ミッちゃん 山元気!

自由気ままに 自分の目線で
山歩きの様子を綴っていく日記です

京都で二番目に高いお山 峰床山4 ー江賀谷ルート編ー

2020年11月05日 | 山 近畿 京都 北摂

2020年10月25日(日) ☀ 鎌倉山~峰床山 周遊

 

八丁平からの続きです

 

八丁平を周回したいが 駐車場に戻るには

葛川中村方面へと向かわなければならない

 

八丁平の北側半分少し回った所で

中村乗越迄 登り返さねばならない・・・

 

休憩場の様な中村分岐を 標識に従って

へと進む

 

 標識の指す方向へと進む

振り返って中村乗越への分岐点を見る

 

標識の指す方向に 確かな踏み跡があった

確かにあったが 進むにつれ くなる…

 

見ると 薄い踏み跡が右側にもびている

防鹿柵沿いにも 踏み跡はハッキリとある…

 

だが その先は不明瞭となっている

 

 防鹿柵の横にも踏み跡?

 

コンパスで確認しても 

進路方向は間違っていない…

 

ここで暫く悩んだが このまま登っても

オグロ峠からの県境尾根には辿り着ける

そう確信したため そのまま突っ切った

 

後で確認すると やはり 少しルートロスをしていた

本来のルートはもう少し南側にあり

緩やかな歩き易いルートだったようだ

 

 

本来のルートよりやや北側に取ってしまった斜面

山肌を 覆い隠すかの様に蔓延る

シダ類の植物と倒木に阻まれる

 

しかし 踏み跡らしきものも確認する…

ここを登っている人は 意外に多いのかもしれない

 

 歩き易い斜面もあるが…

 急斜面は続く

 

もうそこが 尾根だ!

やっと尾根に出たが 

結局 ルートを探したりで時間を要した

 

登り始めて5分もかかっていないのだが

な登りに 少し時間ロスをした感じがした

 

 県境尾根に出る

 中村乗越

 

県境尾根に出てから 1分弱程下った所が 

中村乗越であった

然程 離れていなかった事にホッとする

 

 中村乗越から江賀谷目指して下る

 腐葉土の斜面は ほどほどの角度

 ~んな 嫌らしい所もある

 レスキューポイントあり

 

植林の急斜面を下っていくが この時いつも思う

林業をされている方の仕事って重労働だ…と

こんな山林の急斜面を 仕事とはいえ

歩いて仕事するのだから・・・

 

そんな事を思いながらも 谷へと向かって

急降下?する様に

どんどんると・・・沢に出た!

 

 

標識があり そこを右に90度曲がっていく

 

丁度 山頂で見かけた 先行者の方が休憩しておられ

交代するように下っていく

 

 沢かられたように見えるが…

 すぐに渡渉が始まる それは…

 苦手な渡渉地獄の始まりだった

 右岸左岸と 渡り鳥調の下り

 時に 谷間のくら~い

 チチはさっさと渉っていく・・・

 南無阿弥陀仏と呟いて ッ!

 こんな所でってなるものか ッ!

 

お道化ているのではない・・・

必死なだけである

 

 

やっと 沢から離れた …そう思った

 

こんな道なら まだ歩き易い!

続いてくれると嬉しい~ 

気持ちが緩む感じで チチの後を追った

 

・・・

・・・が

あぁ…私の苦手なトラバース・・・

ご丁寧に ロープ付き・・・!

 

 またまた さっさと行くチチ

 ひぇ~絶対落ちる~(落ちないけど)

 

幼い頃の記憶がよみがえる

実家の裏の池の辺に

~んな感じの斜面があった

 

祖母は 近道だからと何事もなく渉り

幼い私は その後について渡った

 

それは 人生のトラバースだった…

 

そして私は 池に落ちた

 

蛙が 池から 一斉に飛び出したのを記憶しているが

後は 恐怖二文字しか覚えていない

 

それが トラウマになって

トラバースが苦手になった 

 

未だに 慣れる事はない

 

 トラバースの後は激下りは続く

目立つ大岩の傍を通り過ぎる

 山斜面を下るだけでは わらない

 下った先の流れは 渡渉を意味する

 再び 渡渉を余儀なくされる

 飛び石で いざ勝負!命がけ?

