ミッちゃん 山元気!

自由気ままに 自分の目線で
山歩きの様子を綴っていく日記です

山納めは 金剛山で・・・

2020年12月31日 | 山 近畿 金剛・葛城

 

2020年12月31日 大晦日!

 

今年がもうすぐわろうとしている

 

色々あった1年・・・

コロナ禍の中で 体調を崩し

元旦に引いたお御籤通り

病気は長引き とうとう 年を越そうとしている

 

新たに 手の関節症になって

痛みとの戦いが始まり

キーボードを打つのも至難の業となるほど!

 

だが山は 諦めきれず 体調と相談しながら

何とか山を続けたが 以前のようには登れなくなって

登れない日が続いた

 

それでも…年の終わりに 体調を見ながら 

金剛山に出かけてみる事にした

 

今年の 山納めである!

 

人の少ない時間帯を狙って

まだ 夜の明けきれぬ時間帯から出発した…

 

 まだ暗~い時間帯・・・

 ゆるりと薄明るくなる登山道

 

暗い夜道が段々 視界を捉えられるようになると

いつの間にか 雪景色に・・・

昨夕から降り出した雪が薄化粧をしてくれていた

 

 雪の花が咲きだした

 

白い魔物が潜む山が、静かに目を覚ましていく・・・

 

 

久々の山は もう冬の衣を纏い

眠りにつこうとしているようだ・・・

 

金剛山頂

 

金剛山山頂も ひっそりとしている

人もまばらで 景色も閉ざされ

寒々しさが漂うだけだった・・・

 

金剛桜

 

金剛桜は六角花を咲かせて

凍てついた美しさを見せてくれていた

 

 

 寒いはずだ~!

 風物詩が飾られていた

 

大晦日に登る人もいないだろうと思ったが

同じことを考えているのか

疎らながら 訪れる人はいる

 

最後に 今年初の雪を見られて嬉しかった

だが 久々の 山歩きはきつかった・・・

それでも 登れた事が嬉しい♪

 

今年は・・・

決して良いものではなかったが

辛い日々ばかりでもなかった

 

来年はどんな年になるのかわからないが

どんなことにも逃げずに向き合える力を 失いたくないと思う

 

密かに祈る・・・

どうぞ 来年は平穏を取り戻して

平凡に 幸せが訪れますように・・・

 

 

今年は 稚拙な文の拙いブログに 

ご訪問下さり本当にありがとうございました

 

大変な1年ではございましたが

皆様にとって 来年こそは

良き年になります事を願っております

 

気ままなブログでは有りますが

これからも宜しくお願い致しますm(__)m

 

            ーブログ管理者ー


初冬の大台ヶ原 三津河落山へ 再び…5 下山編

2020年12月01日 | 山 近畿 台高山脈・高見山

2020年11月22日(日) ☁/強風 日出ヶ岳~三津河落山

 

大和岳から引き返すところからの続きです

 

さぁ~ 元来た道を戻るだけ

風に追われ 景色を奪われ・・・

それでも楽しんだお山のUターン

 

 

 まずは日本鼻頂点へ戻ろう

 農林水産省雨量計まで急ぐ

 

雨量局の裏側を借りて休んだ

風は止まず 雲は往来するかの様に動き

明るくなったり暗くなったり…

そんな風から守るように 建物がとなってくれた

 

ここからの景色も 閉店とあって

少しも開けようとはしない…

 

今日は本当にダメだな・・・

コーヒーをすすりながら

先の見えぬ白い闇を見つめた

 

 三津河落山分水嶺まで戻ろう

 

おぉ~

一瞬だ 一瞬だが 尾根が見えた

雲が山を越えた瞬間だ

 

すっきりとはしないものの 

懐かしき尾根を捉える事が出来た

 

来年 来れたときは・・・

 

ゲンコツ峠からの尾根

 

すぐに閉じて 視界は奪われた

一瞬のご褒美を胸に 復路を歩きだした

 

 さらば 三津河落山

 

同じコースを戻っているのに ガスも手伝ってか

見る方向が変わると 雰囲気が全く違う感じだ

 

日本画の中にいるような錯覚を覚える事もある

白黒のモノトーンの世界もまた いいものかも…

 

 

  風は相変わらず強い…

 下っては登り返し…

 

ガスは増えても消える事はなく

すべてを包んで をチラホラ落としてくる

 

ここで 防鹿柵にぶつかるが

往路では気が付かなかったものを見つける 

 

 防鹿柵の出入り口?

