ミッちゃん 山元気!

自由気ままに 自分の目線で
山歩きの様子を綴っていく日記です

緊急事態宣言延長につき、今度も近場の花散策 3

2021年05月19日 | 山 近畿 金剛・葛城

まだまだ コロナ禍は治まらないようだ

緊急事態宣言延長!

予防接種もままならない

 

それでも 少しずつ進行はしているのか

ジレンマの中でも ワクチン接種が始まり

もう 2回目を打った人もいるようだ

 

だけど・・・

私の所までは まだまだ遠い

 

そして・・・季節だけは早く もう梅雨入り!

驚きの早さである!

 

そんなに早く梅雨入りしたのなら

その雨で コロナも洗い流してほしいものだ

 

さて・・・出かける範囲に制限がかけられた日々

身体を鈍らせないように選ぶのは 近郊の山になる・・・

 

だが、意外に山も混雑傾向・・・

人の少ない時間帯をねらって行く他ない

 

それでも 地元のお山に出かけて お花観察を続けた

 

5月15日の金剛山では・・・

 

 目覚めまなこのタニギキョウ

 

小さな花が 最初は閉じていた

時間がたつと漸く目覚め 咲きだした

早起きは三文の徳・・・

人の少ない時間帯で早かったけど

目覚めてくれたタニギキョウの群れは

地上の星の様だった

 

 グンと頭を持ち上げたウワバミソウ

 

自分の季節到来の様に

クンッと首を延ばし 誇らしげに咲くウワバミソウ

 

草と同じ色で どうしても見落としそうになる

だけど 漸く 目に留まるようになった

 

その時が来れば がでてくるのだ・・・

ウワバミソウの季節が訪れたんだね

 

 葉先に尖がり帽子のキクムグラ

 

最初は ヨツバムグラかと思って撮った

だけど よくよく見ると ちょっと違う

 

花柄の基部に小さな葉状の苞があった

写真は上の写真が唯一マシに撮れていたもの

あとはボケボケ・・・証拠写真にならずであった・・・が

観察した結果 キクムグラの方だった・・・と思う

 

 上向きに果柄を伸ばしたショウジョウバカマ

 

花に時期は終り・・・

ショウジョウバカマとは思えない姿! 

結実した果柄を上に向け

さく果は3つに分かれふくらみを作っていた 

 

時期は終わっても 来年につなげる準備をしている

来年もまた 株を増やして

見事に花を咲かせてくれるのだろう

それまで 暫しお別れだ・・・

 

 今年はよく見かけるツクバキンモンソウ

 飾車の様なクルマムグラ

 

山は少しづつ変化を見せてくれる

変わらない景色もあるが

その景色の中で 季節の空が広がっている

 

 

金剛山山頂広場は まだ 静かだった

これから人が増えてくるのだろう・・・

 

広場にある金剛サクラ・・・は

この前はつぼみだったのが、もう散り始めていた

落ちた八重の桜が 根元を埋めていた

 

 金剛サクラ

 ヤマトグサも健在!

 

そして・・・

そして・・・

今日の期待する花は・・・

 

ニリンソウが終っていた・・・

クリンソウが見事に咲きだした・・・

ニリンソウのお花畑は

今は 緑の絨毯となっていた・・・

そう・・・ この時期になると

入れ替わるように お花畑が変わる・・・

それを期待してやってきた!

 

 ヤマブキソウ!

 

ヤマブキソウお花畑迎えてくれた♪

 

 

言葉にならない感動が湧いてきて 

一瞬 時の流れが止まった!

 

先週は数える程だったヤマブキソウ

一気に咲いた!

 

 

暫し、ヤマブキソウのお花畑で立ちすくんでいた

 

だが 人の声がして 現実に呼び戻された

 

帰ろう・・・

 

そのまま 人の少ないルートを選んで下っていった

 

 終盤のヤマシャクヤク

 今からのテイショウソウ根生葉

 中央に綿毛の芽が見えている

 

萎むもの 目覚めるもの・・・

これからは夏の花が山肌を飾り

山は一層濃く潤うのだろう・・・

 

 チゴユリ

 トチバニンジン

 

さてさて・・・

コロナもそろそろ退散してほしいものだが・・・

 

あの山 この山 逢いたいお花が沢山あるのに

未だ行けず 今年も見送る事になるのだろうか

 

待ってはくれない季節の移り変わり

焦りが出てくるけど 今は我慢!我慢!

