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BOSCH

2020-10-06 09:00:00 | 映画
やはり「BOSCH」だ。
主人公ボッシュに惚れ込む。正義を貫く熱い心をもつLA市警刑事。手抜きなしの緻密な仕事ぶり。検挙率ナンバー1、女性にもモテるがやっかみからか敵も少なくない。自分の理念で動く群れない男だ。上司は手を焼くだろうが、かっこいい。

ボッシュを囲むキャスティングがまたいい。相棒のハイチ出身のエドガー刑事、イタリアン靴にスリーピースの洒落者(ボッシュは裁判所以外スーツを余り着ない)狙撃され瀕死の重傷から復帰する。離婚した妻エレノアは元FBIでラスベガス住まい。FBIに復職し射殺されるのだが。エレノアには未練が残っている。エレノアの方もボッシュが兵役のときの写真を大切にしている。
娘のマディが生意気盛りの思春期から大学生になるまでの時間経過が面白い。父子関係がドラマの奥行きを持たせている。
上司のクレイス警部補、アーヴィング本部長。ジョンソンとムーアの刑事コンビ。

シリーズのなかで複数のドラマが同時に展開していくので、レギュラー陣は準主役とも言える。



ロサンゼルスの高台に住居が素敵だ。ボッシュをモデルに映画化されたときの謝礼で購入したらしい。 LA在住の方がボッシュの家を観に行った時の写真を見たがまさに山の崖に建つ、実在する家だ。LAの夜景を臨めるリビングでアートペッパーを聴く。ネットやCDでもなくレコードだ。アートペッパー、懐かしい。

彼はエリートでもなければ裕福な家庭で育ったわけではない。むしろ苦労人、母子家庭で母親が殺害されたあとは養護施設育ち。母親を遺棄した犯人は見つかっておらず、ずっと探し続けている。そのためロス市警に就いたのだ。
9.11後アフガニスタンに、特殊部隊グリーンベレーに所属。厳しい訓練を受けた退役軍人にはいい職なのだろうか。

毎日2.3時間は観ただろうか。シリーズ1から6まで。1シリーズ10エピソードだから、60エピソードみたことになる。シリーズ6が終わると完全にロスト状態に陥った。

シリーズ7を撮っているとのことだが、
コロナのせいで中断しているらしい。いずれ再びボッシュに会えるのが楽しみだ。娘のマディもシリーズごと成長し、背丈は20センチ位は伸び、少女から大人になっていた。シリーズ7ではたぶん大学を卒業して法曹界に入り、検事補位で出てくるんじゃないかと思っている。