ミッちゃん 山元気!

自由気ままに 自分の目線で
山歩きの様子を綴っていく日記です

久々に履いた登山靴とらくらく登山道

2024年03月04日 | 山 近畿の山

あれから・・・半年が過ぎた・・・

去年の仕事中に起こった事故

半月板と十字靭帯の損傷! 

リハビリしながらも半年という年月を要した

 

登山靴にカビが生えてしまうのではないかと思ったほど

長い長い時が流れたように感じた

そして、久々に登山靴を履いてみた

 

歩けるようで膝の痛みを感じると、不安はまだ大きい

らくらく登山道で、自分の膝の状態を確認してみる事にした

 

 らくらくセンターハウス

東大阪市街

 

空気は冷たいが、風も左程感じない いい天気だった

靴の重みが普段以上に感じながらも

フィット感は変わらない いい感じだ

 

 

どこまで歩こうか・・・

歩き始めは 不安を抱えたまま歩を進めていったが

歩くにつれて、どこまでも歩いていきたくなった

 

らくらく登山道は私の知る登山道とは少しかわっていた…

以前より木々がすっきりとした感じで 見通しがよくなっていた

 

災害によるものか、意図的なものかはわからないが

周囲の木々に余裕があるというか…

風通しがよくなりすぎているといった感じがした

そして、赤のトンネルまでやってきた

・・・

・・・

ここで少し迷ったが、

なるかわ谷ルートへ行ってみる事にした

 

 赤トンネル

霊光院開山堂

平安時代末、安助上人が四天王寺の真東の地に草庵を建てたのが始まりと伝えられる往生院がある

往生院の境内には、楠木正行公の墓と楠木正成公の供養塔がある

 

赤トンネル手前から、右に折れて

なるかわ谷ルートへと曲がっていくと

そこには古い時代にタイムスリップしたような細道が続く…

 

霊光院開山堂の横を進み更に上へと向かう

 

 アオキの果実 真っ赤か♪

 小さなダム?

 橋も古びてきた…

 階段の坂はやはり応える

水車小屋跡あずま屋

 

はいしだたみの路へ行く分岐

ここは「なるかわ谷コースを」そのまま進むため

へと進む

 

 唯一の鎖場

 なるかわ管理道の出会い

 

管理道を横断して真っすぐ正面を登っていく

待っているのは 階段の急坂

しばらく無言の登りとなるが 

膝の痛みは然程感じない

 

 しばらく続く階段

 レスキューポイント

 

急登を登っていくと

信貴生駒スカイラインの下に出る

ここは鳴川峠で 道は折り返すように

左側に登坂の路がある

 

スカイラインは潜らずに、左の路へと進み

生駒縦走歩道に向かう

 

 スカイラインの見えるベンチ

生駒縦走歩道

 

森のトンネルを通る様に縦走道が伸びている

冷たい空気とは裏腹に、

木漏れ日が優し気に温かく体を包む感じだ

 

動けばにわかに汗がにじみ出る

 

久々に樹木に囲まれた

その梢の先がほのかに赤く染まりだし

春の訪れを心待ちにしているように空にその手を広げている

 

やはり自然の中はいい♪

膝の痛みよりも、今いる自分に喜びを感じる

 

 道は緩やかにアップダウン

 

広場に出てみれば、緩い傾斜はあるが

そよぐ風が 体と体を開放せよと誘う

 

ここは、ヨガが出来そうな解放感があった

 

足の様子を見ながら、ヨガ立位のパートを少しだけしてみる

深呼吸、腹式呼吸 胸式呼吸から始め

自分の体と向き合うように体を動かせば

自然のエネルギーが体内に凍み込んでくる感じだった

 

思いのほか動ける自分の体に感謝したときでもある

 

 

 暗峠へ 大阪と奈良の県境

 トンネルの先は奈良県

国道308号線(暗越奈良街道)

 

石畳のような国道は酷道としても知られている

道幅は車1台がやっとであり、特に奈良側は

エンジンがうなるほどの急登である

しかし、歩くには苦にならない

 

何よりも、時代が遡ったような暗峠には 

小さな野の花も咲き始めていた

 

 ヒメオドリコソウ

 コハコベ

 タネツケバナ

 オオイヌノフグリ

 

いつしか雲に覆われ、冷たい風が吹き出して

冬に戻ったような寒さが絡む

それでも、愛らしく咲く野の花たちが癒してくれるよう・・・

 

だが、日が陰って寒さが身に染みるようになった

少し前まで射していた日差しはどこに行ったのやら・・・

 

 ここは寒さが厳しい所?