 そして最後のロープ付きトラバース

 

漸く 樹林帯の登山道になった

この一時を暫し 味わいながら 登山道を愉しむ

 

 水の音を聞きながら下る

 

歩き易い登山道…は 長続きしなかった

下る道の先に の流れが近づいてきた・・・

 

もしかして・・・そう

最後の渡渉が待っていた

 

 

 

見た目と違い 渡渉するには

その流れは強く 深い・・・

 

ここは 水量の多い日は 

渡渉が難しくなる可能性のある所の様だ

 

渉り易い所を探してウロウロしてみるが

結局・・・

最初に見た標布の付いている所から

渡渉する事となる

思い切って渉る事にした!

 

 他を探すが 渉るのは難しい

 渡渉の取付き点だがしんどい

 林道に出る瞬間の登り!

 やれやれ どっこいしょ・・・

 林道に立つ

 ここから長~い林道歩きの始まり

江賀谷川

 地道調の林道

 川の起点

 

暫くテクテクと林道を歩いていく

江賀谷川に沿って続く林道は 静かな道だ

 

静かといっても は常に耳にする

それは 雑音ではなく 素直に耳に入ってくる

 

いくつもの堰が見られるが

それはまるで自然に作られた滝の様で

自然と一体化しつつあるように思われた

 

何も考えずに 暫し川の流れを見て聞きながら

ダラダラと歩いた・・・

 

段々 林道歩きに飽きてきたころ

右手側に 学校の建物が見えてくる

その先に 国道367号線が見えて 車の音が近づく

 

葛川中学校の横を通り過ぎると 

安曇川に架かる中村橋が見える

 

その中村橋を渡って 国道に出て 約20分ほど歩いて 

曙橋の架かる 葛川市民センター駐車場へ戻る

 

 

 大津市立葛川中学校

 中村橋

 国道367号線とコムラサキ

坊村 葛川市民センター駐車場

 

京都2番目に高い山 峰床山の周遊が終った

お山の女神様 終始微笑んでくれて 

秋の清々しい山歩きを与えてくれた

 

ありがとう~♪

感謝しながら片付けて

そのまま我が家へ直行!

 

コロナ禍でなければ 

朽木温泉にでも立ち寄る所だが 暫く

直行! 直帰!の原則が続くようだ…

 

程よい疲れを背負ったまま

一路 自宅へと車を走らせた

 

私は…いつもの如く

助手席で 深い眠りについていた・・・

 

 

 

最期まで長編にお付き合い下さってありがとうございます

リアクションもして頂けることに感謝しております 

それが励みになっております 

どうぞ これからも宜しくお願い致します

 


京都で二番目に高いお山 峰床山3 ー八丁平編ー

2020年11月04日 | 山 近畿 京都 北摂

2020年10月25日(日) ☀ 鎌倉山~峰床山 周遊

峯床山山頂からの続きです

皆子山

 

 

頂上に着くまでの北風は強かったが

頂上に着いてからは なんだか優し気になった風

それならば…と 西側の端で食事休憩をする

 

風は冷たいが 冬とは違う

清々しく 優しいものだ

持ってきたおにぎりも 冷たすぎず まだ食べられる

冬のおにぎりは厳しい所があるが

まだまだ 大丈夫だ

そう思いながら 爆弾おにぎりを頬張り

あったかいスープを流し込む

あぁ~ たまらんなぁ~

ついつい 親父になる私 そして

京都方面の景色を眺めるこの一時がまた一挙!

 

あぁ~ お腹も満たされた

頂上にいらした先行者たちは 既に出発して

気が付けば チチと二人だけになっている

我が家もそろそろ出発しようか・・・

そして ゆっくりと腰を上げた

 

頂上から八丁平の分岐までは 一気に下っていく!

 

 峰床山の山頂

 八丁平へ向かって下る

 尾根を通る風は優しい

 分岐の標識

 八丁平への分岐

 

ここは三叉路に見えるが 四つ辻になっており

京都側に下りる 表坂峠方面と

もう一つの八丁平にも行く事の出来る フノ峠方面と

直に八丁平へと下る道に分かれる

もちろん♪ 直に八丁平へと向かう!

