mitumine 夢幻庵日記

夢うつつで過ごしている日々、趣味の絵・旅行・写真・ハイキング・読書などを写真を交えて気ままに記しています。

5月に読んだ本2冊(「臨床の砦」夏川草介 著 小学館、「謎解き ヒエロニムス・ボス」 小池寿子 著 新潮社トンボの本)

2021-05-31 03:44:38 | 読書
「臨床の砦」夏川草介 著 小学館

 
                              裏表紙帯

 長野県の感染症指定医療機関に勤務している著者が、コロナの医療現場の様子をドキュメンタリータッチで小説化したものだけに、鬼気迫る。
 本人の勤務の過酷さもさることながら、家族の苦悩も哀しい。コロナ渦とはいえ、何とかならないものかと思う。

「謎解き ヒエロニムス・ボス」 小池寿子 著 新潮社トンボの本

  ボスは、スヘルト・トーヘン・ボス(現在のオランダ)で1450年頃生まれた画家といわれている。
 20数点がヨーロパ各地の美術館にあるが、何といっても興味深いのがプラド美術館の「快楽の園」だ-1503年頃 油彩 板 220×195cm(中央パネル)と、とても大きい。
 -以下の写真は本書から転載です

 左の表紙カバーは、地上の楽園の上部を拡大したもの

 なんとも奇想天外な生き物や人間の姿態など、天眼鏡で見ると興趣は尽きない。そして透明感のある美しい色彩も素晴らしい。





 
快楽の園の外扉(左)
右側は開いた全図-左パネルにエデンの園、中央パネルは地上の楽園、右パネルには地獄が描かれている







コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 昨日、妻と友人達4人でさい劇... | トップ | 今年も庭の半夏生などが咲いた »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

読書」カテゴリの最新記事