒュッテ)

 更に進むと、ポツンと…朽ちた車

 林道終点 行き止まりを

 曲がってすぐに標識がぽつんと!

蛇谷ヶ峰登山口 

 

ここから山歩きが始まる!

 

先週と違って、風は冷たいが寒さは緩いと感じる

雪も無ければ、凍結の心配もない!

落葉が敷き詰められた登山道は 晩秋の秋の色が濃い

今が冬だとは思えない程 秋が居座っているようだ

そんな 落ち葉の絨毯を踏みしめて

支尾根の道を更に登っていく事にした

 

さて!ゆっくり参ろう~♪

 

つづく