 

人間社会も 色々と変化していく

今年は去年より 

少しは落ち着いてくれることを願うばかり

 

山の花に癒されつつも 不安は中々消えない・・・

 

 

 

 

最後まで 読んで下さってありがとうございます

 

 


緊急事態宣言延長につき、今度も近場の花散策 2

2021年05月12日 | 山 近畿 金剛・葛城

5/8の金剛山 お花畑からの続きです

 

花のお山で有名な金剛山

ルートを変えると また違うお花たちに出会う

今日はたくさんのお花に出会えた

 

そして そのお花たちに 

季節が変わり始めていることを教えてもらえる

 

 美人さんのチゴユリ

 少し腰の曲がったツクバネソウ

 線香花火の様なユキザサ

 エリマキトカゲもびっくりエンレイソウ

ちっちゃな花のツルカノコソウ

 これまた別嬪のオオバタネツケバナ

あどけなし顔のヤマルリソウ

 無精髭生やしたチャルメルソウ

 水も滴るミヤマハコベ

 小さいけど別嬪さんのタニギキョウ

 蓑笠のようなウワバミソウ

 くるりんと輪を作るクリンソウ

 クワガタ虫とは無関係のクワガタソウ

 海ウツボとは無関係のヤマウツボ

 何だこれ?のカンスゲ新葉

 自然の風車ヤグルマソウ若葉

 お年頃のヤマブキソウ

 熟しきってなお咲くヤマブキ

 一人優雅にハナイカダ雌花

 集団のハナイカダ雄花

 ティアラの様なヤブデマリ

 簪のようなドウダンツツジ

 魅力たっぷりのシャクナゲ

 鮮やかな朱色のヤマツツジ

 

葛城山の山頂も 

真っ赤に染まり始めている事だろう

 

ツツジの時期は

どうしても 葛城山に行く事は・・・

金剛山の尾根道から 覗けるポイントから

眺めてしまう事が多い・・・・

 

それに 金剛山のヤマツツジも見事だ

ヤマツツジの群生地に 今度行ってみようか・・・

 

だけど 今日はもう 人も増えだした・・・

そろそろ帰ろう

 

野山に咲く花に見送られながら

帰路についた

 

 恥ずかしがり屋の蕾の傍で

 可憐に咲くハルシオン

 ヒアシンソイデス

 純白バージョン

 

 

楽しかった♪

次は どこから登ろうか・・・

 

 

来た道を戻って 駐車場まで・・・

このルートは面白そうだ・・・

夏も面白いかも・・・

 

花の季節は飽きる事はない

コロナによる緊急事態宣言がなくなり

ワクチン接種も終えて 落ち着いたら

どっか遠くのお山にも行ってみたいな・・・

 

それまで 近場の花見散策が続きそうだ

それもまた 新たなる楽しみ方を覚え いいのかもしれない

 

 

ただお花ばかりのブログ内容でしたが

最後までお付き合い下さってありがとうございます

 


緊急事態宣言延長につき、今度も近場の花散策

2021年05月10日 | 山 近畿 金剛・葛城

やはり・・・

そう思っていたが 現実となった

緊急事態宣言延長!

 

こんな時は 近場の花散策をするのがいい♪

野花の変化がよくわかる

普段見落としていたものを見つける事が出来そうだ

いつものお山に出かけた

今度は初めてのルートを歩こう・・・♪

 

 

まだ、湿気の多い朝の空気が佇む、

人の少ない時間帯に登る事にしたが 

山はまだ寝ぼけまなこの様な感じだ

 

 

それでも 暫くすると

次第に目覚めていくように明るくなる

 

ちょうど大阪と奈良の県境に出た

奈良側の空がとても明るく感じた!

 

 金剛の水

 

濡れたベンチ

陽が当たり出すと蒸発して行く雨の跡・・・

 

何と穏やかな朝なのだろう♪

昨日の雨が嘘のようだ

 

ここは 金剛の水という水場

豊かな水は 命の源・・・

人にとって 憩いの場になる所だ

 

だが・・・まだ人の姿はない・・・

 

 滝の水量は申し分なし

 

モミジ谷ルートを歩く予定の今日は凄い!

前日の雨が水の量を更に豊かにし

出会う大小の生命を与えた 

力強く、活気みなぎる感じで落ちる水の勢いがいい♪

 

これが夏ならば

シャワークライミングを愉しめただろう・・・

 

だが・・・今はまだい!

遠巻きに見て愉しもう

 

 モミジ谷へ・・・

 谷を詰めていこう

 

どんどんを詰めていくと・・・

涸れ沢の向こうに 新緑の森が手招く

もう がそこに佇んでいる様な錯覚に陥る・・・

 

山笑い・・・大笑いしたら

山滴り・・・大泣きしたら

本格的な夏の山になるのだろう

 

楽しみだね

楽しみだよ

山の楽しみ方も 変わってくるよ♪

 

今日は違うルートから頂上を踏んだ甲斐があった・・・♪

 

 

早起きのお花たちと話をしてたら

随分と時間が掛かってしまったようだ

もう 9時になっていた

 

ライブカメラの時間は避けたかったので

少し 山頂付近をウロウロして 

人がばらけた所で証拠写真!