 気温は1℃になっていた…

国道308号線と暗峠の再生棚田

 

朝は気温7度だったのに

今は、1度 空はいつの間にか冬の空に変わっていた

そして・・・

冬の落とし物をちらつかせるのは間もなくの事だった

 

 

早春の知らせの梅の花

今日はとても寒かろうに・・・

白と赤がその姿を競い合うように咲き始めていた

 

 なるかわ園地ゲート

 電波塔となるかわ園地休憩所

 休憩所トイレ キレイ♪

 

なるかわ園地休憩所から 

神津嶽ふれあい広場へと下ることにした

 

しばらく急な下り坂・・・

登りよりも膝に応える・・・

さすがに膝への負担が痛みを呼ぶ・・・

様子を見ながら慎重に下っていく・・・

 

痛みが走ると…不安も走るが

自分の膝の調子と向き合って下るコツを見付けるように下る

 

神津嶽ふれあい広場 休憩所 304m

 

土曜日というのに 今日は本当に人が少ない

疎らな登山客に、近所の人が散歩に来られている風景

空にはどんより怪しい雲が広がりだし

時折ほほに冷たいものが舞い落ちる

 

見晴らしの広場 展望デッキ 280m

 

今日は立ち寄らずスルーする

ここは桜の咲く時期は 花見客でにぎわっている

もう少ししたら、桜とともにいろいろなお花が咲き乱れる事だろう

 

 ヤツデの若い果実

せせらぎ広場テラス 右客坊大橋

 

ここから客坊谷ルートへとつながっている

客坊谷ルートは瓢箪山駅へと下っていくルートでもある

 

もう少し膝に自信が持てるようになったら

一度歩いてみようと思う

 

 中間トイレ

東大阪市街地

 

雪が降りだした・・・?

 

 栴檀の果実

らくらくセンターハウス

 

ただいま~♪

 

だけど、土曜日だというのに・・・

このお天気のせいか、静かならくらくセンターだ・・・

 

3月というのに雪が舞い

冷たい風を吹かせていたが、程よい汗はかけた

 

膝はさすがに痛みを伴っているが

そんなに悪い感じはしない・・・

 

家に帰ったら、膝を冷やすなどの、メンテナンスは必要だが

復帰できるように頑張ってみようと思った

 

 

最後までお付き合いありがとうございます

 

 

久々の更新でした

膝を痛めて、復帰できるか不安でしたが

少しずつ前に進めそうでほっとしています。

ぼちぼち、更新が出来たらいいなぁと思っておりますので

これからもどうぞ、よろしくお願いいたします、

 

 


一歩踏み出した日

2023年05月28日 | 山 近畿の山

あれから 1年経った

チチの膝が再起不能状態になって

楽しみにしていた山から遠ざかったのは・・・

 

このブログを再開するときは

チチと一緒にと思って温存してきた

その間、チチは

再生治療という試みを

微かな希望をもって行っていた

希望は薄かったけれど

いつかは・・・

いつかは・・・

今までのように行かなくても

歩けるようになる・・・と信じた

 

そして1年経過して

今日は、確かめたくて・・・やってきた

 

やっと 二人で歩ける日がきた・・・と

 

でも・・・

 

 

らくらく登山道なら歩ける?

様子を見るにはいいかも

行ってみようか

行ってみようよ

 

そんな 会話をした・・・

 

小さな希望

大きな期待

二人で、らくらく登山道の入口に立った

 

 

もう・・・

ハコネウツギの咲く季節になったのね

 

季節は一巡して 

ハコネウツギに迎えられたのだった

 

 ウツギ

 

花の季節の移り変わり・・・

桜並木も若葉色に変わり

山も夏の準備をしているかのようだった

 

雨は降る気配はまだなさそう・・・

お空は味方してくれているのか

暑くもなく、寒くもなく

心地良い風が優しく流れてくる

 

 センダン

 桜の核果

 休憩展望

 

東大阪市街地とあべのハルカスが見える

遠くには、うっすらと浮かぶ六甲山

雲は多いけど、歩くには丁度良い気候だ

 

ここまで、歩く歩調はゆっくりだが

しっかりと歩いているチチ

だが、その後ろ姿に

以前のチチの姿はなかった

 

小さなサクランボがたくさんあるね

本当だね たくさんなっているな

どれ、一つ頂いちゃおうかな♪

 

呆れたように笑うチチの顔で、

届かないところの熟した実をとってくれた

 

 黒く熟したサクランボ?

