昨日は授業のあと、
先月お話したナゾの交流会に行ってきました。
ほら、S嬢の話を相方にしたときに、
彼が「そんなに魅力的な子なら、今度連れておいで」って言ったという例の集まりです。
カナダの方が主催する異業種交流会みたいなもの。
それはいったいどういう集まりなの?ナゾが解けました。
その方の職業がエグゼクティブクラス専門のヘッドハンターでした。
ヘッドハンティングってアレでしょ?
仕事のできる人を狩ってよそに調達して、紹介料をもらう仕事なんでしょ。
それでご飯が食べられるほど、ちゃんとした額のお金がもらえるほど、
世の中には紹介して欲しい企業やらと、狩られる人材がいるってことなんですね。
大阪に20年以上いたというその方は、
一見すると「関西弁をしゃべるおもしろいガイジンさん」。
それでエグゼクティブクラスのハンターとしてスペシャリストなわけですから、
実はデキル男なんでしょう。
デキル男は、ネットワーク構築もデキル。
ハンターにとって人的ネットワークは大変重要。
それでふだんからそういった集まりの場を設けたりしているみたいです。
エグゼクティブクラスのデキハンターが声をかけた集まり。
集まったひとたちが魅力的でないわけがありません。
別に就活しているわけでもない相方は、彼らに魅力を感じて参加したのでしょう。
昨日の感想…
心を入れ替えて、英語を勉強します。
もちろんその他の勉強も必要ですが、まずは英語ができないことには。
スキルとしてというより、まずはツールとしてのレベルに到達しないことには。
昨日の会、「時間厳守で」みたいなことを言われていたので、
S嬢とともにそれに従い、授業が終わるとすぐに会場に向かいました。
学校の休み時間に食べたおやつ。
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左:今日もリーディングとカンバセーションの先生、ジャッキーは私たちの餌付けに余念ナシ。
中:私は自家製ヨーグルトで焼いたケーキを持っていきました。
右:S嬢からは、インドネシアに行ってきたとなりのクラスのご友人からもらったお菓子。
写真にはありませんが、A嬢はイギリスのアールグレイの紅茶をくれました。
なのに相方からは、
「僕は残業で遅れるから、君たち勝手に行っといてね」とか、電話が入るし。
ふたりで時間どおりに行くと…
ほぼ白人さんしかいませんでした。
ひいぃ。
「誰か日本語しゃべれる人いないの!?」
先のカナダの方もちょろっと日本語を話してくださいましたが、
いかんせんまわりが欧米系の方ばかりだったので、会話は自然に英語に。
全然わかりません。
きれいサッパリ聞き取れない。
私にも少ないながらも外国人の友人もいるし、基本、海外はひとりで旅をする派なので、
外国人ばかりの中にひとり日本人、という環境も初めてではないのです。
でもその場合、誰かが日本語も話せたり、
英語しか話さない場合でも彼らが私の理解度に応じて話を進めてくれました。
つまりface to faceのコミュニケーションであるか、私がお客さま待遇であるかだったので、
わからない言葉の説明を求めたり、聞き取れないフレーズを何度も聞いたりは、
私の意思次第、自由自在だったのです。
そういうふうに自分を甘やかしているから、こんな英語力のままこの年齢に。
でも今回みたいに自分がその他大勢のひとりだと、そんなことはできっこない。
そうすると、わからないまま、またはフレーズ丸々聞き取れないまま、
どんどん会話は進んでいくわけで、
最初の方ですでに置き去り。
最初の方といえば最初じゃないみたいだけど、
カッコつけないで言うと、
ようはスタート地点で立ち往生。
みなさんと同じ位置に立てていない。
それこそ、シンガポールに来てどのくらいとか、何をやってるのかとか、
自分に向けて話される挨拶レベルの話しかできませんでした。
S嬢はそもそも私と同じクラスにいるのがおかしいほど、私よりずっとデキル人なので、
楽しそうに話していました。
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建物の中、みなさんのいる会場に到達するまでの、ずっと手前にあった象のオブジェ。
私の“会話についていけてない度”もちょうどこのあたり。
イギリス人、アメリカ人、ニュージーランド人、カナダ人、シンガポール人…。
CEOやプレジデント、マネージャークラス、弁護士、ディーラー、投資家、等々。
誰がどれだけエライんだかよくわからないままに、英語の名刺が続々。
白人さんたち、見た目どおり仕事もホワイトカラー。
ああ、彼らの話がわかりたい。
第一線で仕事をしている人たちのお話って、やはりわくわくします。
入り口からいきなり高度な経済問題を語ったりはしないでしょうから、
出だしの話題くらいはついていくようにしないと。
なのに、相づちさえ打てなかったです。
最初っからそんなだと退屈な人間、考えのない人間と思われてしまって、相手にされない。
彼らがどれだけ好意的であっても、無反応な人間を相手に仕様がないんですよね。
身の置き所のない有様でした。
もっと身を入れて英語の勉強しないと!
もちろん日本人も続々とやってきたし、
欧米系の方々のなかには流暢な日本語で楽しそうに話してくれる方もいましたが、
ホネのある、おもしろそうな話は英語で語られているようでした。
ナゾの交流会の正体は解けましたが、
英語のわからない私には、彼らの会話はナゾのベールに包まれたままでした。
ナゾがいっそう深まっただけのような、私限定で。
遅れてきた相方に帰りのタクシーでその日の感想を聞かれたので、
素直にそういったことを話しました。
「そういう風に思えるようになっただけでも、進歩あったんじゃない」
それがねらいでしたか。
そう思わせるために、参加させたのね。
ツマのバカがばれるのは、彼にとっては痛手。
大変リスクがあると思うのですが、
リスクを取ってでもリターンを期待してるってことでしょうか。
そこまで危機感もたせるほどの私の英語力って…。
それほどまでして追いつめないと火がつかないと思われている私のやる気度って…。
思うツボにはまるのはくやしいですが、
歯牙にもかからない人間でいるのはもっとくやしいので、
本気で勉強してやろうと思いました。
今後、当ブログの更新頻度が落ちたら、
本気に火がついたと思ってください。
今朝の朝食。
昨日がおやつざんまい&居酒屋メニューの晩ご飯だったので、フルーツで軽く。
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アメリカのオーガニックリンゴ(10個入$4.5、約290円)、中国の柿($0.8、約50円)、
イタリアのプラム(12個入$1.95、約120円)。
日本の秋が恋しくて初めて買った中国の柿は、十分甘いけれどやわらかめ。