京都方面のルートを見送り

反対側の八丁平へと下っていく 

下り始めは 急な丸太の階段が迎え

その下った先に 広い谷間の空間が広がって見える

 

 直に八丁平への道

 

この誘われるように下っていく谷を

クラガリ谷というが

薄暗い中にも明るさを残した

静かな佇まいに心が休まる

 

 谷へと下る樹林帯

 谷間の流れに出会う

 流れに沿って歩いていく

 

小さな流れを見ながら下っていくと

湿原に近づくにつれ 明るくなり開けてくる

 

そして道は平坦になる 

自然の遊歩道が導くなか

冷たい風も 陽だまりの中では

優しく撫でる手のよう

 

あぁ~ なんて心地よいのだろう♪

 

 覆われた草木は明るく

 苔むした木の根は貫禄を見せ

 大きなマユミが背伸びをする

 

秋の青さにマユミが映える

 

 

分岐からの急坂を下り 流れに出ると

湿原の植物に覆われた広い谷間は

関西の尾瀬のよう 

い~い~これはいい~♪

テンションあがってどんどん進む♪

 

 平らな広場

八丁平

 

八丁平に着いた…?

思っていたほど規模は小さい…?

 

…そんな感じがした

 

周りの木々が取り囲む湿原は

その規模を隠しているようにも見える…

 

 案内板

 案内板の裏に説明盤板

 

新心荘の跡地

新心荘は 関西の尾瀬とうたわれた湿原地である 八丁平に1966年ワンダーフォーゲル部の山小屋として 部員たちによる尾越からフノ坂峠への歩荷作業によって建設された

15年間赤い屋根の山小屋は部の活動の拠点として また 多くの登山者の遭難場所として使用されていた

しかし 1981年に京都市より 八丁平は水源環境保護地である為 撤去勧告を受け、当時の部員たちにより移築され 現在は ダンノ峠と廃村八丁の中間に当時のままの姿で 同志社大学自然科学研究所として使用されている

    ー 説明板より引用ー

 

 京都北山 桂谷にある新心荘

 

4年ほど前だったか… 

佐々里峠より品谷山~ダンノ峠を周遊した事がある

その時に 桂谷にある同志社大学の新心荘を見て歩いたが

その移築前の拠点に 今、立っている事に 

なぜか感動してしまった

 

 水源環境保護地域の水路?

 湿原は木道が設けられている

 木道を左回り方向へと進む

 

八丁平の湿原を見られると思った…

地図上では縁に沿って歩く形になっていたが

中々樹林帯から抜けられず 行けども樹林帯の中…?

 

湿地帯特有の雰囲気が感じられないと思っていた

 

 八丁平の縁は樹林の中…

 

樹林帯を抜けると

突然 開けた景観に足が止まる!

目の前に 緩やかな草原の様な谷間が

秋色を呈してがっていた

 

 防鹿柵はイヌツゲの保護?

 広い谷間の縁を歩く

 

八丁平の湿原内には 多くの植物があるという・・・

ニホンイヌノヒゲ アオコウガイゼキショウ ミズオトギリ

ヒツジグサ ホタルイなどが生育しているという

 

だが 八丁平は 樹林帯に守られるように囲まれ

安易に水域に近づくのを拒むようで 近づけない 

道から外れる事無く 遠くから見つめる

 

 苔付きの丸太の橋

 人の集まる所は・・・?

 オグロ坂峠と中村の分岐

水域の流れに沿って更に進んでいく

 倒木のオブジェ?

 平坦な遊歩道?

