もみじ汁
材料・大根、人参、油揚、南瓜、大根葉、みそ
作り方
①大根、人参をだし汁で煮る。柔らかくなったら油揚げを入れて煮る。
②南瓜は別鍋で煮、色よく茹でた大根葉とお椀に入れておく。
③南瓜の煮汁を①に入れ、みそを入れる。
④食べる時に、みそ汁をお椀に入れた方が南瓜の形がよくわかる。
※具材はお好みで(ごぼう、こんにゃく、きのこなど)もしくは手持ちの材料でお作り下さい。
蔵王南瓜
蔵王には地元ブランドの「蔵王南瓜」があります。食糧不足の戦時中、蔵王に嫁いで来た女性が、南瓜の種を嫁入り道具に入れて持たせられました。それを人里離れた山の中にまいて育てたことから、他種と交配することなく、純正で良質の蔵王南瓜ができたのだそうです。
皮は白っぽく、切るときの尋常でない硬さから「まさかり南瓜」の異名もあるほど。加熱後、水分が飛ぶに従い、キラキラと粉を吹いたように固まりゆく豊かなでんぷん質が、甘さと香ばしさをいっそう、際立たせます。
その使途はバラエティーに富み、冬至のあずき南瓜や茶巾(ちゃきん)しぼり、南瓜のサラダにスープ、漬物、スイーツなどと、なかなかの役者ぶりです。
山形では「地場の食材を使った料理をお客さまに」を合言葉に、もう大分前からいろいろな取り組みをしています。生産者が身近であることの安心感。国内外で相次ぐ食品の偽装問題で、食材に対する関心が高まっています。地産地消とは、安全性という理念の元で継承していかなければならない、命の文化ではないでしょうか。
(蔵王温泉えくぼの会代表 齊藤 優子)
会場 オーベルジュ 樹氷
〒990-2301
山形県山形市蔵王温泉上ノ台759
TEL 023-694-9700 FAX 023-694-9401