 国立公園整備事業フムフム

 如来月への急登ふぁいと~

 

山は不思議だ…

同じ道を戻っているはずなのに

少しルート取りが変わるだけで 景色が変わる

 

新たなる山の魅力を見せてくれたり…

痛い経験をさせられたり…

 

本当に山には 不思議な魔力が潜んで試してくる感じ…

良しも悪しも それが面白いと言えば面白い

 

 如来月 再び

 またまた急な下り

 

今日はお天気には恵まれなかった…

でも 決して嫌な山ではなかった…

それ所か・・・

 

ミヤコザサの絨毯も 秋色を通りこして枯色に…

寒々しい冬木の梢も

魔物たちの息遣いの様なガスに包まれ

神秘なる山の世界を演出していた

 

今日でしか味わえない魅力を、知ることが出来た

だが・・・

 

 倒木の残骸…

 

現実に戻ると 風との戦いは続いている…

 

風も冬の便りを運ぶ準備でもしているのか

心底凍てつきそうな冷たさを潜ませ

油断すると吹き飛ばす勢いで体当たりしてきた

 

 

風は沢いているが 樹林帯の中は

人の気配すら消し去り 

眠りの準備をするかの様に静寂に包まれ 

粛々とその時を待っているかのようであった

 

その中を…

 

 名護屋岳の直下の斜面

 

いつの間にか 無言になって

登っては下り…

下っては登りを繰り返しながら 

只管 来たルートを戻っていた

 

 名護屋岳の巻き道

 

 

苔付きの急斜面を見上げた

名古屋岳への直登だ…!

 

急登は もういい…

 

帰りは迷わず 

名護屋岳を巻いていった

 

そして…

 

 名護屋岳の分岐

 

ここからは下りだ!

チチが 励ますように声をかけてくれた

 

頷くようにチチを見て

そのまま 川上辻へと下っていった

 

 ミヤマシキミの蕾

 

途中、ミヤマシキミの群生に出会う

往路では気が付かなかったのはなぜ・・・?

 

ミヤマシキミもまた 冬越しの準備をして

その時を待っているかの様だった

 

ミヤマシキミは 蕾のまま冬越しをして

春に 花を咲かせて 色香を見せてくれるのだ

来年の春まで・・・お休みなさい

 

 下って下って最期防鹿柵!

 川上辻が見えてきたやった~♪

 戻ってきた川上辻!

 通行止めの看板確認!

 もう登らない!さっさと車道に出た

川上辻登山口

 

日出ヶ岳はこの時間 人が多かろう…

そんな事をも考えたが・・・いやいや

登り返しをご遠慮したい事が大きい理由だろうか…

そのまま舗装道路に出て歩いて戻る事にした

 

 20分ほどテクテクと歩こう…

 

ただいま~

 

大台ヶ原ビジターセンターの駐車場に戻ってきた

 

 駐車場もガッスガス!

 

約5時間程度の歩きだったけど

やはり 疲れた…

 

結局最期まで山は微笑んではくれなかったけど

激しい風雨でなかったことに感謝♪

そして神秘なる山を味わえた事に満足である

 

駐駐車場は 日頃に比べると少ないが

やはり 人の集まりはである

早々に片付けて どこにも立ち寄ることなく帰った

 

 

ところで・・・

 

いつになったら 

山歩き後の温泉を味わえるようになるのだろう・・・

まだまだ 気を許せることも無く

密を避けての山歩きが続くのだろう…

 

 

 

 

長編となってしまいました…

自己主観の山行記となってしまっていますが

最期までお付き合い下さり 本当にありがとうございます