 意外に大粒 一口所望

 

大人の味のサクランボと言ったところだろうか?

甘味はあるが その中に渋みと苦みが少し残る

それでも、食べられない事はない

自然の恵みを少し味わった

 

珍しく、チチも所望

サクランボの味はすると苦笑いしていた

 

 

葉桜になった通り抜け

新緑のトンネルもまた、いい感じだ

 

 アワブキ

 見晴らし台

 

一つの目標の所まで来た

見晴の広場で少し足を止めて景色を眺める

 

チチは何も言わない

言わないけれど 体は正直だ

膝の動きが未だ不安定な様子が伺える

 

以前のチチの面影はないものの

自分の足で歩けることに感謝する他ない

 

 見晴らし休憩所

 

此処までかな?

それでも、随分歩けたよ

そう思っていたが

チチは思うところがあったのだろう

更に先へと歩き出した

 

チチは・・・

神津嶽ふれあい広場までを考えていたようだ

 

大丈夫?

大丈夫だよ

 

それ以上、聞くこともなく

チチもまた、何も言うこともなく

ただただ、ゆっくりと歩いていた

 

 クマノミズキ

 柿の雄花

 テイカズラ

 ヤマボウシ

 スイカズラ

 イロハカエデ

 イボタノキ

 

小さな花が見守る様に咲いている

無言の静けさだが 癒しの時が流れる

 

神津嶽ふれあい広場につくと

休憩場は意外に人が多く集まって休まれていた

 

空いていたベンチに座ってしばらく足を休ませる

 

ここが今回のチチの目標だったのか

ここからは、引き返すこととなった

往路があれば復路がある

行く道、帰る道

チチにとってはその当たり前も

考えなければ、帰られなくなる・・・

だけど、ここまで歩けたことが第一歩だ

 

不安はかなり残るけど

再生医療の効果があることを信じたいと思った

 

 栴檀の木の下で

 

同じ道をゆっくりと下る

下りの方が膝には応える

ぎごちない歩きが残るがしっかりと歩くチチ

 

後姿を見ながら 涙が出そうになる

まだ こじんまりとしていた栴檀の木が

大きくなってチチを見送る

 

今日は天気のせいもあるのだろう

香りがあまりしてこなかったけど

来年には、その香りが楽しめたらいいな

 

その時は、暗峠まで 

歩けるようになっているといいのだけど・・・

 

欲は言わない方がいい

自分の足で歩けるのであれば

それでいいのだから・・・

 

違う山登りの形がある

行きたい山も行ける山に変わるけど

山にかかわれるのなら、この上なく嬉しい事

そう思いつつ、チチの背中を見つめた

 

センターハウスが見えてきた

終点の駐車場はそこだ

 

楽々センターハウス

 

久々の足慣らし

二人で歩く 再開の第一歩

 

また、来ようね♪

そうだね(^^)

 

今日の楽々登山は終了した

 

 

長い間封印して、漸く戻ってきました

だけど、なかなか山歩きを残すのは難しそう

時折、自然に関連する二人を残せて行けたらと

再開しました

時々ではありますが、また、更新していこうと思います

よろしくお願いいたします

 

この時の花の様子を別ブログで残しております

よろしければ↓をクリックしてください

『久々のらくらく登山道で出会ったお花たち♪』

『久々のらくらく登山道で出会ったお花たち♪』

 雨が上がった翌日チチと久々にらくらく登山道に出掛けた チチのリハビリを兼ねてであるが、チチの膝がどのくらい耐えられるか、少し心配・・・  鬱蒼と茂った樹々の…

mituhouseのブログ

 

 


らくらく登山道

2022年11月10日 | 山 近畿の山

2022年11月10日(木)らくらく登山道(東大阪)

 

