202111月21日日曜日 大峰山系
1418mの分岐に漸く辿り着いて
まずは目的の高塚山に行く事にした その前に折角なので
1418のピークを踏んでからにした
1418から奥駈道の支尾根の支尾根を行く
支尾根もまた アップダウンを引き継いで
繰り返されていく
岩尾根の小ピークを少し歩いた先には
稲村ヶ岳 山上ヶ岳を望む
そして 急な下りとなる
奇木が迎える鞍部
鞍部に着いてから 振り返ってみた・・・
下って来た所って もしかして・・・
尾根道というより 嵓の上だったの?
そう思わずにはいられない感じがした
ここからは暫く平坦と思った
木の根が張る緩い登りになった
あれ?様子が変わった?岩が…!
嵓っぽい雰囲気の奇妙なピーク?
大岩のルンゼ状の割れ目?
間を覗いてみると ルンゼになっている・・・
ここを通るの?
いや 右側を見て捲こう!
チチの言葉に従い 往路は
右側の南面を迂回していく事に…
何時しか…大普賢の上に暗雲が・・・
まるでこの先を暗示するかの様にも思えてしまった
意外に・・・崖で切れてます!
気を付けて来いよ~! はっはい…
ルンゼを下る方がよかったかも
やっと抜け出たと思った・・・が
一難去ってまた一難?
チチは 又、迂回するようだ
私は面倒臭いので直進!
明暗を分けたような選択
見た目は迂回した方が良いように見えるが
直進の方が歩き易く、短縮できることが分かった
帰りはここを通ろう~
腰掛の様なヒメシャラの木をみて
緩い下り坂を下っていく。そして、
ヒメシャラの木をよく見かける様になる
緩く登りになり 樹の陰に高塚山を思う
巨大なヒメシャラの門構え!
寄り添いあう 夫婦ヒメシャラの木
ヒメシャラの森とでも言おうか・・・
緩やかな道が続く尾根に立つ
天を突きあげる様な姿が印象的だった
暫し足を止めて 見上げる樹と
枝葉を通して広がる空の優しさに目が綻ぶ
枝尾根の感じが変わり始め、痩せ尾根に…
樹木の先に薄っすらとピークが近づく?
急な登りに期待を持つ あそこか?
ありゃ…ただの尾根の続きだった
今度こそと思ったピーク…も違った
緩やかな歩き易い尾根が一変して
瞞しの尾根に変わったのは
あのヒメシャラの木を通り越してからだった
木の陰から見えるピークを目指して 裏切られる…
瞞しのピークに高塚山までがとても長く感じた
それでも 歩かねば着かず まだか、まだかと歩く
そして また、
騙されるかと思いながら登ったピークが・・・
そこは 真のピークですか?
おっ! 何かがあるぞ!
??? 古~い銘板とにらめっこ!
やった~!
間違いなく ここが高塚山だ!
辛うじて読める銘板の字に力が抜けた!
騙しピークから解放された気分だった
高塚山 1363.7m
残念な事に 高塚山からの展望はない
先に進んで下った所に 展望はあるという
少し先に行ってみたものの 展望が開けそうな雰囲気は無く
両面急斜面と切れた痩せ尾根が続く
辿り着くには 随分距離は有りそうだった
なので、諦めの早い私は すぐに止めた!
そして、狭い頂上で休憩をして戻る事にした
狭く 展望は無い頂上だが
静かな空間が優しく寄り添ってくれる
20分ほど休んで出発した 時間は10時30分
ヒメシャラの森
目の前のピークを目指して戻ろう・・・
遠い感じはするが 来た道を戻るだけだ
だが、同じ道を歩くだけだが・・・
往路と復路では目線が変わる
気づかなかった新たな発見!
下りが登りに変わる・・・
腰掛の木 ちょっと座ってもいい?
嵓の所まで来た! 難なく通過!
小さな杉のツリーがあった
北面のルンゼ状の割れ目
反対側の北面の斜面
往路では見えにくかったが 北面に踏み跡があった
行きは大変でも 帰りは楽ちん♪
道なりにトラバースして
ルンゼ状に割れた岩の下あたりに出た
出てきた所
緩い尾根道
なぜだろう・・・
歩く距離も アップダウンも同じなのに
復路は距離が とても短く感じた。
・・・といっても
もう、若い頃とは違う 歩く速度はかなり遅い
自分の中で 早く歩けたように感じただけだが…
1418への最後の登り
大岩を越せば・・・
もう1418の分岐だ
1418の分岐
意外に早く分岐に着いたように思う
この時・・・
どうする?とチチが問う
迷わず応えた
行く!
時間は11:08分
今回は高塚山でタイムリミットと思った
だが 時計を見ると まだ行動できる範囲だ!
すると、欲が湧いてくる・・・
行こうか!
結局、休まずそのまま
もう一つの目的のピークを目指して出発した
つづく