明日は、初！初釜

お茶を習い始めて半年ほどのカンちゃんのお姉さん。

無謀にも、先生の先生にお呼ばれして初釜に参加させていただくことになりました。

お薄のお点前しか習っていないので、お濃茶は飲んだことも無く、12月のお稽古はお濃茶の頂き方も習いました。
まさに、付け焼刃！大丈夫なのかしら？

カンちゃんの具合が悪くて、おさらいをしている暇も無く、とうとう明日が初！初釜の日。

気楽に飲む、いつものお薄なら気負いもなくなったのに。

最近、家族でお抹茶を飲むことも増えましたからね。


粗相をするのも心配だけど、留守にしている間にカンちゃんにもしもの事があったらと思うと益々不安。


今日のカンちゃんは、まるでお腹の中を空にしているようだった。
ガリガリで力も無いはずなのに、よろよろと歩き回りながら・・・。

人に聞いた話だと、犬は亡くなる前にお腹を空っぽにしようとするらしい。
もう、お別れは近いのかなぁ。


「亡くなる時は、傍にいるよ」って約束。

どうか、守れますように。

苺好き！

この時期、イチゴ味の商品が急に増えてきますね。

流行りものには乗らないカンちゃんのお姉さんですが、苺ソーダと苺パピコはお気に入り。

香料の苺じゃなくて、本物っぽい豪華な味が美味しいんですもの♪


特に、苺ソーダは去年からのお気に入りです。

1年振りに見つけた時は、とっても嬉しかった！

だけど、外観がチョット変わったような・・・？
味はもちろん、可愛らしい外観も気に入っていたから違和感があります。

気になって去年の苺ソーダを調べてみたら、やっぱり！

カンちゃんのお姉さん的には、去年のほうが可愛かった気がします。


せっかくの苺色なのに、飲み口部分の白がなんだかねぇ～。


そして、味もチョット変わったような・・・。
初めて飲んだ時の感動は、残念ながら今年はありませんでした。

それでも苺味は、リッチな気分になります♪

一昔前のアイドルみたいだけど、苺ってテンションが上がる食べ物なのです。

カンちゃんのお正月

病院の先生の口ぶりで年内かと心配していましたが、頑張って年越ししたカンちゃん。

相変わらず、日々弱っていく一方です。


それでも、元日はお友達が来てくれたりしたお陰か、目に力が出て驚くほど元気でした。
そして、翌日は、また元通り。
水を飲まされること以外、ほとんど寝ているだけのお正月でした。

分かっているけれど、お別れの時が今にも来るのではと、家族は毎日ビクビクしています。


痩せ細って背骨はゴツゴツ、後ろ足は関節だけが出っ張ってペチャンコ。


そんな姿は残したくないから、カメラは向けられません。

近所でも評判の可愛いコーギーだったから・・・。


食べ物は食べられず、口にするのは水ばかりなのだから、痩せていくのは当たり前。

数日前よりも一層、声を聞きたがり、体に触れて欲しがるカンちゃん。
何も言わないけれど、辛いのでしょう。

時々苦しそうに息をするのを目にすると、「生きていて欲しい」と思うのも申し訳なくなる・・・。

それでも、この世にいてくれるだけで安心する大切な存在です。

みんなの声で

進行の早い癌と宣告されたカンちゃんが一気に体調を崩した時、モモちゃんまで同じような症状になりました。

2匹は、本当に仲良しです。


恐ろしくなるほど吐いて、食べ物を一切受けつけなくなり、水を飲むと苦しんで、また吐く・・・。

病院へ連れて行くと「食べなくなれば、もうダメでしょう」と言われて、家族は悲しみに暮れました。

喉の渇きに苦しみ、外に出ると水道の前で蛇口を見つめ続けるモモちゃんに、注射器で水を飲ませ、飲んだ水が落ちやすいように抱きあげ、それでも苦しいと言えば、気晴らしにカートに乗せて外を歩く。
それでも、ほとんど戻してしまう・・・。

そんな日が3日ほど続き、ぽっちゃりしていたモモちゃんのお腹は両手で掴めそうなほど細くなりました。


それでも、散歩が好きだったモモちゃんの為、カートに乗せて毎日の散歩は欠かしません。

お友達も多く、犬からも人からも大切にしてもらったモモちゃん。
すると、あちこちから声が掛かります。

「まったく食べないので、もう時間の問題みたいなんです」と伝えると、皆さんは「頑張れ、モモちゃん！」と何度も何度も励ましてくれました。


すると・・・・・・・


今日の朝、(ジャーキー食わせろ！)と言うではありませんか！！！

半信半疑でジャーキーをあげると、狂ったように食べ始めました。

夜ゴハンもしっかり食べて、寝ています。


やっと悲しみを乗り越え、現実を受け入れたのに、取り越し苦労だったみたい・・・。
なんにしろ、良かった、良かった。


3日間も飲まない食べないでは今度こそダメだと家族も諦めていたのに、みんなの「頑張れ！」という声が、モモちゃんに届いたのかもしれません。

耳は遠くなり、音は聞こえにくくなっても、心からの声は相手の心にもしっかり届くものなんですね。

本気で心配してくれる温かい方々に恵まれたモモちゃんは、本当に本当に幸せ者。
有難いね。


何度も起こった症状だから、きっと、また苦しむだろうけれど、美味しそうにゴハンを食べ、穏やかに眠る姿を見ると、心の底から幸せになるカンちゃんのお姉さんです。

今年も、ありがとう！

本当に色々なことがあった2011年。

世界中で起こった予想もしなかった天災、多くの命が奪われ、今も続く見えない恐怖。

そして、カンちゃんが、ひとり言を言わなくなるなんて思いもしなかった・・・。


それでも、カンちゃんとモモちゃんのお見舞いに来てくださる方、カンちゃんの家族を心配してくださる方が周りに沢山いるのは本当に幸せなことだと思います。

おかげさまで、「自分たちは出来るだけのことをしている」って思えるから、後悔はありません。


不思議なもので、夜の2時過ぎから6時頃にウトウトするだけのカンちゃんのお姉さんですが、普段よりも動き回れるくらいです。
犬たちが何か言いはしないかと心配で、隣で眠るカンちゃんのお母さんの寝息でも目が覚めるほどなのに、日中は眠くはなりません。
出来るだけ2匹の傍にいて楽しかったことを話し、注射器で水分補給して、気分が悪くなるモモちゃんとお外で気晴らしして、カンちゃんのおトイレのお世話をしても全く疲れないんです。
だから、心配しないでね。


ただ一つ辛いのは、悲しさで情緒不安定なカンちゃんのお母さんの攻撃。
こんな時だから、大声出さずに仲良くしたいのにね。


今年一年、温かく「コーギー カンちゃんのひとり言」を見守ってくださり、ありがとうございました。
あと何日続けられるか分からないけれど、元気に更新していきます！


来年は、今年周りの方々から頂いた愛に、少しだけ利子をつけて誰かにお返しできるようにしたいです。

みなさんの2012年が、素敵な年になりますように。