恋するダイバー もぐりんどのヒトリゴト

海、自然、ダイビング、日常のあれこれをバリ島から発信

私のデング熱体験・その4(最終回)

2014-09-02 | バリ島生活
続きです。

入院1週間後、ついに退院の日がやって参りました。

先生にはあと1週間は入院が必要って言われたけど、
こちらの懐事情もあるのでね(^_^;)

社長は私の枕元に溜まっていく請求書を手に取り、
「いつまで入院してんだよ、早く出ろ!」
と私に怒り、私も早く退院したかったので、
後は自宅静養ということでなんとか退院許可を得たのです。

デング熱は体力が回復するまでに2~3週間程かかるようです。
病院でゆっくりするのがいいのでしょうけど、
なんせお金がかかるところなので、早く出たい人も多い。

私と相部屋だった、先客のご婦人ですが、
やはりデング熱で入院しておりました。
でも、私が入った翌日にフラフラしながら退院しましたよ(^^ゞ
なんとまだ入院3日目だと言ってましたね。
お蔭で私は相部屋を一人で使えてラッキーでした(笑)

退院時の会計は日本円で\150,000程になり、
イタイ出費となりました、ε=('A` )ハァ…

そして無事に自宅に戻った私ですが、
そのあともしばらくは非常に身体が怠かったです。
すぐに疲れてゴロンと横になりたくなるのです。

結局デング熱を発症して、入退院して、自宅で静養して、
元気になるまで3週間以上かかったような気がします。

あ、これは人それぞれみたいですけど。
社長がデング熱になった時はわりと軽めで、
入院もせず、自宅で静養して治しました。

でも人によっては出血して死亡してしまう例もあります。
デング出血熱というそうです。
私は入院中に視力がガクっと低下し、明るいのに文字が見えにくく、
このまま見えなくなったらどうしようと思いました。

退院後も視力は元通りには戻らず、一気に目が悪くなりました。
ずっと視力は良かったのに、これだけはショックですね。
お蔭で免許証は眼鏡等付になってしまった(-_-;)

退院するときに先生に言われたのは、
今後5年間は蚊に刺されないように(難しいなぁ)。
またデング熱にかかったら今度は出血するかもしれない、
とのことでした。

それから私は毎日欠かさず虫よけクリームを塗り、
どこへ行くにも虫よけスプレー持参です。
写真は愛用している蚊避け対策コレクション。

皆さん、デング熱には注意しましょうね。

私のデング熱体験、おわり(*^_^*)

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私のデング熱体験・その3(食事編)

2014-09-02 | バリ島生活
さっきの続きです。

デング熱で入院中、病院での食事です。

リクエストしたスパゲッティ―ボロネーズがやって参りました♪
看護婦さんがニコニコと笑顔で言います。
あなたのために用意しましたよ、さぁ、食べて!

ところが!

フォークを刺してビックリ(@_@;)
全てのスパゲティが皿ごと持ち上がったのでした。

ぎゃーあぁああ、唖然∑(`Д´;)

こ、これ、いつ作ったんだよ。
伸びたスパゲッティ―が冷めて固まってる…。
皿も一緒に持ち上がるって現象に驚愕しました。

プラスティックの皿をスパゲッティから剥がして。
一つの塊になった麺を…口に運び…オエッ。
ヒドイです、あんまりです、罰ゲームですかぁ(T_T)

エーン(涙)看護婦さん、ごめんなさい、食べられないよぉ。
ごめんなさい、ごめん、無理ですぅ(´Д`)

看護婦さんも食費を取っている以上必至、
というか、ある意味プロ根性なんでしょうけど、
マジ、ここの食事は全部無理でした。
熱い or 温かい食べ物はダメなんでしょうか。

私は社長に電話しました。
「お願いだから、マックでチーズバーガー買ってきて」
「あと、冷たい飲物も持ってきて」
「あと、お菓子も」

なんと、この病院では冷たい飲物は禁止なんです。
氷水をグーッと飲みたいのに、
冷たい飲み物は身体によくないからと。
ここではぬるい水しかくれません。

私は社長が持ってきてくれたマックやお菓子やポカリ、
そのあとも従業員が持ってきてくれた新鮮なフルーツなどで
飢えをしのいだのでした。

だってね、私、24時間点滴ですから、出歩けないのです。
マンディ(シャワー)もできないので、
看護婦さんが毎日濡れタオルで身体を拭いてくれました。

ここでデング熱で入院中の方へのお見舞いは(^^)b
マックのバーガーと冷たいポカリスエットで♪

でも私の体験は10年以上も前だから、今はもっと進化して、
バリ島での入院生活も快適になっているのかもね。

さて、やっと退院です。

私のデング熱体験、最終回へ続く。
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私のデング熱体験・その2(入院編)

