ミッちゃん 山元気!

自由気ままに 自分の目線で
山歩きの様子を綴っていく日記です

大峯奥駈道を繋ぐ 明星ヶ岳2 高崎横手まで

2020年07月31日 | 山 近畿 大峰山系

7/23~7/24 ☂/☁ ガス・風強し

明星ヶ岳:カナビキ尾根~楊枝ノ宿小屋まで往復

 

カナビキ尾根の取付きからの続きです

 

 林道終点からの杣道?

 植林の急登を九十九折に登る

 

歩き始めてから 急登を無言で登る

ただ只管に杣道を九十九折に登る

下の方から沢の音が聞こえてくるが

それすらも入らないようになる…

久々にザックの重さがえる…

 

杣道が終り 尾根らしい道に出た時に

未だ1時間も経っていないが休むことにした…

 

 杣道が終る所で休憩

 

チチも 久々のテン泊用のザックの重さが

些か 応えるようだ…

身体というより 足…に堪えるのだろう

 

本来なら荷は私が持つべきだろうが

足を引っ張る事になる…

膝の悪いチチと 体力のない私…

 

それでも 自身の身体と向き合いながら

出来る範囲を少しずつ狭めながらも

続けられる努力をするだけ…

 

 道は自然林へと変わる

 洞穴になった木

 

自然林の中は また雰囲気が違う

古木 大木 捩じれた木

 

様々な様相を呈して迎えてくれるが

何処までも同じなのは 静寂という空間…

 

時折風が通り過ぎるが

の姿は…感じない…

 

樹林に守られているのか否か…

心配していたに当たる事はなかった…

 

急登は変わらず続き

地面とにらめっこしながらの登りが続く

 

 生き物のような木の根

 

雨は無いが 濡れた木の根が良く滑る

足の置き方を間違えると

容赦なく足を掬われる感じだ

 

それは大峰らしいといえばそうなのだが

今回の山行では常につき纏い 

この先の奥駈道では

更に緊張を与えられる事になる…

 

そう思えば まだこのカナビキ尾根は

歩き易い方だ…

ただ な登りに喘ぐだけ…

 

 あれ?ロープが張られている!

ロープ地点

 

ロープが張られ

通せんぼするところに出た!

よ~く見ると脇道が出来ている…

登って来た方向のルートに

ロープが張られていると言う事は…

 

えっ!

歩いてはいけない方向から

登って来たの?!

 

どうも 昔ながらの急登を

必死こいて登って来たけれど

いつの間にか巻き道が出来ていたよう…

 

そして登って来たところではなく

脇道の方を通るように

ロープが張られていた…というわけ…

 

そういえば 来る途中に道が分かれていたが

その道がどこに行くのかわからず

昔のまま登って来たのだが…

 

帰りは こちらを通ろう

ロープの横の新しい道をみてチチが言う

 

えっ!

実はこの時私は…

違う事で気になる事が出来た…

 

ルートはチチに任せっきりの私…

それまで往復するコースとは思っていなかった

 

大体 そのこと事態が間違いなのだが…

通り抜けるか周回するものと勝手に決めて

忙しさを理由に 地図をよく見ず ほいほい

チチの後についてきたのだった

 

そしてそれが 後に 

気持ちを萎えさせる原因になるとは…

 

 

 

それと…

下山して 通ったルートを確認すると

気付いた事だが

往路では 厳しい方ばかり歩いていたよう

カナビキ尾根も 急斜面を選んで歩いていた感じだ…

 

そりゃ~しんどかったはず!

