気まぐれ徒然なるままに

気まぐれ創作ストーリー、日記、イラスト

メッセージを見せてくる

2021-08-04 12:25:00 | スピリチュアル的


7月後半から2週間の間に数回
神からのメッセージをいろんな所から見せられる


“安請け合いは身を滅ぼす”

この程度の事ならまぁいいか、と請け負った事が、相手にはいずれ『当然』となり、やめれば恨まれる。それは相手のためにならない。

この程度の金額なら奢ってもいいか、が破産に繋がる。



というようなメッセージが多数


私は安請け合いは極力避けてきたけれど

対外的に良い顔をするために安請け合いをしてきては私に押しつけてくる親に今まで何度も困らされてきてたもんだから

これは“親に伝えなさい”というメッセージ。


メッセージをキャッチできない人間には、キャッチできる身近な人間の口を使ってメッセージを伝えさせる場合が多くある。


が、しかし!

自分で神のメッセージをキャッチできない人間に伝えても意識を変えるまでに至らないのが現状… (o_o)


自分を変えられるのは自分だけ

意識を変えるのも自分自身であって他人が無理に変えることはできないからね

他人から“きっかけ”を貰って変えていける柔軟な人は成長する





beautiful world 3

2021-08-03 02:21:00 | ストーリー
beautiful world  3






ーー 月曜日の夜


あ、先生からメール…!!


“こんばんは 早見です。田中さん今日も一日仕事お疲れ様です。ところで昨日話しました写真を撮りに行く日にちの件なんですが。”


教師としてじゃない早見陽太としてのプライベートメール


あぁ
貴重です...


来週の日曜はどうかと提案してくれた
もちろん私の返事はたとえ予定が入っていたとしても

“その日空いています!是非お願い致します!” 

そう返信するよね(笑)



はぁ…
先生とデート…♡


違う!
先生から見たらデートじゃない


でもつい先生とデートをしている想像をしてしまう...


私のこと好きになってくれないかなぁ…



ーーー


今日が火曜日だからまだ10日以上もある

いつもなら一ヶ月くらいあっという間に過ぎちゃうのに

とてつもなく一日一日が長く感じる



もう私は高校生じゃないし社会人で “大人” 

恋人にだってなれるかもしれない

私が25ってことは先生は34



あ…
そもそも先生はまだ独身なのかな

あの時は舞い上がってて確認する余裕なんてなかった

彼女くらいいてもおかしくない

だって先生は昔と変わらず素敵で誠実で優しかったもの…



「はぁ… 」


でも撮影に付き合ってくれるんだからパートナーはきっと居ないよね?

うん、きっといない!



視線を感じて顔を上げると
向かいの席の葉山さんと目が合った


「ねぇ。君、やる気あんの?」


「すみません… 」



いつもこの人恐いんだよなぁ

葉山さんは2歳年上の男性
いつも無表情で笑わない


他の社員さんはそんな葉山さんのことを
クールなイケメンだとか言ってたけど

イケメン?
私は全くそうは思わない

クールというより
鉄仮面って感じじゃない?




一日の業務が終わり会社を出た


帰りに服でも見て帰ろうかな♪
先生とのデート用として♡


スマホに先生からのメールが来ていないかチェックした

やっぱり来てないなぁ

だよねぇ…


一応  “知り合ったばかり”  
だもんね…


「はぁ… 」



「お疲れ。」

背後から声がして振り返ると葉山さんだった


わっ!
葉山さんだ


「お疲れさまです、、」


私のことほんとは嫌いだろうに
なんで声をかけてくるのかなぁ…



「あのさぁ。」


「はっ、はいっ!?」


「そんな萎縮されるようなこと、俺してる?」

ムッとした表情をした


「そんなことは、、」

と言ったものの

常にそんなイヤ〜な顔をされると誰でも萎縮するよ


このまま一緒に駅まで歩くのヤダだなぁ…


「仕事中に上の空はやめてよね。ミスでもされたらこっちが迷惑なんだ。」


苦手だけど言ってることは正論だから反論できない


「すみません、以後気をつけます。」


「… なんかさぁ。」


「はい!?」


まだ何か言われる!?

「田中さん、今日ずっと変だったけど、」


え?

「なにがですか、、」


「時々ボーッと考え事してたし、」


わかってますってば!
仕事に集中しろって事ですよね!


「彼氏でもできたの?」


「は!?」


まさかプライベートな事を聞かれるとは思わなかったから驚いた



「できてませんけどっ!」


「…ふぅん。」

興味なさそうな返事をした


何でそんなこと聞くかな!

というか
葉山さんこそ仕事中ずっと私を監視してたんですか?


駅で同じ電車に乗り込んだ



ちょっ、ちょっと!!

他にも沢山席が空いてるのになんで真横に座るの!?

しかもガッツリ腕当たっちゃってるし!


不自然にならないようほんの少し離れた


バッグに入れていたスマホにメールが入って見てみると

“早見先生”の表示だった


先生からだ♡♡


“来週の日曜なんですけど、鎌倉に行ってみませんか?お気に入りの場所があるんです。”


もう先生となら何処でも良いですよ〜♡

「ふふっ♡」


“もちろんかまいません!鎌倉良いですね!楽しみです!”   と、送信!


コホン!と咳払いが聞こえた

いつもの不機嫌そうな表情で葉山さんが私のスマホに視線を落としていた

私は慌ててスマホの画面を隠した


「な、なんですかっ」


「男から?」



人のスマホ勝手に覗いてなんでそんな顔されなきゃならないのっ

しかも仕事外ですけど!!


「勝手に見ないでくださいよっ」

葉山さんは不機嫌そうに顔を背けた



ーー ん?

車窓に雨粒が当たっていることに気づいた


えっ、雨!?

朝の天気予報では晴れだったよね?
傘持ってないよ

「はぁ…」

次第に雨が強くなっていく


葉山さんは鞄から紺色の折りたたみ傘を取り出した


今日はずっと晴れの予報だったのに
なんでこの人 傘持ってるの!?


いつも傘持ち歩いてるの?



電車が駅に着いた瞬間葉山さんは立ち上がり手に持った傘を私の膝に置いた


「使え。」

と一言だけ言って足早に電車を降りて行った


へ?
なんで?


私が傘を持って来なかった事まで見透かされたってこと?

なんで自分の傘を貸してくれたの?
まさかいつも傘2本持ち歩いてるとか… それは流石にないよね



自宅近くの駅で電車を降り
葉山さんの傘を開いた



もしかして別に葉山さんに嫌われてなかったのかな

だって嫌いな人に自分用の傘を貸したりしないもんね


でも あの不機嫌そうな表情は…


うーん…
本当によくわからない人だ

でもちゃんとお礼は言わないと




翌日 葉山さんに傘を返そうと思っていたら
葉山さんはまだ出勤していなかった


いつも私より早く出社する葉山さんがまだだなんて珍しい


「葉山くん、なんか体調崩して休みらしいよ」


えっ…

まさか私が傘を私が取っちゃったせいとか!?

いやいや、無理矢理 傘を奪ったとかじゃないけど

私のせい?





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