歳を重ねると だんだん時間の流れが速く感じる

確実に体内時計は遅くなっているのだと実感する

そして、気が付けばもう・・・11月

今年は紅葉を見に行く機会もなかった・・・

 

ある事で知り合った友人と二人

突然、「歩きたいなぁ~」という事で

久しぶりに、らくらく登山道に行く事になった

 

らくらくセンターハウス/インフォメーションセンター

 

普段なら、もっと早い時間に来るが、

今日は知人と待ち合わせたのが10時過ぎだ

センターハウスの駐車場に着いた時は

既に10時半を過ぎていた

 

さすがに平日は 人も少ない

今日は静かなハイキングができそうだ

 

空には うっすらと霞のような雲が広がりつつあった

風はなく、日差しは優しいが

身体を温めるには十分すぎる

動き出すと 汗がジワリとふき出してきた・・・

 

知人は健脚の様だ

前を歩いてもらったが、お喋りしながらもペースは崩れない

これなら、いいペースで歩けそうだ

舗装した道ではなく、山道のハイキングコースを選んで

薄暗い樹林帯の中へと入っていった

 

さすがに、日が差さないと肌寒い

脱いだ上着を 再び羽織る事に・・・

丁度空気の冷たさと 体温が調和したように

いい感じで登っていける

 

 キチジョウソウ

分類:キジカクシ科(クサスギカズラ科) キチジョウソウ属

原産国:中国・日本(本州~九州)

別名:キチジョウラン(吉祥蘭)・カンノンソウ(観音草)

花言葉:祝福 吉事 喜び

 

こんな時期にまだ、ヤブランが・・・?

いや違う・・・

足元に小さな群生を作って咲く花が目に留まった

よく見るとキチジョウソウだった

 

家のキチジョウソウの花が咲くと

その家に、幸運が舞い込むという伝えがある花だ

咳止めの薬草として中国では使われているそうだが

縁起のいいお花に出会った

 

 

 

山頂付近になると 空気が冷たくなってきた

火照ってきた体を冷やすのにちょうどいい

色付いた木々の艶やかさも 下とは違う

知人も そう感じたのだろう

「わぁ~ キレイ! やっぱり上の方は違うね」と喜ぶ

 

ここから優しい日差しと空に見守られながら

紅葉を楽しむ事ができた♪

 

 

今年は紅葉を楽しむ機会が得られないと思っていたが

何と、艶やかな紅葉を目にする事ができたか!

これこそ、幸運の出来事だった♪

 

今日、来て良かったね♪

本当 歩きたかったし 来て良かった!

二人で堪能できるまで楽しんだ

 

 ハキダメギク

 イヌタデ

 

足元にも 質素だが愛らしい花が沢山咲いていた

秋の花を愛でるこの時は

何と至福の喜びを感じる時なのだろう

 

やはり山はいい~♪

自然はいい~♪

幸せいっぱい秋の日差しの洗礼を受ける

 

 

薄っすらとベールを纏う秋らしからぬ空

遠く四国の方も見えるはずだったが

それは望めなかった

それでも、清々しい空気は変わらず 

優しく包んでくれる

 

展望台で 二人

ヨガポーズをとって 精気を養った

 

そして、足取り軽く 下っていった♪

 

帰りの途中 ある花木が目に留まった

シロダモの花だった

 

 シロダモ

 

春先の山に登ると

絹毛におおわれた新葉が目に留まり

シロダモの存在に気付く事が多かったが

なぜかに会う機会が少なかった

だが・・・今年は 

満開に咲く黄褐色の花を目にする事ができ

その数の多さに驚いた

 

 

 

今日は沢山の驚きと、癒しを貰った日になった

 

 

 

最期までお付き合いありがとうございます

 


伊勢茶で有名処のお山 烏岳と西岡山周回 3

2022年04月17日 | 山 近畿の山

2022年4月9日(日)快晴  立梅~烏岳~西岡山

 

大日さんから西岡山を目指す所からの続きです

 

大日さんから波多瀬側下り口の標識を確認して

西岡山経由で波多瀬側に下る予定だ!

 

 

標識もしっかりついていて

登山道も整備されており

これからもルンルン気分で歩けると・・・

次の二つ目鉄塔に出るまでは そう思っていた

 

 二つ目の鉄塔

 

少し細くなった尾根道を進んで行くと

目の前に 今回二つ目鉄塔が現る

 

 鉄塔手前で道を発見するが…

 

鉄塔を見て右側

こちらですよ~と誘う様に、がある!