だがこの時は

知らぬが仏で…

先は長いと頑張って登っていた

 

 倒木や木の根が邪魔をする

 大峰らしい雰囲気になり出す

 

ツルアジサイだろうか…

イワガラミだろうか…

付着根型の植物が古木に絡み 

覆っている姿が目を惹く

 

巧く共存できているのか…

大木は枯れてなお 抵抗する事なく

絡まれているだけなのか…

 

どの山でも見る事が出来る光景だが

ここ大峰に至っては

どうしても違った雰囲気に感じてしまう

それは…私だけなのだろうか…

 

 樹林帯の急登は続く

 スカイラインが見えて…

 

支尾根とは思えない広さの

カナビキ尾根の最期の登り

出合地点に出たのか…

チチの足が止まった…

 

ガスの動きが見えるわけではないが

どこか神秘的であり 神々しい何かを秘め

森の吐息を感じさせるよう…

 

ふと…

見えぬ空を見上げ  溜息をついた…

そこがちょうど 

カナビキ尾根から主稜線へと

バトンタッチされる出合だった…

 

 

 金引橋方向がカナビキ尾根を指す

カナビキ尾根分岐

 

T字の分岐に立ち周辺を見るが

これといって目立つものは無し

標識と踏み跡の道が それを指し示しているだけ

 

カナビキ尾根はここで終了!

あの急登に比べると ここからは

アップダウンはあるが まだ歩き易い…かも

 

方向に延びる尾根は

天川川合の健民グランド横にある登山道に下る

方向に延びる尾根を進み

明星ヶ岳を目指す

 

少し足休めをしてから 歩きはじめる

 

 ガスはますます濃くなる

 ナメリ坂も急登…

 雪深いのか 高い位置の標識

 

ぼやけたスポットライトを浴びたような個所

薄暗い樹林帯の中に明るさを見つけると

なぜかホッとする

 

風が勢いよく通り過ぎる・・・

雨ではなさそうだが

濡れた木の葉の雫が大粒の雨の様に落ちてくる

閉ざされた世界に明るさが届いた時だった…

 

カナビキ尾根分岐からのナメリ坂

やや変化に富んだ感じだ 

アップダウンもある

急な坂もある…が然程長くはない…

小さなピークもあり

それを巻くような道は笹床の道

 

鬱蒼と茂った樹林帯では

どの辺りをどう歩いているのか

分かり難い感じだが

道はしっかり残っていて

迷う心配はない

 

景色も何もない 灰白色のガスに包まれ

見通しのない山道をただ ひたすら

登る 登る 登るだけ

 

 

 笹床の道

 ナベの耳辺りを通過

崩壊した斜面トラバース

 

ナベの耳と呼ばれる

タワ付近を通り過ぎると

斜面の崩壊が所々あり

谷側に崩れ落ちるザレ

 

足元を確認しながらも

谷間に堕ちる先はガスの中

お陰で恐怖を感じる事はない…

 

 

 崩壊部分もガスの中 らっき~?

 濡れて滑る岩場 用心用心

 ガスの中 な~にも見えず風が笑う

 道はドロドロ 泥濘いやだ~!

 

何、我儘言ってんのよあんた!

覗き込む鹿さん 

高崎横手に近づくころ

逃げるでもなく距離を保ちながら 

こちらの様子を伺う様に見ている

 

泥濘に嵌ってアタフタする姿…

見て笑っていたのかな?

 

高崎横手

 

分岐点だ…

 

昔 ここに来たことがある

微かな記憶の中  確か…

明星ヶ岳から八経ヶ岳を通って

弥山周りで周回したはず…

 

そうか…今回

明星ヶ岳2回目という事になるのか…

 

ただし これも下山してから思い出したこと

この時は微かな記憶の中ですら

思い出してはいなかった…

 

前に来ただろう…とチチが言っても

そうだったかな…ぐらいで

ただ久々の装備の重さに

耐えている自分が居ただけ…

 

雨が落ちてきているのかいないのか

湿度の高いガスに包まれたまま

明星ヶ岳を目指して歩を進めていった

 

 

つづく

 


大峯奥駈道を繋ぐ 明星ヶ岳 取付きまで

2020年07月29日 | 山 近畿 大峰山系

7/23~7/24 ☂/☁ ガス・風強し

明星ヶ岳:カナビキ尾根~楊枝ノ宿小屋まで往復

 

コロナ禍で今年は翻弄されっぱなし

漸く山活動を再開して 少しずつ体力をつけ始めた

連休となればアルプスを目指すところ

今年は難しい状況に置かれている

近場の山を愉しむことに止める事とし

以前より温めていた大峰山行を実行しようかと考える

 

