はれのちくもり、雨、ときどきどき全部

生きているからしかたない

ふがいない僕は空を見た

2011-06-09 | Weblog
 
6月9日(木)はれ
 
本屋大賞ノミネート作品
【ふがいない僕は空を見た】を読んだ。
 

 
始まりは、受けつける人と受けつけない人が分かれる性描写。
好みがハッキリ分かれる書き出し。
高校生がありきたりの恋愛やありきたりのセックスをするのではなく、
不倫でしかもコスプレでというものである。
 
だが、これが全てではない。
正直この始まりは、全ての切り口でしかない。
 
最近よくある展開の
芥川龍之介の【薮の中】のような構成で
登場人物それぞれの世界が描かれている。
もともと、短編のようなかたちで掲載されていたようです。
 
ふがいなさ、
情けないほど意気地がないさま。
 
【ふがいなさ】は、何をもって解決できるのだろうか。
個人的に、心模様がよく伝わってくる作品だと思いました。
 
 
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