紅白まんじゅうと入学式

娘の高校入学の日。
焼津の和菓子屋吉野さんに頼んでおいたきれいな紅白のじょうよ饅頭
でお祝いです。
次男の卒業式に見た100組の紅白まんじゅうが忘れられなかったという娘の

「たくさん欲しい」

という1年越しの夢を叶えてみました（笑）


これを食べて、九段下に行くと長男の入学式に行った3年前がもう一度やって
来たかのようです。

制服を着た最初には必ず写真を撮るのですが、写真を見て
「もうあの子が高校生になったんだなぁ・・」
と、夫や兄たちが口々に言わざるを得ないように、娘はもうすっかり女子高校生
になっていました。

これからは末っ子を脱してうまく周囲と力を合せ、好きなことに努力して楽しい
時間を過ごしてくれればいいと思います。



今日の九段下方面は、千鳥が淵のお花見の方と国技館で日大の入学式、そして娘
の高校の入学式とがぶつかりあった大混雑の様相でした。
式を終えると、娘はすぐ近くの女子高に通っている大の仲良しの再従姉妹（はとこ）
と携帯で連絡を取り合って遊びに行ってしまいました。


せっかく来たのですからそのまま帰るのは無粋というもの。寂しそうな夫を
引っ張ってお花見へ行きました。

ルートはこんな感じです
千鳥が淵コース



お濠から清水門方向を見ると、桜がきれいに咲いています。
手前の昭和館からお弁当を食べながらお花見している人も。



大学生がごった返す武道館。頭上には桜の枝が伸びています。



北桔橋側の出口には、しだれ桜並木がありました。
西洋人のグループも、カップルもたくさんいました。



乾門から半蔵掘りまでは内堀の上を歩けるようになっています。
これから行く千鳥が淵と北の丸公園両側から桜が伸びていてとても
きれいです。



ボートに乗っているカップルは、一番いい場所でお花見出来て
いるでしょう。ボートが進むと、水の上に浮かんだ桜の花びらたちが
すーっと線を引くように一緒に流れて行って、水面に絵が描かれる様です。



お花見のために補修作業をしてい緑道が完成していて、100万人の人出が
あったそうです。
少し風が吹くと一斉に散る桜吹雪の下を歩くのは、なんとも言えずに気分が
いいものです。

花見はもう終わりとばかりに作業員があちこちで夜間用のライトアップ器具
を取り外しに忙しくしていました。
人々の熱気、プロ、アマチュア混然としたカメラマン達、車いすや杖のお年寄り、
お弁当を持って場所を探し歩くオフィスワーカー達。
ベビーカーを押し歩くママ軍団。
いろんな人たちの桜の色を映し、蒸気した薄紅の頬があちこちで幸せそうに
しているのを見ると、やはり桜だけが咲いているのとは違ういい気があることを
感じるのでした。

人ごみが大の苦手の私でも、疲れを知らずに1時間半、歩くことができたのも
共に花見する人たちのおかげでした。

千本桜という言葉がありますが、ここを回れば見る桜は軽く１千本を超えて
しまうようです。
皇居周辺の桜のライブ映像が千代田区のＨＰで見られます。