 ニホンジカから植生を守る説明板

所々 湿原らしい土面が広がる

生態の確認もゆっくりと出来ず チチの後を追う

のんびり散策もまた ここは楽しかろう…

 中村乗越への分岐

 

公園の休憩場の様な分岐である

ここから八丁平を離れて

中村乗越経由 葛川中村へと下って行く事になる

 

立派な標識があり

中村乗越を指す方向を見ると

濃い踏み跡と途中から薄くなる踏み跡があった

 

乗越を指す標識の方向を確認し

踏み跡を見ながら

中村乗越へと登っていったのだが・・・

 

 

つづく

 

 


京都で二番目に高いお山 峰床山2 ー峰床山山頂編ー

2020年11月01日 | 山 近畿 京都 北摂

2020年10月25日(日) ☀ 鎌倉山~峰床山 周遊

 

鎌倉山からの続きです

鎌倉山からは京都と滋賀の県境を歩く事になります

 

 鎌倉山からの下り

鎌倉山から峰床山へむかう・・・

 下って

 レスキューポイント通過して

 どんどん進む尾根歩き!

 お日様向かってってって!

 どこのピークかと思ったが…

 ゲッ!手前で倒木に阻まれた!

 仕方ない!捲いて下ろう!

 

下ったり 登ったり…

こんな尾根歩き いつまで続くのだろう…

 

尾根の形に添って 歩き続けるが

尾根は少している? 

 

地図を見ると 少し複雑な地形をしているようで

真直ぐではなく 曲がっており

まやかし尾根を見せたり 倒木で塞がれたり…

歩き易いようで 油断するとルートをしそう…

 

ポイントを押さえての 地図確認必須の様だ!

 

呑気に色付き始めた木々を眺めていると

落とし穴に突き落とされそうだ

 

でも 気持ちの良い 尾根歩きだ

 

 気持ちの良い尾根のだが

 再び 通せんぼの倒木が絡む

 今度は!どこまで下る?

 千年杉ちた姿と思った

 あれ…?でっかい古木が!

 これが千年杉!さっきのは?

千年杉

 

見上げれば 威風堂々とした千年杉

このお山には 古木 巨木多くみられるが

やはりこの千年杉には迫力威厳がある

 

 登って…

 ピークの先の尾根は方向に…

 しぶ~い標識を見送って…

 またまた 下る

 またまたどんどん下って

 倒木も何のその!

 登り返して ピーク越え

(仮)わらじ峠?

 

何度 り返されるのか・・・

小さなピーク越え・・・

 

そして千年杉からの急な下りが

平坦になった時 チチの足が止まった

何かをつけたよう…

 

それは わ・ら・じ!

 

 わらじ

 

どうしてそんな所に 

ぶら下げられているのだろう・・・

意味があるのかないのか タダの忘れ物か・・・

 

知る由もないが 私は思う・・・

何かの意味がある事んだと…

そう信じて 勝手にわらじ峠と呼んだ

 

勝手に名前を付けるなと言われそうだが

そう思う事で 納得した…

 

 東面の斜面からの影法師

 秋空キャンバスに映える薄黄葉

 不揃いの影法師を踏んでいく…

斜面が開けて 秋日和の空から風が吹く 

頬をかすめていくその風は 冷やかにして 心地良い

やっほ~♪

 再び下り道 その先に…

 

一層彩る 秋の山!

黄葉の錦を纏う木々に

山の装いが艶やかに変わる

 

 

木漏れ日のトンネルの下

落葉色の道が長く延びて誘う

 

なんて歩き易い尾根だろう…

山に抱かれる気持ちで夢うつつに蕩ける

 

だが 蕩けていては危険も潜んでいる

地形は複雑に絡んでおり

曲がった尾根に惑わされ 倒木に道を塞がれ

迷いやすい所もある

地図確認を怠ると 

痛いシッペ返しを貰う事になる

 

 時に現実に戻される倒木

 山の恵みを沢山目にする

 見た目はいい感じ 迷えば地獄!

 突然石標?ここはに曲がる

 どんどん下る

 大きなが見えてくる

 

この溝の様に見えるところを下れば

オグロ峠に出る

 

 オグロ坂峠の標識は年季入り

オグロ坂峠 (八丁平方向)

京都北山の八丁平からの峠で鯖街道の一つである

昔は ここを荷車が通っており 

その荷車がすれ違える幅に設けられた事から

六尺道とも呼ばれているそうだ

 

 途中にある峠の地蔵様の祠

 標識と案内板が新しい!