奥駈道を全走破したいが…

一応女の身である私には

逆立ちをしてもできる事ではない

いや 許される事ではない…

 

そこで チビチビと繋げて 

登れるところを制覇しようと目論んできた…

 

女人結界から北部を日帰りで繋ぎ 今まで

八経ヶ岳 弥山 明星ヶ岳 孔雀岳 行者還岳…等々

入山可能なルート範囲で登っている

 

ただ どうしても日帰りだけでは難しいコースもあり

今回その一つである明星ヶ岳から楊枝ヶ宿…

往復するにしても 抜けるにしても

日帰りは難しい そこで今回 一泊予定で

往復することにした

 

久々の テン泊用の装備を担いで…といっても

チチがほとんど担いでくれるのだが…

水はしっかりと3~4リットル必要!

その装備で最期までついて歩けるか…

今の私の体力では どうなるのか

本当は不安であったが チチがいるという安心が

背中を押してくれた

 

いつも以上に 長々となるであろう記録を

記憶の中にあるものを呼び起こしながら

ここに残しておこうと思う

 

コースタイム

 

7/23 

熊渡 川迫川橋 → 8:48 カナビキ尾根・弥山川分岐 → 8:52 金引橋 → 10:53 カナビキ尾根分岐 1440m 11:00 → 11:45 鍋の耳 → 12:13 高崎横手 → 12:50 日裏山1725m → 13:40 弥山辻 13:50 → 13:55 明星ヶ岳1894m → 14:47 五鈷峰1694m → 15:45 舟の多和 → 16:30 楊枝ヶ宿小屋 1594m 泊

 

7/24

5:50 楊枝ヶ宿小屋 → 6:40 舟の多和 →7:58 五鈷峰1694m → 9:00 菊の窟 → 9:10 弥山辻 → 10:03 日裏山725m → 10:25 高崎横手 10:40 → 11:35 カナビキ尾根分岐 11:45 → 13:00 カナビキ橋 13:10 → 13:45 熊渡 川迫川橋

 

 

 

 熊渡 川泊川橋

川迫川

 

澄んだ水の流れが静かである

思ったより水量は少なく

思いの外 雨は降っていなかったようだ…

 

ここ川迫川は  子供がまだ小さい頃 

よく遊びに来た川でもある

そのころはゴルジェも深く青緑に染まっていた 

 

真夏でも水は冷たく長く浸かっていると

唇の色が変わるほどであった

そのころと変わらず 水は透明で美しいが

砂利が堆積しており 浅くなっているように思う

 

その川迫川を眺めながら橋を渡り

ゲートを越えて林道をしばらく歩いていく

 

 

 ゲート

 登山届BOXがある

国有林道

 

静かとはいい難い…

 

渓谷の水の音は静かな谷間を割って響く

それでも 山の静寂さを邪魔することは無く

自然の音の心地よさが響いてくる感じがする

 

林道といっても進めば進むほど

姿は変わり 車両が走れる状態ではない

崩壊した所もあり 荒れた状態が目立つ

 

人が手掛けたものも  何時しか

取り込まれ自然に還っていくのだと感じる…

 

 林道崩壊地

 車両さえ拒否するような林道

トサカ尾山

 

林道を道なりに進んでいくと

樹林帯の間からトサカ尾山が顔を出してくる

 

そのトサカ尾山を望んで間もなく

金引尾根と弥山川分岐の広場に出る

 

 

金引尾根・弥山川分岐

 

の方向に進むと弥山川沿いに双門滝ルートへ…

このルートは険しい事で知られているが 面白い♪

今回はカナビキ尾根を進んで明星ヶ岳を目指す

 

 カナビキ尾根へと進む

 自然に戻る感じの金引橋

 

林道終点から本格的山歩き開始です

支尾根のカナビキ尾根を登っていく!

