ナチスが愛した女 2019-07-28 11:00:53 | 映画 良かった。ナチスを描いた映画は少なくないがこれもまた秀作。2017年作。 オランダを舞台にしたドイツ軍将校とスパイ女性との恋を描いたサスペンス。 オランダに亡命したドイツの最後の皇帝ヴィルヘルム二世の監視を任務とする、ブラント大尉(ジェイコートニー)は、皇帝のメイドとして働くミーケ(リリージェームズ)に一目惚れ。スリリングな関係が続くが二人には、ナチスドイツとしての立場、スパイとしての立場…がある。いずれ破綻が訪れるだろう、と覚悟を決めてみているのだが。 皇帝を訪れたヒムラーの言動を契機にドラマは急展開していく。 よく計算されている。キーパーソンは皇帝だった。皇帝を演じるクリストファープラマーはさすが名優だ。 味なストリィー、演出にハラハラしながらもラストは爽やかである。