波多瀬へと下る道の様だが!

 

ここがルートコース?・・・と思ったものの

地図確認をすると、腑に落ちない・・・

 

その時チチが、地図確認しながらポツリと言う

西岡山へは尾根伝いだ・・・

ここじゃない!

 

 

目指すは、西岡山なのだ・・・

ここは地図と外れているが、東コースで下る道の様だ・・・

 

しかし・・・

 

鉄塔の周りを探すが、その道以外

らしきものが見当たらない・・・

 

また、チチが言う

尾根を歩くのだから、こっちだ!

行くぞ!

 

えっ?

入口が分からない…踏み跡ないよ・・・

 

鉄塔を通り過ぎて 

その先の樹林帯の中に消えるチチ・・・

 

 樹林の中に入るチチ

 

入口は灌木の覆われ 踏み跡すら見えなかったが

樹林帯の中に飛び込むと 尾根の形が分かった!

 

しかし、ここからは

地図上の道の形跡は少しあるものの

踏み跡も殆どくなり、特に支尾根迷い込まないように

ルーファンしながら歩かねばならないようだ

 

どうも このルートは・・・

一部の愛好家の方が訪れるぐらいの所らしい・・・

 

 

 

チチの好みのルートだ!

 

ある意味、楽しいコースだが

チチはしくなり、私は必死でついて行く事になりそうだ

 

樹林帯の中を抜けると、痩せ尾根が続く

だが、ここはまだ、迷いそうな箇所は無い!

 

 登っては下り・・・

 下っては登り・・・

 支尾根に紛れ込まないように…

 急な下りに用心しながら・・・

 樹間から山容を確認しつつ・・・!

 

尾根を歩けばいい・・・では済まない

チチが時々めて、地図コンパスで確認していく

 

朽ちた標布が地面に散らばっているのは見かけるが

踏み跡も、標布も殆ど見当たらない・・・

 

だが、チチ曰くは、標布はあるよ!という・・・

私的には、どこに?と言いたい・・・

 

 木に巻かれたピンクのテープ

 

木に巻かれたピンクのテープを、幾つも見る

 

チチは、それは、山の標布ではないという・・・

山の標布ではないと どうして判るのか?

私には紛らわしく判らない・・・

 

植林の木にはテープが巻かれている木がある

これは 国土地理院の調査の際に、

境界線や山の稜線などをの目印としてピンクのテープを付けたり

間伐予定、もしくは、植林した樹木を誤って間伐しないように

印としてテープをつけたものだが

そのピンクのテープが 登山道にある標布と間違えやすい事がある

植林の中では、広葉樹などの自然林や、枯木や切り株に結ばれた

テープなどを確認する方が、まだ標布としての可能性が高い

 

 基本尾根道を行くが・・・

 

小さな分岐がいくつかあり

踏み跡の様な道・・・

いわば獣道に紛れ込まれそうになるが

基本、尾根道を歩く!

 

急登り、激下りは付きものの

樹林帯の開けぬ尾根道はどこまで続く・・・?

 

 ふ~この急登は何度目か…?

 …ん?チチの足が止まった!

 おっ! 着いた?

西岡山 最高点 373m

 

森の小さな最高点

標高373mだけど 随分遠くまで来た気分だ…

 

樹林に囲まれたそこに展望は無いが

林冠から覗く空の青さが眩しかった

 

 

西岡山双耳峰の様だ

ここは南峰の最高峰!

北峰三角点が有るらしい

 

では、早速、峰に移動しよう

 

 長い下りが待っていた

 西岡山北峰を望む

 

また、勿体ないほどっていく

な坂には変わりなく

樹木の間から覗く北峰を見ながら

登り返しの事をついついえてしまう・・・

 

 北峰へ向かう

 やっぱり 登り返しはきつい

 おっ! 着いた!

 三角点

西岡山北峰と三角点 367.8m

 

北峰は更に樹林に包まれ 展望は無い!

早々に尾根伝いに下って行く事にした

 

そしてここからもまた、標識や踏み跡は無く

地図と地形を確認しながら、コンパスを頼りに下っていく

 

 広い樹林帯は迷い易い迷路!

