6月6日(月)はれ
手を合わせてやる事といえば、、、
お墓参り、仏壇の前、神社でのお願いが思いつく。
手を合わせるのは何故なのか意味は知らない。
何かを頼んだりするとき無意識に
お願い、お願いってやるとき、手を合わせたりする。
いつからこのポーズを脳は意識せずに発進できるようになったのだろうか・・・
それはまったくナゾである。
ケモノは歩いているとよく道を訊かれる。
他に、目の不自由な方に手伝って欲しいと声をかけられる。
これはいつからかはっきり覚えていないのだが、かなり頻度は高め。
今日はヒー様と歩いていて、
5メートル先から目が合い、訊かれる事を確信した。
相手は70歳に近づこうかとしている年配の男性だった。
田町には日中たくさん歩いている人が居るのに、ケモノめがけてやってきた。
その時、お願いポーズをされての道尋ねであった。
70歳に近い男性は、優しそうな柔らかくて穏やかな雰囲気で
まさに仏といわんばかりの方だった。
そのような印象の方に、手を合わせられ
【お願いがあるのですが、東京タワーはどちらでしょうか】と訊かれた。
田町近辺に越して、まだ4ヶ月も経っていないのに、、、
しかしながら、ケモノは東京タワーまで一人歩きしたことがあったので
すんなり案内することが出来た。
こういうとき、こたえられないととても心がいたむ。
行き先が東京タワーで良かったと安堵したのは言うまでもナイ。
案内が終わると、また手を合わせて【ありがとうございます】といわれた。
遥か年上の、さらには仏のような印象の人に手を合わせられると
まったく不思議な感覚になるものである。
そんなたいそれた人間でもないのに、、、
とても丁寧にお礼をいわれた。
道を訊いてきた男性は、
人に対して、分け隔てなくお礼を何のつっかえもなく自然に言える人なのだ。
そんな男性に、手まで合わせられてケモノまで仏か神になったような時間を
わずかながらの一瞬過ごした今日でした。
ちなみに今日の服装は
シースルーの白のトップスにショートパンツにニーハイソックス。
太ももをあらわにした格好だったんだが・・・
まさか、足フェチ??
そんなハズはない。
そんな欲求は1ミリたりとも、目の奥にも感じられない様な人だった。
なぜ人はケモノに道を尋ねるのだろうか・・・
そんなタイトルの本が出てもおかしくない気がしないでもないと思ったのだった。