 

山頂の園地まで散策して

途中でブレイクタイム! 

人がどんどん上がってきて

賑やかになる頃には、下っていった

 

 植林と自然林のサネ尾・尾根

 

歩き易い尾根が続いた・・・

初めて歩いたが いいコースだ!

 

自然林の美しさに目を奪われ

何度か足が止まった・・・

 

また 来よう・・・

 

そう思った時だった・・・

 

ここから 一気に下るぞ!

チチが言った・・・

 

 チチがさっさと下るが…

 転げ落ちそうな急坂だよ!

 

一気に下ると言った

チチの言葉の意味を悟った・・・

 

背中に冷や汗を一杯かきながら

必死に下っていく様は きっと滑稽だっただろう

 

山が静かにっていたよ

 

 やっとって来たよ!

 やれやれ…のんびり歩こう♪

 

漸く 急坂おさらばできた時には

足の疲れは 半端なかった!

 

コロナ禍を理由に 

日頃の運動不足を痛感した時でもあったが

心地良い風が その疲れも癒してくれた・・・

 

いい山だ 金剛山は♪

 

・・・

・・・

 

 

今回、出会ったお花たちの紹介です

 

 ジャガ

 ニョイスミレ

 コウライテンナンショウ

 ムロウテンナンショウ

 ウマノアシガタ

 カキドオシ

 クサイチゴ

 クルマムグラ

 ヤエムグラ

 ヤマハタザオ

 ホウチャクソウ

 ナルコユリの蕾

 ヤブヘビイチゴ

 ムラサキケマン

 ジュウニヒトエ

 キランソウ

 ツクバキンモンソウ

 キバナイカリソウ

 まだ咲いていた・・・

 

カトラ谷のお花畑には負けるが

ニリンソウの群生地がまだ健在だった

 

まだまだ お花たちに出会う事ができた

ご紹介は またこの続きで・・・

 

 

つづく

 


お出かけ帰省中は地元でお花散策 2

2021年05月03日 | 山 近畿 金剛・葛城

もう終盤だろう・・・そう思いつつも

ニリンソウの群生に逢いたくて出かけた

 

山に踏み込むと 季節の入れ替わりを感じる

小さな花たちの姿が目に留まった

 

  4月中旬の寂しげなヒトリシズカ

 明るく誇らしげなヒトリシズカ

 

黄金色に輝く コガネネコノメソウ

まだ見掛けたけれど・・・

 

 4月中旬頃は花盛りのお年頃

 今は、熟して終盤を迎え始めた

 

先週は殆ど姿を見せていなかったイチリンソウ

なぜ そんな危険な場所に咲くの・・・?

撮る側も命がけだ!

 

落ちるなよとチチの声

 

以前 このイチリンソウを撮ろうと

そのまま滑落してしまった人が居た…

愛らしい花は なぜ危険な所に咲くのか…

 

 魔性の魅力?その姿

 清楚な花の魅力が引き寄せる

 

群生となったイチリンソウは

急斜面の谷側を埋めるように咲いていた

 

足元が危ないので 長居は無用だ

後ろ髪引かれる思いでを進もう!

 

そして また

新たなる姿を 見つけた♪

 

 イワタバコの新葉

 ツルキンバイ

 オオツクバネウツギ

 

何よりも 驚いた・・・ 

意表を突く様に現れた、愛しのあなたに会えた事!

 

ぽつりぽつりと咲き始めていたクリンソウ!

もう そんな季節になったのだと

改めて実感し 軽い衝撃を感じた

 

 クリンソウ

 

咲き始めたクリンソウ♪

今年初のお目見えである

これから 埋め尽くすように咲く姿が

みられるようになるのだろう 楽しみだ

 

さてさて・・・ 

今日の目的のお花畑に近づいてきた

1週間前にも訪れたが

その時は まだ咲ききれないあなたがいた…

 

 のままの姿!

 

焦らすように頭を持ち上げるあなたは 

まだだった…

 

小さなボンボリが散りばめられたお花畑

今日は どうなっているのだろう…

期待感が胸一杯に広がる

 

あっ!

 

 咲いている!

 みごとに咲いている!

 なんとらしげに咲くのだろう♪

 天をいで咲き乱れている!

 

ニリンソウのお花畑は健在だった!