 八丁平方向に水場

 峰床山へ向かう

 

オグロ峠から峰床山への道は

踏み跡もしっかりとついて 歩き易い

 

 の這った後のような尾根

 

オグロ峠からの尾根道は 歩き易く気落ちが良いが

から吹くのあたりが強くなる

 

それを物語る木々の姿・・・

はかなり厳しい環境に置かれるのだろう・・・

 

それでも今日の山しく包んでくれる

 

 ポツンと道標

 日向ぼっこの尾根道

 あれ…!標識が新しい

 

オグロ峠の手前から 京都府に入っている…

それまでは県境尾根を歩いていた

 

登り始めた時の ~い 年季の入った標

オグロ峠を境に 新入生の様な い標識になる

 

それは オグロ坂峠の上と下の標識に現れていた

管轄が変わると 標識の雰囲気も変わるのだと知った

 

 緩やかな道も山頂近くになると…

 急坂に変わっていく

 必死で急登を登れば…

 天の広場が広がる

 

 

峰床山に 着いた!

 

数名の先行者たちが休まれており

清々しい秋空いっぱいに広がる山頂が

一斉に迎えてくれた感じがした…

 

つづく

 

 


京都で二番目に高いお山 峰床山 ー鎌倉山編ー

2020年10月31日 | 山 近畿 京都 北摂

もう・・・十月も終わろうとしている・・・

今月は…

高見山を最後に 山に行く機会が失われ 

中々 山に行く事が出来なかった… が!

来た!来た! 

やっとお天気に恵まれた週末が・・・!

そして やって来た滋賀県大津市の 坊村!

 

 葛川市民センター駐車場

 

葛川市民センターの駐車場に 7時過ぎに着いたが

既に 半分ほど埋まっている

急々と身支度をしている登山者を見かけるが 

殆どのパーティーが 曙橋を渡っていく…

 

今日の武奈ヶ岳は賑やかなのだろう…

そんな事を思いつつ

武奈ヶ岳方面に向かう登山者とは 反対の方向へと進んでいく

 

 駐車場奥の道へ…

 

 

2020年10月25日(日) ☀ 鎌倉山~峰床山 周遊

 

コースタイム

 

7:45 葛川市民センター駐車場~7:50 鎌倉山登山口 → 7:57 城の鼻 → 8:24 モミジ平林道出合 → 8:46 ブナ平 → 9:30 鎌倉山950.5m 9:40 →10:44 オグロ坂峠 862m → 11:18 峰床山970m → 12:15 八丁平 → 12:34 オグロ坂峠と中村分岐 → 12:51 中村乗越 → 14:07 葛川中村~中村橋~国道367号線 → 14:30 葛川市民センター駐車場

 

 

 

葛川市民センター駐車場の奥の道を進んでいくと

カマクラ谷橋があり それを渉ってすぐに

鎌倉山登山口が 側に見えてくる

 

 鎌倉山登山口

 案内板

 

登山口には案内板があるが

カマクラ谷へは進まず 

尾根を歩いて鎌倉山に向かう事にする

 

 

途遊歩道と重なる登山口からの道は

歩木漏れ日が優しい 歩き易い遊歩道の様だった…

 

天気も良く 自分の中で

少し テンションが上がっていくのが分かった

 

道端にはヨメナが咲き その間から

アザミが顔を出していた

 

 ヨメナ

 オハラメアザミ?

 丸太階段

 

穏やかだと思った道は すぐにになった

 

歩き始めは どうしてもしんどい・・・

身体が慣れてくるまでの辛抱と 

の一文字で登る…!

 

 尾根が見えてきた!

城の鼻

 

尾根に出たところが 城の鼻というところだ

右側にも行けそうだが騙されてはならぬ

ここは側の尾根へと進む

そしてここから 今回のプチ縦走の始まりである

 

 北西方向(左)へ進む

 城の鼻から延びる尾根

 

微妙に曲がった尾根だが 歩き易い

木漏れ日にがやや黄みがかった青に染まり

秋のさわやかな風が心地良い

 

まだ 車の走行音を拾い

下界の存在を感じさせる高度だが

本当に静かな森の中だ

 

緩やかな尾根歩きを楽しめる・・・

そう思うほどであったが

やはり甘くはなかった・・・

 

 痩せ尾根

 階段の尾根

 急登が続く先に…

 尾根道の途中に林道!

