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ひとりでいると酒が飲みたくなる謎

☆ようつべ動画をどんどんリンクして見てると、禁酒のカテゴリで「一人になると酒を飲みたくなる」とか「酒を飲まないと何をしていいかわからない」って悩みを目にする。

 わかる!確かにそうだった!

 そして禁酒1年経った今、あれはなんだったんだろう?と不思議に思う。

 ぶっちゃけ酒を飲んでる頃と飲んでない今と、やってることには大差ない。

 酒が入っていなくても部屋から全然出ないで過ごすことは多々あるし、その間やってることはネットサーフィンかiPadでアプリゲームだ。

 しかしあの頃、酒がないとそれすら退屈でできなかった気がする。

 何をしていいかわからないどころか、「ただ部屋にいるだけで何かしろ」ミッションなど得意中の得意だ。

 何しろオタクだから、脳内妄想だけで時間が過ぎる。

 もし電波が悪くてネットが繋がらなくなっても、DVD見ながらヒャッハーとできる。

 それもなければメモ帳立ち上げて、創作活動もできる。お絵かきソフトでお絵描きもしたいな。

 機械が使えなかったら紙と鉛筆で絵を描くか、溢れかえる漫画を1巻から読み直す。

 飲み物は紅茶コーヒーハーブティー緑茶、なんなら白湯でいい(うまー)。

 じっとしてるのが飽きたら掃除を始め、料理も始め、片付けたらお風呂にでも入り、また夜をまったり過ごす。

 昔は休日は朝から飲んで、ワイン1/2 ボトル空けて料理しないでスナックかパンを食べて、かったるくなって眠くなったら布団に入って……を、24時間で3回繰り返す。

 酒飲んで寝て起きたら、また飲む以外何もやりたいことが思い浮かばなかったっけ。

 今は朝から起きてちゃんと食事して、

「まだ時間早いなー。どこにも行けるしなんでもできるなー」とか思いつつ、まったりする贅沢。

 ワインは美味しかったけど、飲んだその一杯はふわ〜っと幸福感が広がるんだけど、数分後には惰性になっていく。

 それもはっきり覚えてる。幸せ3%で47%が惰性で、後の半分が不安でできていた毎日だった。

 不安だったってのは、それこそ「何をしたいかわからない」「何をしていいかわからない」「何をしても幸せに感じない」。

 そのためにめちゃくちゃ不安と孤独感に陥る。少しずつ侵食されて行く感じ。

 抜け出したいのに、何からどうやって抜け出していいかもわからない。

 だって飲酒はストレス解消だって信じて疑わなかったし、飲まなくなったらこの孤独感と不安がずっと続くのかもって思ってた。

 そして今思うと、あの不安感も孤独感も全部アルコールが脳内で作り上げ、見せられていた幻影だったんだな。

 薬物的なものより、『酒がないと楽しみが何もない』って生活が嫌で、とにかく逃げ出して今がある。

 本当に良かった。

 遅まきながら老後のために、ちゃんと堅実に生きようって心構えもできたことだし。

 今までの飲酒歴へのツケは払うことになるだろうけど、それでもやっぱり諦めないで頑張ろう。

 いやでもなんでも仕事ができる期間も、後10年あるかどうかだし。最悪リタイアもあり得るし、その日までは真面目に生きよう。

 いやほんと、今ぼーっとして好きな歌聞いてるだけで、多幸感に包まれる。

 マジモンの脳内麻薬放出を経験してると、酒もタバコもおしゃぶりなんだよなあ(腐女子ですから)。

 

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