 

急な登りの始まりだが

久々のテン泊装備が肩に圧し掛かってくる

 

大丈夫か…

いや 歩きだしたら慣れてくるはず…

最後まで歩けるか…

いや 歩かねばならない

自問自答しながら登る事に…

 

歩き始めから が吹き出してきた…

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 


リベンジ 大天井ヶ岳 4 近畿自然歩道

2020年07月27日 | 山 近畿 大峰山系

2020年7月19日(日) 大天井ヶ岳周遊

大天井ヶ岳~五番関からの続きです

 

どうしても入る事の出来ない 山上ヶ岳入り口

結界を破る事は出来ず 今日はここまで…

五番関トンネル迄 下っていきます

 

 

寂しく女人禁制の看板を背に

下って行く…が

五番関トンネル迄は地図上短いが

そこからが長い…林道歩きが待っている

 

ダラダラと舗装道路を歩かねばならぬよう…

 

しかし この時チチが何かを目論んでいるなど

気付く事も無く ただ 

林道歩きはだるいなぁ~と思って下っていた

 

 

 林道まで…と 高を括るなかれ!

 急な下りが続く…さすが奥駈道!

 美人さんのヤマジノホトトギス

 

基本下りだけだが

急な坂道に霹靂しそう…

膝に堪えるさだ!

だが 階段でないのがまだ救い!

どんどん下っていく

 

 ガレ場も些か苔付き?

 んっ! 明るい広場だ…!

登山口

 

五番関トンネルの登山口まで下って来た

やれやれととした時だった

 

ここからは怠い林道歩き!

だけど何も心配はない ただ歩くだけ…

この時はそう思って一気に気を許してしまった

 

 登山口東屋 ヤレヤレととする

 通行止めの五番関トンネル

 振り返ると…チチの姿が…

 

何処に行くの チチ~!

 

五番関トンネルを呑気に覗いていると

振り返ってみれば チチの姿がそこになく

ガードレールを越えて消えかかっている!

 

えっ! 突然に…どこ下るの!

 

すぐに後を追ってみれば…

 

 チチ! そこ道ですか~!

 

こっちだよ~♪

 

どう見ても道があるようには見えない!

しかし チチには道が見えるのか

ドンドン下っていく…

 

チチなりに歩き易い所を選びながら下っているようだが

私には 歩き易くもくそもない

 

チチ~大丈夫なの~?

大丈夫♪大丈夫♪ 道はあるだろう

えっ…何処に!

 

一気に緊張に包まれた!

あの ホッとした気の緩みは

一瞬にして消え 搾上げられる

 

 こっちだよ~♪ …ったって

 舗装道路をエスケープしたな!

 

振り返ってみても

入口でも 出口でもないような…

ただ アドベンチャー?

舗装道路歩くのを回避するための

エスケープをしただけ…だよね…

 

ほら 随分短縮できただろう~♪

何事も無かったかのように笑って言うチチ

 

地図を見て判断して下っていくのは分かるけど

ちょっとスリル味わって…( ,,`・ω・´)ンンン?…

 

まぁ…

嫌いではないのだけどね~

 

 出たところは…?

 短縮した林道!

 ここからは本当にテクテクと…

 気持ちのよい林道歩きは…

 自然遊歩道まで~

 

近畿自然歩道へと入っていく…

怠い舗装道路ともお別れで

のんびり 何も気にせず歩けると思った

この時は…

 

 山上川沿いに続く静かな道は…

 階段は有るけど…

 整備されて歩き易く…

 きれいな流れの山上川を楽しみ…

 ナガレヒキガエルの子供たちも発見!

 

本当に静かで 歩き易く

まるで観光している気分にもなっていた

ず~と 散策気分で

何も気にせず歩けると思っていた…

 

 つり橋があり

 東屋があり

があり

 

 

遊べそうな流れに 

飛び込みたい気持ちに駆られる

 

 

ここは遡行してみたい…♪

 

簡単なシャワークライミング楽しめそう

いい感じの自然が残った自然歩道を

満喫しつつ歩いていると…

 

ツルッ!

 

ゲッ! 滑る💦

 

 川の縁の道は良く滑る💦

 

本当に川に飛び込む事になりそうなほど

岩場の遊歩道は良く滑る

今まで以上に緊張して歩かねばならなくなった

 

呑気に歩けると思って油断した

緊張はしばらく続く事に!