一時 災害で縮小されてしまったお花畑が

みごとに返り咲いたように 咲き誇っていた

 

復興の二文字が過る

災害に見舞われ 崩壊されても

諦めず 再生を繰り返し

いつしか以前以上に成長した姿を見せる

凄いよ…

自然の力は…

 

敷き詰められたニリンソウ絨毯

勝ち誇ったように咲くニリンソウ

何処までも広げて咲くニリンソウ

 

と 静寂さを割るように

井戸端会議をしているようなニリンソウ

 

清楚で物静かさと賑やかな一面を持ったニリンソウ

短い時をしんでいるようだった

 

満足だった 

今日の散策は十分すぎるご褒美をいただいた

 

 

昼から雨予報

 

目的は果たした!

急いで下ろう!

 

 艶やかなクザキリュウキンカ

 色鮮やかなムラサキケマン

 綻んできたユキザサ

 宣教師?僧侶?姿のキランソウ

 目覚めたタニギキョウ

 ミヤコアオイの大家族?

 葉の陰からミヤコアオイの花

 緩み始めたヤマシャクヤクの蕾

 咲き始めた4枚花弁ヤマブキソウ

 5枚花弁のヤマブキも健在!

 やもめ雄株のアオキ

 漸く見つけた アオキ

 三角関係?アケビの花

 雄株のハナイカダの雄花

 

一気に下っていったが 

下りながらも やはり感じた 季節の流れ… 

 

最後の誇りを見せて咲く花や 

新たに目覚めた花が入り乱れ

春と夏の入れ替わりが山の懐で静かに進行してた

 

 ギボウシの芽生え 若い葉!

 ホトトギスもニョキニョキと…

 

足踏みをする夏を感じる

これからは夏の花が 山を飾り出すのだ

楽しみだ♪ 楽しみだ♪

その前の余興の様に 

ヤマブキソウとヤマシャクヤクが姿を現しだした

 

コロナ禍の中で 行動に制限があるけれど

身近にある花のお山は頼もしい限り

心に癒しを与えたもう・・・

 

 

また 出かけてみよう…金剛山!

 

 

最後までお付き合いありがとうございます


お出かけ帰省中は地元でお花散策

2021年05月02日 | 山 近畿 金剛・葛城

折角のゴールデンウイークは緊急事態真っただ中

 

では・・・

人の少ない時間帯に

人の来ない間に

お花の様子を見に出かけよう・・・

 

まだ、お花も眠っていそうな時間から

行動を開始!

 

出会ったお花たちも お山の衣替えのお手伝い

初夏たちが顔を見せ始めていた

 

 

 ジャガ

 ホウチャクソウ

 ラショウモンカズラ

 トチバニンジンの蕾

特徴的なトチバニンジンの葉

 

地面を隠すような葉の広がりの真ん中から

小さな地味~なが頭を持ち上げていたよ♪

 

 ムロウテンナンショウ

 

いつも感じる・・・

テンナンショウはなぜ後ろ姿ばかり見せる・・・

知らぬ顔で、こちらを向いている事はない!

山側ばかり向いていないで こちらを見て!と言いたくなる

 

 

名前の由来

室生寺のある奈良県宇陀市室生にちなむらしいが 

そのムロウテンナンショウの仏炎苞は

ライムグリーンの鮮やかさで目を惹き

マムシグサとはちょっと

 

区別は 仏炎苞の内面に、

微小の乳頭状突起を密生させている事から区別がつくというが 

それを写真に収める事は難しかった

 

咲いている場所の条件も然る事乍ら

あっち向いてほいっ!状態の姿を撮るのは

腰痛持老眼の私には一苦労だ!

 

ところで…

この個体は まだ なのだろうか…?

変な所が気になる私・・・

 

栄養がかになると雌株になり

栄養の蓄えがない間は雄株のままだ

繁殖に栄養を使い果たし足りなくなると

また雄株になるという・・・

本当に不思議な植物だ

 

 タケニグサの幼い芽を発見

 グングン伸びて私の背を越す程になる

 ミヤマハコベ

 

花盛りの群生だ!

ハコベの中では大柄なタイプのミヤマハコベ

小さな白い花の集まりとはいえ 目を惹く!

 

 撮り難い地味~なチャルメルソウ

 これまた小さくて撮り辛いヤマトグサ

 

上が雄花 下の葉腋に雌花の外葉被片

雌花のアップは 私のカメラでは限界だ!

 

ひらひら簪の様な雄花のを受けようと

必死に手を伸ばしているようにも見えた!

 

 ひっそりと清楚なヒトリシズカ

 そろそろ終盤?のヤマルリソウ

 

 

山は笑い 山は憂いて 季節を移動・・・

小さな生命が次々と芽吹き 夏を呼ぶ

大地と天からの恩恵をうけてど成長して行く姿…

豊かな山の吐息が聞こえる

 

もうすぐ 逢いたいあなたの所に行けそうだ

 

 

つづく