 降れば下るほどに道が無い!

 急坂の小石のザレが滑る

 とにかくチチの後を追って下る…下る

 

水路と道が見えてきたぞ!

チチの声にハッとして、目線を少し遠くに移すと

立梅用水路が見えてきた!

 

漸く辿り着いた安堵感が湧いてきたが

水路が通せんぼしているようにも思えた

 

ある一定の間隔で、石の小さな橋が掛けられている様だ

その橋の所に向かって下って、水路を渉る

水路には柵がされており、簡易のカギがされているため

自分で開けて道路に出る 

その後はきちんと

カギを掛けておくことをれてはならない

 

水路を渉って、柵の扉を閉じた時

漸く、今回の予定行程を終えた気持ちになった♪

 

 ただいま…と水路の柵を開く

 立梅様子路を渉ってほっとする

近畿自然歩道

 

これで駐車場までテクテクと歩くだけ・・・と思った

このまま、舗装道路を歩いて帰るだけ・・・と安堵した

 

 樹林帯の中の自然道

 

ホッとすると、気持ちも緩み 少し足を休めてから、

自然豊かに路肩を飾る草花を楽しみながら

リバーサイト茶倉を目指して歩きだした

 

 緑ハコベ

 ジロボウエンゴサク

 ムラサキケマン

 キランソウ

 シロバナタンポポ

 オランダミミナグサ

 タチツボスミレ

 ショカツサイ

 オオイヌノフグリ

 キュウリグサ

 ジャガ

 シキミ

 ちとせばしを渉って国道へ

櫛田川

烏岳と歩いた尾根 西岡山を望む

 

近畿自然歩道から 国道に出てからも、

リバーサイト茶倉に向かうだけ…と ただ只管歩いた

何事も無く、国道を歩けばいい…と ただ思って歩いた

 

 国道を歩いていが・・・

 

地理院地図通りに歩いたら、遊歩道の名残を見つけたチチ

突然、国道から離れて 

地図に載っている遊歩道の方へと向かった 

 

・・・何処に行くの~

 

しかし、あるはずの遊歩道は、災害で寸断されたようで

道は突然切れた!

 

さぁ どうする?

引き返して国道をあるこう~♪

 

だが 私の思惑とは裏腹に

意を決して篠竹の藪に突入するチチ!

 

ゲッ!

嘘でしょう~

 

漸く何事も無く帰れると思っていたのに・・・・

 

 篠竹の藪に突入するチチ!

 ひぇ~何か飛んでる~!鼻炎悪化!

 藪を抜けて竹林に出たけど・・・

櫛田川

 

笹藪や竹林から抜け出た時はホッとしたが

櫛田川が阻んで、帰れない

 

川の向こうはリバーサイト茶倉 

もう、目と鼻の先なのに

渉る個所も無く 橋もない・・・

頭上に見える茶倉橋は・・・

 

遠いよ・・・

 

茶倉橋

 

対岸で遊んでいた一般のお方・・・

藪から飛び出した私たちを一斉に見つめる

その目は不審者扱いの様な目線だった・・・

 

でも 気にしてはいられない

対岸に渡らねばならない・・・さて、どうする?

 

今更、頭上高くある橋に戻るのも・・・

崖を攀じ登る気力は もうない!

幸い水量も、流速も 水深も

渡渉できるレベルだ・・・

 

ここは迷わず 渡渉を選択・・・

さっさといで水の中に入る・・・と

またまた、不審者を見る目線集中する

 

世間の冷たい視線なんて無視! 無視!

 

 浅瀬のいい場所を選んで渡渉

 

普段に無く、チチより先に水に入る私♪

夏の様な暑さの今日は 水が気持ちがいい~

 

 チチも靴を脱いで渡渉♪

 川を渡れば、リバーサイト茶倉だ

 階段の上がキャンプ場と駐車場だ!

 帰り着いたら車が増えていた!