 

 ひたすらテクテク歩き

 

だけど岩や石畳の道は長くなく 

基本歩き易く 水の流れを感じ

清々しい気分で歩けた

 

 一番立派な橋!

 つり橋渡って…

 蟷螂窟の受付 入場料はこちらへ

 蟷螂窟(とうろくつOrとうろのいわや)

蟷螂窟

 

天井が低く トンネル状の洞窟

頭を上げるとぶつかって頭を上げて歩く事が難しい

出る杭は打たれるの教えの修行の場となっているという

カマキリを感じで書くと蟷螂である これを“とうろ”と呼び

修験者が洞窟に入っていくとき 腰をかがめるため 

その姿がカマキリの歩く姿に似て見える事から

蟷螂窟と呼ばれるようになったという

 

飛鳥時代に 大峯山寺を開山した役行者が開山前に

この蟷螂窟と隣接する蝙蝠窟にて行を行った事から

一之行場とされた

この窟(いわや)はイワツバメの越冬地としても知られており 

奈良の天然記念物に指定されている

 

今回は観光ではなく通り道

対岸がから眺めて素通りするだけ…

 

 

 蝙蝠窟(こうもりくつOrこうもりのいわや)

蝙蝠窟

 

飛鳥時代に 役行者が大峰山開山のみぎり

この洞窟に籠って 修行をされた場所だそうだ

その為籠りの窟と呼ばれていたが

いつの頃か 洞窟内に生息するコウモリに合わせて

蝙蝠の窟と呼ばれるようになったそうな…

また 籠り蝙蝠に転じて呼ばれるようになったとも…

 

今はコウモリの姿は あまり見かけないという

昼間のこの時間にコウモリがうろうろしているとは思えないが

棲んでいてもおかしくない感じの雰囲気である

 

 

 蝙蝠窟からすぐに橋がありここから村道

 村道である橋を渡る

 広い植林の間の村道を少し歩いて

 植林帯から抜けた

 洞川温泉の静かな街並を通り過ぎ

 国道48号線沿いに帰って来たよ♪

 

久々に歩いた感じがした

大峯らしさも所々感じられ

体調もよく 梅雨の晴れ間が手助けして

気持ち良い山歩きを愉しんだ

 

心地より疲れを持ち帰り

しばらく山の余韻に浸れそうだ♪

 

 

長いブログに最期までお付き合い

ありがとうございました

 

 

 


リベンジ 大天井ヶ岳 3 五番関まで

2020年07月27日 | 山 近畿 大峰山系

2020年7月19日(日) 大天井ヶ岳周遊

 

  

 

岩屋峰からの続きです

 

 岩屋峰と思われる苔岩を後に…

 どんどん下っていく

 小さなコルに着くと…

 左側の視界が開く 北方向

遠望に浮かぶ金剛・葛城山

 

梅雨空はどこにいったの?

そんな感じの空に 浮かぶ金剛・葛城山

空と同化するような蒼の山並みが爽やかに感じた

 

 よく見かけるコナスビ

 緩やかに下って…登って…

 

少し開けた 名も無きピークに着く

 

ここまでは 然程強い勾配が続くわけではなく

比較的歩き易かったが

ここから先には 急な下りがあり 

その後もまた

小さなアップダウンが続く

 

 急な下り💦

 標識も急下りを表す?角度!

 下れば登る 当たり前💦

 

自然林と人工林?

樹林帯の狭間を登って登って

汗が吹き出し 風が拭う

鳥のさえずりがリズムを作り

歩調も軽やかに 

今日は調子がいい♪

 

 ふ~っと溜息漏れる急登またまた💦

 樹木と一体化したテープにP1328!

 

地図確認すると ここがP1328地点!

大天井ヶ岳はもう少しだ!

 

ここからも下って緩くアップダウンが続き

急な登りが待っている

それでも足取りはまだ軽い

いいペースで歩けている

こんなに体調の良い感じは滅多にない

鼻歌交じりに歩ける自分に驚く!

