日本から遊びに来る友人たちは必ず、マリーナベイサンズに行きたいといいます。
ソフトバンクのCMで一躍有名になった旬の観光地ですもんね。
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で、あのホテルのてっぺんにあるプールについて、
「あのはしっこは、どうなっているんだ?」
「テレビや写真で見る分には、はしっこから身を乗り出すと落ちそうだが大丈夫なのか?」
「あふれた水は下界へ落下しているのか?」
などと、友人の職場では話題になったそうなので、プールの横顔を。
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同じような疑問を抱いていらっしゃった方も、すっきりしていただけましたでしょうか?
ついでにCMで練り練り歩かれていた公園(?)部分の昼間の顔も。
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サンズのプールもマリーナ側のビルの林立する風景もすごいのですが、
それよりも私が圧倒されたのは外海側のこの風景。
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一面のコンテナ船。
トロイ戦争でトロイに攻めてきたローマ軍の船の数と威容さってこんな感じだったんじゃない?
そう思うくらいの、船、船、船。
シンガポールは人口500万人、東京23区や淡路島サイズの小国ながら、
港湾別のコンテナ取扱量では世界2位の実力なんですよ。
去年か一昨年までは1位でした。
現在の1位は上海。そのコンテナの80%だったかな、それくらいはシンガポールを通過して他国に行くのです。
地理的に東南アジアの中心に位置するこの国の、
港湾の整備、ハイテク化などの改善により、
コンテナの積み下ろしと税関を劇的スピーディにした結果の実力だそうで。
自国の強みをよく考えたやり方は、貿易だけでなく金融や観光産業にも。
経営学で「選択と集中(Selection and Concentration)」という言葉を習うのですが、
それを国レベルでやって見事成功した好例が、シンガポールだなあ、と。
参考までに「選択と集中」とは、
参考までに「選択と集中」とは、
自社の得意な事業領域を明確にし経営資源を集中的に投下する戦略、とのことです。
話が大きくそれましたが、
マリーナベイサンズ、プールそのものは宿泊客しか入れません。
でも「サンズ・スカイパーク」という展望台デッキに入れるチケット($20、約1,300円)で、
プールデッキの一部には入れます。
最近、プールデッキの入場もかなり制限されるようになったみたいなので、
せっかく行くなら何としてもプールデッキまで、という方は事前にご確認ください。
ちょっと賢そうなことも書いてみたくなったので、
以上、相方の受け売りもりもりで仕上げてみました。