2014-09-02 | バリ島生活
さっきの続き

さて、デング熱で入院となった私です。
毎朝看護婦さんが大きなトレイに”今日の治療に使う薬”
と請求書をもってやってきます。

点滴24時間分、薬(数々のビタミン剤)、血液検査薬、注射器等、
今日一日私のために使用する薬などが山盛りです。
そこには一枚の請求書がのっていて、
部屋代Rpxxx、点滴Rpxxx、食費Rpxxxなど明細が書いてある。
私のぐったりとした腕を看護婦さんが支え、そこにサインをさせます。
そして初めて本日の治療が始まるという訳です(~_~;)

その請求書が一日Rp1,000,000以上なんだけど、
毎日一枚ずつ枕元に溜まっていくのです。
私はそれが気になって気になって、
3日目くらいには1日2回程診察に来る先生に
「早く退院したい、まだ?まだ?」と聞いていました。

ところが私の症状はかなり重篤で、血液検査の値が思わしくなく、
このまま値が下がったらシンガポールへ送るって(@_@;)

どっひぇ~∑(`Д´;)それだけはどうかご勘弁を!破産だ(T_T)
先生、先生、私すっごい元気!
ほんとはすっごくダルイけど、もう、なんとか気力で治す!

すると看護婦さんが、あなたはご飯全然食べないじゃないの!
だから元気にならない、今日もほら、こんなに残して(ー_ー)!!
先生、この患者さん(私)はご飯食べないからダメですね、
な~んて先生に言いつけるんです(T_T)

だってー!
ここの食事、ヒドいんです。
毎回、アヤムゴレン(鳥のから揚げ)タフゴレン(揚げ豆腐)、
テンペゴレン(テンペフライ)ルンピア(揚げ春巻き)等、
ゴレン物(揚げ物)ばっかり(-_-;) 

病人には高カロリーなんですか?
お粥とかね、そういうのじゃないんですか?
冷めた揚げ物なんて、とてもじゃないけど食べられない、オエッ。

そしてご飯を食べない私に看護婦さんは怒るのです(`´)
あなた!いったいなんなら食べるの!好きなの言いなさい!
私「スパゲッティ―なら…食べられるケド…」

私はこの言葉は大変後悔する羽目になったのでした。

次、食事編に続く
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私のデング熱体験・その1(発症編)

2014-09-02 | バリ島生活
今回のテーマはデング熱です。

日本でも感染者がでているようですね。
私がデング熱にかかった時のことを書きたいと思います。
人生初の入院生活をバリ島で送る羽目になるとは…。

あれは2003年3月のことでした。
朝から身体は怠かった。でもお仕事には出発。
ゲストさんとトランベンで1ダイブした後、
寒気で身体がゾクゾク(多分発熱していた?)
頭痛も始まる中、なんとか2本目を終えて、お仕事終了。
帰りの車の中でダウン。
この時は寒気と、頭が割れるように痛かった。

そして家に帰って熱を測るとなんと40度(@_@;)
40度って、人生の初経験です、あり得ないっす。
ちょうど忙しい時で翌日はファンも体験も入っていて、
ムンジャンガン島に皆で行く予定でした。

解熱剤を呑んで早めに就寝するも熱はあまり下がらず、
頭痛は続き、食欲もなく、翌日のダイビングを断念。
3日目についに社長に頼んで病院へ連れて行ってもらった。
(クタの日本人看護師さんのいる病院でした)
すると、とんでもない事態が待っていたのでした。

なんと、デング熱、しかも重篤化しているとの診断です。
この時点では身体には斑点もでていたのです。
そのまま自宅に戻ることは許されず、デンパサールの病院へ
輸送されて、緊急入院と相成りました(・_・;)

私もびっくりしたけど、社長なんかもっとビックリだよ。
なんせ私はタンカの上で点滴中でぐったりだから、
受付では「ご主人ですか?」
「チェックインされるお部屋のランクは?」
「お支払は?現金かカードか、それとも保険?」

外国人が入院できる設備の整った大きな病院は高い。
病室のランクも、特別室、個室、相部屋、4人部屋、タコ部屋、
その中でもシャワーやTV付など、ランクあり。

ウンウン唸っている私の横で社長は料金表を見ながら
「タコ部屋で」(な、なにー∑(`Д´;)個室だろ!)
すると受付の人、タコ部屋と4人部屋は一杯です(笑)

社長「一番安い部屋は?相部屋、それで」
(だからさー、個室がいいんだってばぁ(´Д`)泣)
インドネシア人のご婦人と相部屋(-_-;)

ホテル並みに高い<`ヘ´>
でもKITAS(在住)料金があったので、少しはマシか。
社長、しっかり交渉しろよ。

そして人生初の私の入院生活が始まったのです。

長くなるので続きます。
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