 

 急な登りが続く💦ファイト~💦

 ゴツゴツ急登ガンバ💦ガンバ💦

 おっ!明るい広場が!

 標識が!着いた~♪

大天井ヶ岳 1439m

 

辿り着いた感じは っという間…

そんな感じがした♪

今日は不思議なほど気持ちの良い山歩きである

こんなに調子のよい時もあるのだと

自分ながら驚く

 

マスクはしている

だけど最近 マスクを着用しての登山

少しずつ慣れてきたようだ

慣れてきたというより

付き合い方が分かったという感じ

最初は死ぬかと思うほど苦しかったのに

いつの間にか 当たり前になり

マスクも装備の一つとなってきている

不思議なものだ…

諦めずに色々工夫して行く事が必要だと

改めて感じた…

 

ここでは 少し足休めに休憩をする程度にし

ゆっくり休憩するのはもう少し先にする事にした

 

 大天井ヶ岳よさらばだ!

 急な下りを一気に下り

 歴史の道に出る

大峯奥駈道

 

ここから緩やかに…♪ なんてことはない

ここは大峯奥駈道である 

そんななはずがない!

 

細尾根! 

岩尾根! 

木の根の張る尾根!

飽きること無き道が待ち受けている!

 

 細尾根の左右の斜面は急!

 岩稜越えて反対斜面へ移動

 木の根が生き物の様に絡む尾根

吸い込まれそうなブナ林の谷間

 

だけど…癒しもいっぱい♪

ブナの原生林から 風が運ばれてくる

清々しくも美味しい空気が体中を包み浸してくる感じだ

まるで森に抱かれるそんな錯覚を覚える

 

大天井ヶ岳からは アップダウンはあるが

変化に富んだ道は基本下り道

ドンドンっていくだけだ!

 

 木漏れ日の届く山道

 映える緑に活気を感じる

 コケ苔の薄暗さは大峰らしい

 古木の根元を巻いての急下り

 どんどん滑らないように下る

 視界が開けた谷間の隙間から…

大峯の山々が見える

 

谷間からの風が 景色を見せる

晴れた空に浮かぶ山々の稜線が空に映える

 

深き山の大峰の姿が

谷間から覗け 無に等しい気持ちが

安らぎを与えてくれる

 

 って

 って 着いた所は…

五番関

 

野草の絨毯を広げた広場 

そこには…

ドンと構える女人結界門!

 

以前も女人結界の前で 

怪談牡丹燈籠のお露になる私がいた

 

あぁ~ 恨めしや~

この御札(門)を外してくださいませ~

新三郎(山上ヶ岳)さま~

 

髪を振り乱して戸(門)に縋る…

 

なんて 罰当たりな事を想像をする私

 

 

 女人結界門

 ヨツバムグラ

 

あぁ~ 花になりたい

あぁ~ 草木になりたい

実になり種になり 運ばれ飛ばされ

すれば 女人結界なんて関係ないのに…

 

 寂しくコーヒーを飲む

 

奥駈道全道横断

逆立ちしても 何をしても叶う事のない

チチも 私と一緒にいる間は

叶わぬ夢

 

だから…

だから…

 

区切って 区切って

奥駈道げるように歩くだけ

 

今日もその一つ…

 

チチの入れてくれたコーヒーを

口にしながらも 女人結界門を見つめる私・・・

 

性転換でもしようかな…

 

すると

 

罰当たり目が!

 

チチの声がした…

 

冗談💦 冗談💦

 

笑いながらも 

ほんのちょっびり本気があったかも…

 

こんな罰当たりな私 

男だったとしても拒否されそう…

 

地道に繋げて行くほかない

まぁ チチは若い時に既に 

女人結界門をくぐって

山上には行ってるからしとしよう…かな♪

 

少し長めに休んで 五番関を後にした…

 

 

つづく

 

 


リベンジ 大天井ヶ岳 2 岩屋峰まで

2020年07月26日 | 山 近畿 大峰山系

2020年7月19日(日) 大天井ヶ岳周遊

 