 

最後の最後まで、気がゆるめない

小さなお山の冒険った

来たこともないお山は 

幼い頃の自分に戻させてくれた♪

 

小さなお山は、面白かったが、

危険も背中合わせであった・・・

チチがいてくれたから無事に帰れたが

軽く見ると痛い思いをする事になるだろう・・・

 

今日はリアルに楽しんだ1日となった

 

 

 

最後までお付き合い下さってありがとうございます

 

 


伊勢茶で有名処のお山 烏岳と西岡山周回 2

2022年04月15日 | 山 近畿の山

2022年4月9日(日)快晴 

立梅~烏岳~西岡山

 

立梅登山口から急登を登る途中からの続き

 

山道の急登を登ったり

コンクリートの林道を歩いたり

整備された登山道を進んで行く

すると林道の終点にぶつかる

 

これより先には入るな!と言わんばっかりに

並べるように置かれた通せんぼしているようだ

 

そこには、左側に延びる登山道と標識があり

その登山道へと進む

 

 石で作られた通行止め

 暫く樹林帯の急斜面を歩く

 谷沿いの細道はやや明るい

 フイリシハイスミレ

 

薄暗い樹林帯の中、時折、

木漏れ日の明るさにハッとする時がある

戦ぐ風が優しく包み 囀りのリズムが心地良い

 

そんな登山道も、急斜面ではぎながらの登りとなる

それでも、こんな心地よい歩きは上々だ♪

 

 1個目の鉄塔を通り過ぎ・・・

 5分ほどで尾根分岐に出る

 

樹林帯の中を登っていくと

いつしか尾根分岐に上がっていた

 

ここは、烏岳展望台分岐だ!

最初に展望台へと向かうことにした

 

 

 ヒナスミレ

 尾根の先の小さなピーク

 展望台の東屋が見えてきた

烏岳南峰の展望台より反射板

 

360度の展望ではないが 台高山脈方面の山々が見られる

 

 

反射板の右側に 美麗な山容の局ヶ岳

そして左側方向には・・・・

遠く迷岳がとんがり頭で目立っている

 

 

柔らかなベールに包まれた春の景色は

遠くまですっきり~!とはいかないが

どこか優し気な暖かさを感じる景色で和む・・・

 

この先がどのようになっていて

休憩が出来るかどうかも分からない事もあり

春景色を見ながら、暫し休憩を取る事にした

 

 展望台の東屋内で休憩♪

 

少し足を休めた後は 最高峰の頂点を目指して移動だ!

 

 展望台に別れを告げて・・・

 尾根分岐まで戻り、そのまま直進!

 烏岳最高峰を目指して移動中!

 烏岳頂東側に着いた♪

烏岳山頂西側にあるパノラマの展望マップ

 

烏岳に着いた!

よかった 烏の姿はない!

 

それ所か!穏やかで 小鳥の声が時々耳に響く!

山頂は開けており、樹林帯に包まれてはいるが

眺望良好で 春空と景色を堪能した♪

 

 

ここから見える局ヶ岳の山容は、格別だ!

堂々としたその美しい姿は見ていても飽きる事はない

また、登りに行きたくなる♪

 

栗ノ木岳の隣に、高見山の頭がひょっこり見える

だけど、霞がかった空に包まれ、はっきりしない

写真をアップすると その存在を確認できる程度だ

 

覗ける山腹には 春化粧をした山肌が広がる

山桜が満開となり 咲き乱れている様子が見える

 

だが、時々風の悪戯で、花吹雪に包まれる事があるが

桜の散り際の見事さを表すように思えた

 

東側の景色

 

山笑う!

陽気になって 人笑う!

 

長閑な春の陽に包まれて笑顔満開~♪

 

 北方向に延びる尾根を下る

 ここで波多瀬の方へ下るが・・・

 ちょっと気になる・・・

 大日さんの東屋に行ってみよう!

大日さんの石仏さん

 

木陰に佇む大日さんが迎えてくれた

安全登山を願って手を合わせた♪

 

 

大日さん休憩所の東屋!

 

その先は、尾根コースへと続くが、地図上で確認すると、

向かう予定の方向とはう方向に延びている

なので、今回は尾根コース見送る事にした!

 

波多瀬の町が見える

 標識の見える 来た所に戻ろう

 今度は波多瀬側へと下る

 西岡山を目指す

 

波多瀬に下る前に 寄り道をした

大日さん

そこにも東屋があり 休憩ができるようになっている

何と整備された歩き易いお山なのだろう~♪と思った

 

大日さんからも 楽勝と思った・・・

そして・・・

ルンルン♪気分で 西岡山を目指していった・・・

 

 

つづく