 モミジ平林道出合

御殿山と武奈ヶ岳

 

この辺りはモミジ平と呼ばれ

出たところはモミジ平林道である

 

林道の曲がり角の先に

御殿山武奈ヶ岳が見える

朝の陽を浴びて 静かな佇まいだが…

今日は訪問者が多く 賑わいを見せているのかも…

 

こちらは とはのなさそうな感じです

 

 道路を挟んで登山道入り口

 林道を渉って 再び尾根道へ…

 

林道から尾根道に入って間もなく 標識を見る

やはり モミジ平と書かれているが・・・

 

何処を探しても モミジの木などは見当たらない

なぜ モミジ平と呼ぶようになったのか・・・

なぜか気になる 私だった

 

足元も見るが モミジの葉らしきものは

見当たらない・・・だが

気になるものを発見!

 

 栗のイガ・・・!

 

このクリのイガを これから先

た~くさん見かける事になる・・・が

モミジはない その陰すら見られない…

気にしながらも 先を急ぐ…

 

 通り道を塞ぐ倒木

 倒木は比較的多い…

 

登り始めはであったが

徐々に緩やかになった・・・

 

 時に灌木に囲まれて

ブナ平

 

ブナの木がある尾根が広くなった

そこには渋い標識が立てられている

 

 ぶな平標識

 

植林と自然林の狭間の尾根が

次第に自然林に変わり ブナの木が目立ちだす

 

ぶな平と示す標識の意味は

やはりブナの木の存在を示したものだろうか…

 

平坦な尾根が続く…

モミジ平林道出合からの尾根道は

穏やかで 緩やかにアップダウンはあるが

基本は 歩き易く 気持ちの良い道だ

 

このまま平坦な尾根が続く事を 密かに願う私だった

 

 

落葉が 秋も終わりを告げるように

地面と同化しつつある・・・だが…

 

カサカサと音を立てて見送る今日の落ち葉に

どこか 優しい温もりを感じる

 

 再び植林帯に入る

 植林と自然林が重なる

 

植林帯に入るころから 勾配は強くなり

急な登りが続くようになる

平坦な尾根はいつまでも続かなかった・・・

 

 ゆっくりと歩を進め…

 レスキューポイント通過

 勾配は更にきつくなる💦

 イワカガミの絨毯

 

急な勾配に 暫し無言で登っていると

足元に広がるイワカガミの群生が目に留まる

 

春には イワカガミのおに逢えるのね…

 

そんな事を考えながら歩くと 

今度はオオイワカガミであろう葉が広がって

群生を作っている

手のひらサイズのオオイワカガミのが見事!

 

これは絶対 に出直して来よう!

 

しんどいのも忘れて

また来る計画を密かに立てる…

 

 段々 雰囲気が変わってくる

 秋めいた色になり始めた…?

 尾根は曲がってやや複雑

 渋~い標識 字が見えない

 あれ?平坦な先でチチ止まる?

 何かを確認している…ってことは!

鎌倉山 950.5m

 

漸く 鎌倉山についた!

樹林帯の中の広場というような頂上だ

 

 東方面を見る

 

展望がいいというわけではないが

横に長い感じで 東側の端に立つと

木々の間から 武奈ヶ岳が覗いて見える

 

 東側の端より

武奈ヶ岳

 

今頃はきっと賑やかな武奈ヶ岳なのだろう…

こちらの山は とても静かだけど…

 

誰もいない鎌倉山

少し休んで行く事にした

 

丁度 お花摘みにも行きたくて

少しウロウロとしていた…

 

ここでプチ遭難?・・・

 

樹林帯の尾根は意外に広い・・・

こんもりとした尾根を ウロウロしていると

来た道が 分からなくなった…

 

っ! 私・・・どこから来た?

…ってな感じで 一瞬不安に包まれる

 

呑気にお花摘みなんぞしている場合ではない!

焦って思わず チチ~ッ!

 

チチは尾根の端の方で 武奈ヶ岳を撮っていた

焦った自分が 恥ずかしい

 

自然の生体反応でも 

用心して行動をしようと

密かに思った…

 

 

つづく