 かりがね橋 橋から見る洞川温泉と小泉川

 

かりがね橋からの続きです

 

 橋を渡った正面を左へ

 柵沿いの道を進む

 標識

 

整備された自然遊歩道

標識もきっちりと付けて暮れていて

分岐でも迷う事もない

のんびりと樹林帯の中を登っていきます

 

 植林帯の階段を登って

 自然林を抜けると  大原展望台

 

かりがね橋を渡って

最初に辿り着くのは大原展望台だった

樹林帯を抜けて 洞川の温泉街が一望できる

その向こうには大峰山の山上ヶ岳へと続く尾根が

街を守るように伸びている

 

 

 展望台の階段を降りて…

 夜はライトアップされるのか?

 自然遊歩道を更に進むと…

 ・・・分岐?

 分岐の案内板だけどむ方向に…

 ロープが張られているけど…

 

は大原山展望道で 下の遊歩道へと続くようだ

それは帰り道に撮っておこう

現時点の目的は大天井ヶ岳だ!

 

まずは 目的とする方向

大原山頂第二展望台へ向かわなければ…

 

ロープを越えて方向へと進む

踏み跡はしっかりと付いている♪

良かった♪

気持ちの良い樹林帯が迎えてくれる

 

しかし…

ここからは整備された自然歩道とは裏腹に

泥が絡む急斜面が待ち受けていた…

 

 

 足元がる嫌な急登💦

 こんな急斜面にもサワギク! あなたの正体は?取り調べ中!

 でっかい青ミミズ 素潜り中?

 

天気予報を裏切って

日差しが差す森の中

木々も 野花も 蚯蚓さんも

なんだか気持ちよさそうに顔を出す

梅雨の合間の日光浴♪

私も一緒に森林浴♪

自然の力が一番のになる~♪

 

 植林と自然林の間を歩くと

 第二展望台が見えてきた

 

展望台というには展望は望めなかった

鬱蒼と茂る木々が邪魔をする 

しかし…

樹間から 大日山稲村ヶ岳が見えたよ(^O^♪

尖がり帽子が懐かしい♪

 

 第二展望台を降りてすぐ…

大原山 1003m

 

展望台とは目と鼻の先に

トイレの建物が見えその手前に石標があった

薄くなって読みにくくなってい事もあり

ただの石標と確認せず通り過ぎたが…

後にそれが大原山山頂石標であった事を知る

 

洞川を流れる山上川の北側は、おおはらと呼ばれ、その背後にそびえる山は象の鼻に似た姿から大原ゾウと以前から呼ばれていました。現在は「大原山」と言われ、その一部はパッチワークのように桜の木が植えられています。 ー 大原山HP引用 ー

 

 トイレは使用禁止!

 樹林帯を緩やかに下って

 急登となる💦

 1200m辺りに来たか?

 

大原山山頂からは本格的山歩きとなり

ルーファンも所々必要で地図確認を行っていく

だからといって道が分かり難いわけではない!

 

天気にも恵まれた環境で 

大峰の山を 

この上なく楽しめそうだ!

 

急登を 少し左側に巻いて 

小さなピークに着いた

 

 

 小さなピークのテープ

 ここを下っていくが…急!

 再び急な登りホッチラコ!

 青い空が応援してる!

 

元気に青々している木々

その姿が眩しいほど目を惹く♪

 

梅雨であることを忘れるが

空の様子は変化し 

晴れたり曇ったりを繰り返している

 

 高い位置に標識発見 

 

岩屋峰はまだか!

 

急登で 下ばかり見ていると

見落としやすい高さに 標識が付いていた

 

そしてこの標識から尾根は

平坦な歩き易い尾根になり ホッとする

 

  緩やかに平坦な尾根

 

その平坦な尾根が終わる端に

苔むした岩がある

うろうろと探し回るが目印になるものはない…が

 

地図上ではこの辺りがどうも

岩屋峰の様だ!

 

 

 

間違っているかもしれないが

ここを岩屋峰と言う事で

暫し 腰を据えて休憩を取る事にした

 

まだまだ先は長い・・・かな

 

 

つづく