5月4日(日)くもりでこもり
くもりの日は出かけたくない。
というのは言い訳にすぎなくて、単に出かける気力がなくなっただけ。
外の気温はどんな感じかわからないけど
コンクリートな壁のわたしの家はヒンヤリしていて、ひとりだからまたヒンヤリ度も増している。
こんなときは、じっと座ってバッハを聴くのが至福の時。
無伴奏チェロ組曲
その中でもプレリュードが気に入ってる。
わたしはバイオリンよりもチェロの音が合う。
トランペットよりトロンボーン派だ。
高音をだすバイオリンとトランペットは気分的にも脳内的にもあまり受け付けない。
どちらも素晴らしい楽器かもしれないけれど、ダメなのだ。
なぜダメなのか。ときかれても説明のしようが、高音が気になるとしか表現できない。
とにかく、キィーキィーと動物が甲高い声をあげているように少し耳障りな音なのだ。
ある人にその話をしたら、耳が良すぎるんだと言われたことがある。
音がきこえすぎるのだそうだ。
そんなに音がきこえすぎている感じは自分ではないけれど、
案外そういうことだったりするのかもとおもったり。
(人の話はきいてないけど、俄然きいて欲しい派)
でも、音楽って好みの問題だしね。
案外そういうことではなかったりするのかもしれないとも思う。
澄んでいるけれど、オブラートに包まれている様な錯覚を与えてくれるんだチェロは。
曇り空のようにね。
でも、今日の曇り空には澄んだ感じがまるっきりない。
だから、
出かける気力がなくなったのかもしれない。