南ちゃんの頼まれ事

段取りの悪いお母さんは、いつも無理な注文をして、お姉さんに怒られる。

私は喧嘩が嫌いだから、ビクビクしてしまいます。

今回もお母さんが「断ってきた」って言うから、すっかり安心していたお姉さんに「明後日までにお願い」なんて言って強引にお母さんが所属する「南ちゃんの会」の看板を作らせることになりました。

明後日には、お客様がいらっしゃることが二週間以上前から決まっていて、準備があることは分かっているでしょうに・・・。

結局、お姉さんは「南ちゃんの会」の他の方に迷惑が掛かるからと、丸一日掛りでデザインと見本用に色を少しつけました。
その間、お母さんは何も手伝わずテレビに夢中。
（だから、怒られるんだよ－！）

看板は無事、南ちゃんの活動日に色づけされ、時間の都合で出来なかった文字の部分は会長さんが一人で頑張って仕上げたそうです。
（お母さんも、それくらい頑張っているところを見せれば怒られないのにね）

最終仕上げのニス塗りでも、また揉める・・・。
「手伝って」と言うけど、日にちの変更を伝えないし、時間もハッキリしない。

そんなピリピリムードの中、お姉さんが作ったケ－キを勝手に食べるお母さん。
とうとう、お姉さんを怒らせてしまった・・・
怖いので、私は退散！


そんなこんなで、出来上がり